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酪農漫画「うしだらけの日々」 第29話 和牛と乳牛の違い

連載企画:うしだらけの日々【漫画】

酪農漫画「うしだらけの日々」 第29話 和牛と乳牛の違い

牛が大好きな新人酪農スタッフ“ウシカワ”。酪農の仕事とは全く縁のない生活をしていたウシカワは、ひょんなことから牛の魅力にとりつかれ、牛に関わる仕事を志すことに。

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乳牛の改良のすごさを実感⁉

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和牛を育てる農家には「繁殖農家」と「肥育農家」がある。
「繁殖農家」は雌牛を飼養して子牛を生ませ、約10ヶ月齢まで育てて家畜市場に出荷するんだ。
「肥育農家」は家畜市場で子牛を購入し約20ヶ月ほど肥育してお肉として出荷する。
繁殖と肥育を一貫して行う農家もいるが、ウチのように和牛の繁殖もする酪農家は最近では全然珍しくないな。
職場にいる和牛は「受精卵移植(ET)」で生まれたんですよね。乳牛に和牛の受精卵を移植するのを初めて聞いたときは驚きました。
受精卵移植は優良な家畜を増やす家畜改良の有効な手段とは聞いてましたが、市場価格の高い優れた和牛の増産と乳牛の生乳生産を同時に行うのは経営上非常に合理的ではありますね。

和牛子牛は乳牛のオスや交雑種と比べると市場の価格が断然高いから経営には経営にはありがたいんだ。もちろん育てる期間やかかる管理の手間も違うから利益につなげるのは簡単じゃないかな。
一方で、牧場で搾乳をする乳牛の後継牛が不足してしまわないよう乳牛の雌の子牛も確保したい。牧場の牛たちにどんな子牛を生ませるかはよく考えておかないとな。

 

牛川いぬお

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牛が大好きな新人酪農スタッフ“ウシカワ”の、牛に囲まれて働く日常。牛のお世話に悪戦苦闘しながら一人前に成長していくウシカワと、魅力的な牧場の牛たち。‟牛に関わる仕事”とは? ウシカワと共に働く人々を描きます。

※※※次回予告(毎月第3水曜日更新予定)※※※
お楽しみに!

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