作物の健康も予防が大事。メーカーに聞く、殺菌剤『ダコニール1000』の効果的な使い方|マイナビ農業

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作物の健康も予防が大事。メーカーに聞く、殺菌剤『ダコニール1000』の効果的な使い方

作物の健康も予防が大事。メーカーに聞く、殺菌剤『ダコニール1000』の効果的な使い方

丹精込めて育てた農作物がある日突然、病気に罹ってしまったときほど意気消沈することはないでしょう。病気は作物の品質や収量を低下させ、経営面に悪影響を及ぼします。さらに、病気が繰り返し発生することで治療剤の使用が増えると、耐性菌やコスト面での懸念も。そんな悩ましい病気には、どのように対策するのが望ましいでしょうか。農薬メーカーの担当者に話を伺うと、「病気を出さない」ための近道が見えてきました。

憎き病気への対策は、殺菌剤による「予防」が一番の近道!

これからの時期に収穫を迎えるトマトやキュウリなどの春夏野菜では毎年、うどんこ病や疫病、べと病などの発生に悩む生産者が少なくありません。防除を効果的に行うには病気発生前からの対応が必要ですが、畑では病気は見つけにくく、発見したときにはすでに広がってしまっているケースが多く見られます。

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キュウリのべと病の発生初期の様子(左)と、病徴が進展してしまった病斑(右)

大切な作物を病気から守るためにはどのような方法が効果的か。保護殺菌剤『ダコニール1000』の薬効、薬害試験などを行う株式会社エス・ディー・エス バイオテックみのり農事試験場の松尾寛子さんと藤田昭彦さんに話を聞きました。

ズバリ、農作物に病気を発生させないためにはどのような方法があるのでしょうか?

筆者


松尾さん

農作物に発生する主な病気はカビを原因とするものが多く、湿度の上昇とともに発病します。病気を未然に防ぐ対策としてはハウス栽培の場合、湿気を外に逃すためのこまめな換気、耐病性品種に変えるなどの方法があります。

でも、こまめな換気や品種を変えることは農家さんの負担が大きくなりますよね?

筆者


松尾さん

ハウス内の湿度管理は難しいんです。耐病性品種は特定の病気に強くても、別の病気にはかかってしまう恐れがあります。そこでおすすめなのが、『ダコニール1000』を使った予防散布を中心とした病害管理です。

私たち人間もウイルス感染の予防にマスクをしたり、手洗いをしたりしますが、作物にも同じような予防策を取ることで、病害のリスクを軽減できるというわけですね。

筆者


松尾さん

病害が発生してから治療剤を使用しても病気をしっかり抑え込むのは難しいですし、果実や葉には病気の痕跡が残るため、商品価値が下がってしまいます。作物にも人間の身体と同じように予防することで、健全な営農へと導くことができます。

汎用性に優れた『ダコニール1000』の定期散布で病気予防。初発確認直後でも効果あり!

1987年の発売開始以来、2000万ℓ以上の販売実績を誇る『ダコニール1000』は、野菜、果樹、茶、花き、稲など70種類以上の作物に登録があり、約180種類の病気に効果を発揮します。

「万が一、病気に感染しても、登録のある病気であれば発生初期に『ダコニール1000』を直ちに散布することで、まん延を防ぐことができます。散布が遅れた場合も、まずは治療剤で病気をたたき、次いで『ダコニール1000』による防除を行うことで次の感染を防ぎ、その後の治療剤の使用回数や量も軽減することができます」。 このように使用のコツを教えてくれたのは、同試験場の藤田さんです。

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散布のコツを話す藤田さん

発病の有無や作物の生育と散布のタイミングなど、試験場ではさまざまな条件下で実証試験を行っています。散布タイミングを検討したある試験では、トマトの葉かび病初発直後に『ダコニール1000』を散布したところ、一定期間効果を確認できました。その後も10日間隔で計4回『ダコニール1000』を散布することにより、病気の発生を低く抑えることができました。この試験結果からも『ダコニール1000』を発病前または初発段階から定期的に散布することで、高い防除効果を得られることがわかります。

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トマト葉かび病の初発確認後、『ダコニール1000』を処理した場合と放置した場合の発病度の推移

「雨や風によって作物にカビ(糸状菌)の胞子が付着し、発芽、侵入することでさまざまな病気を招きます。露地野菜は降雨後の感染が問題になりますが、胞子発芽と胞子形成をダブルでブロックする『ダコニール1000』を、雨の前に散布することで降雨後の感染を防いで、高い効果を得ることができます」(松尾さん)

このほか、特定の薬剤を続けて使用することで起こる薬剤耐性菌の対策にも『ダコニール1000』は有効。有効成分のTPNは50年以上にわたって世界各地の農業現場で使用されていますが、耐性菌発生が問題となった事例がない点も特筆すべき点と言えます。

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キュウリのうどんこ病、べと病、褐斑病に対する治療剤の耐性菌が確認されている地域において、無防除では激しい発病が認められる(右)ような条件でも、『ダコニール1000』を発病初期から処理すると各病害を抑えました(左)。該当する治療剤を発病初期から散布しても病気は抑えられませんでした(中央)。

確かな防除効果を実現しつつ、防除コストも削減

病気発生後の治療剤散布と比べて、「ダコニール1000」の予防散布は病気をしっかり抑え防除コストを大幅にカットできることが確認されています。 同試験場では、トマト疫病の発生前に『ダコニール1000』を散布したほ場と、発生後に治療剤を散布したほ場を比較検証。

「この実験では、『ダコニール1000』を発病前から予防散布した区と、発病後から治療剤を散布した区でトマト疫病の発病果率を比較しました。『ダコニール1000』処理区では発病果率が低く推移し、より多くの収量を確保できることが実証されました。さらに散布コストの比較をしたところ、『ダコニール1000』を散布したほ場は、一般的な治療剤を使用した場合と比較して10aあたりのコストを1/3程度にまで抑えられることが実証されました。発病前の作物での薬剤使用に抵抗がある農家さんもいるとは思いますが、『ダコニール1000』を使用することで病気を恐れず、栽培に集中していただきたいですね」(松尾さん)。

ダコニールの上手な使い方

多量の胞子で一気にまん延するうどんこ病や潜伏期間の長いトマトの葉かび病、発病速度の速いキュウリのべと病など、農作物を脅かす病気の治療は、一筋縄ではいかないのが現状です。病斑が見つかってから治療剤に頼る方法では病気を抑えきれず、かえって散布回数やコストがかさむ場合も。『ダコニール1000』で早めの防除を心がけることで病気の発生やまん延を未然に防ぐことができ、さらには省力・低コストにもつながります。

発売開始から30年以上、今では日本各地の生産現場で使用されている『ダコニール1000』は、病気と闘う農家の必需品と言えます。は種・定植と同時に始まる病気との闘いに備え、『ダコニール1000』を常備しておくことをお勧めします。


【取材協力】
株式会社エス・ディー・エス バイオテック つくば研究所みのり農事試験場
茨城県小美玉市羽鳥2937-1
TEL:0299-46-0124 FAX:0299-46-3047

【問い合わせ】
ダコニール普及会
クミアイ化学工業株式会社・住友化学株式会社
(事務局)株式会社エス・ディー・エス バイオテック
東京都中央区東日本橋1丁目1番5号 ヒューリック東日本橋ビル
TEL:03-5825-5522 FAX:03-5825-5502
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