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少量多品目農家の新たな稼ぎ方?! ワイン用ブドウの苗木作りは農家の副業になるか

少量多品目農家の新たな稼ぎ方?! ワイン用ブドウの苗木作りは農家の副業になるか

農業を始めて一度の営業もせずに、現在は栽培した野菜の95%をレストランへ直接販売しているタケイファーム代表、武井敏信(たけい・としのぶ)です。このシリーズでは売り上げを伸ばすためのちょっとした工夫をお伝えします。

少量多品目農家の作物といえば野菜が定番。しかし、季節の野菜を作ったとしても他の農家との差別化はなかなか難しいものです。そこで新たに注目したのがワイン用ブドウ、しかも苗! 苗木作りは技術が必要と聞きますが実際はどうなのでしょうか。今まであらゆる野菜を栽培してきた武井がワイン用ブドウの苗に着目する理由とは?

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少量多品目農家は「副業」を模索すべし

農業を始めて21年目に突入し、今まで農業関係者だけでなく、多くの異業種の人たちとも交流してきたせいか、さまざまな方面から面白い話を聞くようになりました。時には野菜だけ作っていたら決して気づくことのない話も舞いこんできます。
経営方針にもよりますが、少量多品目農家にとっては副業が大事です。私の場合、販売チャンネルがレストラン1本ですが、執筆や講演活動、農業コンサルタントを仕事とすることで、コロナ禍での売り上げ減少を乗り切ることができました。そうしたリスクヘッジ(危機回避)のためにも、複数の販売チャンネルの確保、加工品販売などの6次産業化など、新しい方面に目を向けることは大切です。

私が借りている畑「第2ファーム」は千葉県柏市にあります。その地主さんから、ある日「柏産のワインを作りたい」という飲食業の社長を紹介されました。酒類製造免許は取得しているが、農業は全くわからないのでワイン用のブドウを栽培してくれる人を探しているとのこと。
「柏産のワインを作りたい」。この一言を聞いて私は「面白そうだな」と思い、いろいろ調べてみることにしました。最近のワインブームを思えば、もしかするとこれも新たな副業になるかもしれません。

借りている畑、第2ファーム

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