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少量多品目農家の“ずらし”術 出荷期間を延ばすだけじゃない効果とは

少量多品目農家の“ずらし”術 出荷期間を延ばすだけじゃない効果とは

農業を始めて一度の営業もせずに、現在は栽培した野菜の95%をレストランへ直接販売しているタケイファーム代表、武井敏信(たけい・としのぶ)です。このシリーズでは売り上げを伸ばすためのちょっとした工夫をお伝えします。

市場出荷をする農家は、同じ品目でも品種を変えるなどして種まき時期をずらすことで、長い期間出荷できるようにしています。しかし、タケイファームの“ずらし”はちょっと違います。同じ品種でも少しずらしてまくことで意外な効果が生まれることをご存じでしょうか。

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いつもはしない“ずらし”

私が就農してすぐの20年ほど前、当時はまだ親の代でしたが、ネギやダイコンを長期間市場出荷するために、種まき時期をずらして栽培する、いわゆる「ずらし」を行っていました。しかし、今の私の少量多品目というスタイルになってからは、畑に常に出荷できるものを栽培しているので、ずらしの必要はありません。また、栽培期間が短く収穫期間が長い(間引き菜からトウ立ちした後の花芽まで販売するなど)コスパの良い野菜を中心に育てているので、そういった工夫も必要なくなりました。

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農業を始めて一度の営業もせずに、現在は栽培した野菜の95%をレストランへ直接販売しているタケイファーム代表、武井敏信(たけい・としのぶ)です。このシリーズでは売り上げを伸ばすためのちょっとした工夫をお伝えします。 栽培…

一方、そうした経営方針のタケイファームで、あえて“ずらし”をしてまで収穫期間を延ばしたい野菜があるのも事実です。

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