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カブのようなキャベツ、コールラビに挑戦! 用途は万能、煮込んだら“世界一?!”の西洋野菜とは

武井 敏信

ライター:

連載企画:育てるならレア野菜

カブのようなキャベツ、コールラビに挑戦! 用途は万能、煮込んだら“世界一?!”の西洋野菜とは

カブのようにも見える不思議な形のコールラビ。キャベツの仲間で日本には明治時代に導入されたものの、なかなか普及しない野菜の一つです。しかし食べてみるとクセがなく幅広い料理に使える万能野菜。今回はタケイファームの西洋野菜栽培のきっかけとなったコールラビのお話です。

西洋野菜をはじめ珍しい野菜を年間約140種類、20年間で350種類以上栽培し、それらを直接レストランへ販売しているタケイファーム代表、武井敏信(たけい・としのぶ)が、レア野菜の魅力や育て方のコツを余すところなく紹介します。

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コールラビとは?

コールラビは地中海北岸が原産とされているアブラナ科の野菜で、キャベツの仲間です。名前の由来はドイツ語で「コール」がキャベツ、「ラビ」がカブをさし、日本名は蕪甘藍(カブカンラン)。
味はキャベツのようなカブのような不思議な味で、ブロッコリーの茎に近い食感です。クセがなく、甘みがあり、生食、煮物、炒め物、スープ、漬物など幅広い料理に利用できます。私のおすすめは煮込み料理。煮込んでも煮崩れしにくく、ホクホクとした食感になります。煮込むと世界一おいしい野菜とも言われています。
意外にも品種がたくさんあり、大きく分けると緑色と紫色のタイプにわかれますが、実(茎が肥大したもの)の中身はどちらも白。基本的に調理する際は皮をむいてしまいますので、料理には色による影響はありません。

コールラビとの出会い

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