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「苺サミット2021」 老舗フルーツパーラーの技を伝授、産地オリジナル品種紹介

「苺サミット2021」  老舗フルーツパーラーの技を伝授、産地オリジナル品種紹介

2月にオンラインで開催された「苺サミット2021」にマイナビ農業編集部員が参加してきました。旬の産地オリジナル4品種の紹介や、フルーツのプロ「タカノフルーツパーラー」のシェフによるカットフルーツ講座を実施。イベント前にはブランドイチゴの食べ比べセット、カット体験用イチゴ1パック、その他にもストロベリーチョコやイチゴに合うブラータチーズなどが送られ、イチゴを存分に味わいました。

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果物のファンづくりを目的に果物が大好きなメンバーが集まり、旬のおいしい果物を食べる機会をつくる企画や果物のある生活について発信していくコミュニティー「一般社団法人FRUIT LOVERS LIFE(フルーツラバーズライフ)」が、イチゴのオンラインイベント「苺サミット2021」を開催しました。

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事前に送られた食べ比べセットを手に、イチゴの産地で撮影された動画から生産現場の様子を知ることができた(撮影:霜田直人)

旬の4品種を食べ比べ

まずは4品種のイチゴについて産地それぞれから、熱い思いがプレゼンされました。

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事前に購入するイチゴ4品種食べ比べセット。上からふくはる香、いばらキッス、ベリーツ、ゆうべに

福島県産ふくはる香

ほのかに桃のような甘くてさわやかな香りがして、スッキリとした甘みが魅力で、洗練された風味が楽しめます。生で食べるだけではなく、ジャムで食べるのもおすすめです。福島県のイチゴの栽培面積は110ヘクタール。そのうち1割弱の面積のみでふくはる香は栽培され、希少な品種ともいえます。

茨城県産いばらキッス

糖度が高く酸味とのバランスも良く食味が濃厚。適度な硬さを持ち、ジューシーな食感も特長です。形はやや長めで、皮は濃い赤色で光沢があります。
8年の歳月をかけて2012年に品種登録されました。栽培管理が難しい品種で、毎年土壌診断している農家もいます。

大分県産ベリーツ

それだけでスイーツとなりうるほどの味の良さから、スイー「ツ」みたいなストロ「ベリー」=ベリーツと名付けられました。鮮やかな赤、甘みと酸味のバランス、そして立ち上がる芳香が魅力です。
イチゴは誕生日やクリスマスなどのイベントで食べる機会も多いため、ギフトにもぴったりなかわいいパッケージも作られています。

熊本県産ゆうべに

紅色が鮮やかな大玉のイチゴで、甘みと酸味の絶妙なバランスとフレッシュな果汁、そして芳醇(ほうじゅん)な香りが特徴。
世代をつないでながく愛されるイチゴになるようにという願いと、生産者同士の絆・地域の絆を強めて消費者に届けるという意味を込めて、キャラクター「ゆうべに三兄弟」も生み出されました。

「タカノフルーツパーラー」のシェフによるカッティング講座

フルーツ専門店「タカノフルーツパーラー」のチーフフルーツクチュリエ(「フルーツの仕立て人」と呼ばれる職人)の森山登美男(もりやま・とみお)さんによるカッティング実演も行われました。

カッティングに使用したのは、宮城県でとちおとめに魅せられた生産者、Hizenいちご農場のがつくる「究極のいちご Hizen」です。

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とても甘くておいしい

まずはヘタの取り方から。
ナイフの刃でヘタの全体を上にあげてから取ると、きれいな状態になるそうです。

そして5つのカット方法を伝授してもらいました。

①まん丸切り

②小判型切り

③花形切り

④ハート切り

⑤ビクトリー切り

筆者のお気に入りはハート切りです。買ってきたプリンなどのスイーツにのせるだけで一気にかわいくなるなと思いました。

「イチゴは丸ごと食べるのが基本ですが、カットすると見栄えも良くなりさらにおいしく感じられるので、ぜひ挑戦してみてください」(森山さん)

他にも、イチゴの寒天寄せやイチゴとブラータチーズのオードブルなど、家でも簡単に作れるイチゴのレシピが紹介されました。

ちなみに、筆者が切った花形切りのイチゴ(下)はなぜかこんな姿になってしまいました。不思議です。

オシャレに食べるには少し修行が必要そうです……。
でも、どの産地のイチゴもおいしくて幸せなオンラインイベントでした。

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