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野菜を最高の状態で届ける! 品質を落とさない少量多品目農家の発送術

野菜を最高の状態で届ける! 品質を落とさない少量多品目農家の発送術

農業を始めて一度の営業もせずに、現在は栽培した野菜の95%をレストランへ直接販売しているタケイファーム代表、武井敏信(たけい・としのぶ)です。このシリーズでは売り上げを伸ばすためのちょっとした工夫をお伝えします。

丹精込めて育てた野菜。最高の状態で収穫しても、客先に届いた時に状態が悪くなっていては継続的な取引につながりません。お客さんに満足してもらいリピーターにするための、誰でもひと手間かければ差別化につなげられる方法を紹介します。

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初心者が失敗しがちな野菜の発送

私は2021年の4月から兵庫県姫路市で、現地に本社のある企業の農業参入のコンサルティングをしています。農業部門の担当者になったのは2人、共に農業未経験者です。その企業の方針にのっとり無農薬栽培を選択、野菜の販路は飲食店をターゲットとして、2021年の秋の終わりまで、野菜の栽培を中心に指導してきました。それまでは、野菜を作ることだけに力を注いできた彼らですが、それだけでは農業として成り立ちません。野菜の販売を継続することが、いかに重要で難しいかを知ってもらいたいと思い、発送の練習をすることにしました。
基本ルールは、隔週、曜日を決めて、発送する野菜は彼ら自身が決めます。タケイファームでは基本的に野菜は洗いませんが、ゼロからのスタートですので最初は洗うように指示してあります。

農業未経験者ですので、今まで野菜に向き合ったのは、スーパーで購入するくらいのもの。初めて作った野菜の味や形が正解なのかも知りません。自分で食べるのと違い、人に食べてもらう野菜をどのように仕上げるのか、まずは何も教えずに送ってもらいました。

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