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JA・農家「これなら安心!」 繁茂する水田雑草を一掃した除草剤とは

JA・農家「これなら安心!」 繁茂する水田雑草を一掃した除草剤とは

水稲栽培でもっとも厄介なのが雑草対策。新潟県阿賀野市でコシヒカリを栽培する高橋功(たかはしいさお)さんも、しぶとい雑草の防除に頭を悩ませる農家の一人でした。雑草が生い茂り、周囲の誰もが「もうダメだ」と諦めかけていた田んぼを復活させたのが、コルテバの『ウィードコア™ 1キロ粒剤』です。

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日本一のコメ、カギは土づくりにあり

新潟米の貯蔵庫。収穫期は歩くスペースが無くなるほど米袋が並びます

有機栽培や減農薬・減化学肥料栽培を中心とした稲作に取り組むJAささかみ(新潟県阿賀野市)。単位あたりの収穫量は多くないものの、味の良さに定評があり、令和元年の食味コンクールで日本一を獲得する農家を輩出するなど、米どころ新潟の中でも一目置かれる産地です。

「土づくりには特に力を入れており、もみ殻や管内の畜産農家の牛の糞尿、おからなどを混合させたオリジナル堆肥を地域内で利用しています。こうした循環型農業の推進も、JAささかみならではの取り組みです」。そう話すのはJAささかみ 営農課の一ノ瀬博(いちのせひろし)さんです。

一ノ瀬博さん

日本国内で米の消費量低下が言われて久しい今日ですが、JAささかみ管内のお米は順調に出荷量を増やしており、更なる増産を望む声すら届いています。とはいえ、担い手の高齢化による離農者の増加は避けることができない問題。そこで同組合では『エコファームささかみ』を中心に後継者のいない農地を受託管理し、米や大豆、地域の特産品である枝豆『えんだま』などの栽培に取り組んでいます。

ジャングル級の雑草大発生

『エコファームささかみ』で役員を務める高橋功(たかはしいさお)さんは、受託作業の段取りを取り仕切る調整役の一人です。自身も数十年にわたって水稲栽培に取り組んでおり、地域農業を牽引する存在として活躍しています。

高橋功さん

そんな大ベテランの高橋さんですが、4年前には厳しい失敗を経験したそうです。事の発端は、高橋さんの田んぼで直播栽培を試みたことでした。水管理に注意を払う必要はありますが、経験豊富な高橋さんにとっては何ら問題のないことと思われていました。

ところが6月の中干し後、家族の体調不良などから高橋さんは除草対策のタイミングを逃してしまいます。気づくと田んぼにはクサネムやイボクサなどの雑草が生い茂り、ジャングル状態に。
「田んぼは雑草で覆い尽くされ、稲がどこにあるのか分からないほどでした。特にクサネムの根は太く頑丈なので、コンバインを入れることもできません。農家として情けないと思いながら、『見て見ぬ振り』をするしかありませんでした」(高橋さん)

今はまっさらな圃場ですが、当時は人の背丈ほどの雑草に覆われていたそうです

クサネムの厄介なところは、一度広がると種子が圃場に残ってしまうため、翌年以降も大繁殖することです。高橋さんの圃場も例外ではありません。翌年は稲作を諦めて枝豆を生産しようとしたのですが、クサネムに打ち勝つことができずに断念。その後、雑草管理のために移植水稲栽培に戻したものの、一発剤だけでは防除しきれずにまた雑草だらけになってしまいました。「このまま耕作放棄地になってしまうかもしれない」という思いが頭をよぎったと言います。

わずか数分間の散布でクサネムを一掃

そんな中出会ったのがコルテバ・アグリサイエンスの『ウィードコア™ 1キロ粒剤』でした。4葉期のノビエと大きな広葉雑草に効く水稲用中後期除草剤である同剤は、散布適期の幅が広いため、生育の進んだ雑草も取りこぼさないのが特長です。

『ウィードコア™ 1キロ粒剤』の適用表

「とにかく使ってみようと思ったのですが、自分で散布機を担いで田んぼに入るのは大変です。圃場は1ha以上あるため、畦から散布しても全体には届きません」と高橋さん。JAに相談し、ラジコンヘリコプターで農薬散布などを行なっている地域の若手グループに散布を依頼することになりました。

中干しを終えて田んぼに水を入れた後の7月2日。ラジコンヘリによる『ウィードコア™ 1キロ粒剤』の散布が実施されました。散布に要した時間はほんの数分。ラジコンヘリが圃場を3往復するだけで終了したそうです。

「正直、そんなに簡単に効果が出る小は思っていませんでした。でもやはり気になるので、散布翌日から毎朝田んぼを見に行ったのです。すると3日目にはクサネムの葉が黄色くなっていたので、本当に驚きました」(高橋さん)

散布3日後にはクサネムが萎れ始めました

収穫ゼロの田んぼが蘇った! 収量増加も実現

しおれていったクサネムは再繁茂することなく完全に枯れ、高橋さんの圃場は無事に収穫期を迎えることができました。それどころか、この地域は10aあたり9俵収穫できらたらまずまずとされる中、その年はなんと11俵も収穫できたというから驚きです。

「これだけ効くと稲への影響も心配でしたが、特段問題は見られませんでした。万が一クサネムが再発生してもウィードコアをもう1回散布すれば済むと思うと、グッと気持ちが楽で良いですね。もちろん、そんな必要はありませんでしたが」(高橋さん)

周囲の誰もが「もうダメだ」と諦めかけていた田んぼに、稲が生き生きと育っていく様が、地域で大きな話題となったことは言うまでもありません。高橋さんとJAささかみには、地域の農家から賞賛の声とともに「何を使ったんだ?」という問い合わせが殺到したそうです。

問い合わせが殺到したため圃場に看板を設置

「高橋さんの圃場の状態は耳にしており、我々JAとしても何とかできないものかと気がかりだったので、ウィードコアの効果には本当に驚きました。『困ったときにこれを使いなさい』と言える剤がようやく見つかったな、という気持ちです」と、一ノ瀬さんは笑顔を見せます。

「ささかみの米は食味も品質も全国トップレベル。若い人が農業に希望を持てるよう、チャレンジを続けたいと思っています」と意気込む高橋さん。高橋さんをはじめ、水稲農家が一番喜びを感じる収穫期を安心して迎えられるよう、『ウィードコア™ 1キロ粒剤』はこれからも雑草と戦います。

【取材協力】
新潟県阿賀野市 高橋 功さん
JAささかみ 一ノ瀬 博さん

【お問い合わせ】
コルテバ・アグリサイエンス日本株式会社
〒100-6110 東京都千代田区永田町2-11-1 山王パークタワー
『ウィードコア™ 1キロ粒剤』の商品詳細はこちら

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