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少量多品目農家は「一人農業」を目指すべき? 土地を広げず人を雇わない農業のメリット

少量多品目農家は「一人農業」を目指すべき? 土地を広げず人を雇わない農業のメリット

農業を始めて一度の営業もせずに、現在は栽培した野菜の95%をレストランへ直接販売しているタケイファーム代表、武井敏信(たけい・としのぶ)です。このシリーズでは売り上げを伸ばすためのちょっとした工夫をお伝えします。

農業で売り上げをアップするには、出荷量を上げる方法が一般的。そのため、生産量を増やす→圃場(ほじょう)を広げる→人を増やすという図式が成立します。しかし、広い土地でたくさん作るだけが農業ではありません。少量多品目だからこそできる、人を雇わない農業の選択も考えてみませんか。

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一人農業に限界はあるか

私の営農スタイルは基本「一人農業」です。絶対にやりたくなかった仕事が農業で、この職業に憧れや期待するものなどは全くなく、人生をあきらめて農業を始めた私。これからは、ひっそりと生きていくものと思っていましたので、就農当初から一人でできる農業を考えていました。

農業を始めて9年ほど経った頃、知り合いから紹介され見習いを入れたことがありました。前職の自動車販売では店長をしていましたので、人を教育することは決して苦手ではなく嫌いでもありません。しかし、その人は目に持病があったため砂ぼこりで結膜炎になりやすく畑には向いていないと気づき、半年でタケイファームを辞めました。
他人と一緒に農業をやったこの半年間で、私は2つのことに気づきました。

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