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【福島県大玉村・地域おこし協力隊募集】ミッションは食・文化・民話の継承。“大いなる田舎”の宝を守り、伝えよう!

【福島県大玉村・地域おこし協力隊募集】ミッションは食・文化・民話の継承。“大いなる田舎”の宝を守り、伝えよう!

日本百名山の一つ、「安達太良山」の裾野に位置する福島県大玉村。美しい田園が広がるその村は「日本で最も美しい村」連合にも名を連ねています。“大いなる田舎・大玉村”の自然や食、歴史、民話はかけがえのない財産。その継承を「地域おこし協力隊」に託す村の思いと、先輩協力隊が実感する村の魅力をお伝えします。

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福島県大玉村ってこんなところ

村のキャッチコピー「大いなる田舎」にふさわしい風景が広がる大玉村

福島県のほぼ中央に位置する「大玉村」。勇壮な安達太良山(あだたらやま)をシンボルとする村では水稲、野菜、果樹、畜産などが盛んに行われています。村のキャッチコピーである“大いなる田舎”が表すように、のどかな日本の原風景には先人たちが残した文化や民話などが息づき、ゆったりとした時間が訪れた人をあたたかく出迎えます。

大いなる田舎でありながら、村内には国道4号線と東北自動車道が貫通しており、福島県の商工業の中心である郡山市からは車で約30分と利便性が良いのも大玉村の魅力です。近年ではベッドタウンとしての需要が高く、2020年の国勢調査では人口増加率は県内1位であり、また、年少人口(0~14歳)の比率でも県内1位を誇ります。

住みやすさと豊な自然を兼ね備えた同村では現在、2名の地域おこし協力隊が活躍中。彼らの活動から大玉村のさらなる魅力をひも解いていましょう。

自給自足の暮らしを求め、たどり着いた大玉村

任期満了後も自身で修繕した空き家を拠点に大玉村に定住を決めた渡辺崇徳さん

三重県出身の渡辺崇徳(わたなべ・たかのり)さんが大玉村にやってきたのは2019年のこと。きっかけは藍を栽培しながら自給自足の暮らしを実現したいという思いでした。

「友人が東日本大震災後の大玉村で藍を育ててみようと立ち上げたプロジェクトに参加したことが村を知ったきっかけです。藍の栽培を通じて村に出入りするうちに地域おこし協力隊に声をかけていただき、現在は大玉村ならではのライフスタイルの創出活動に取り組んでいます」。

建築設計が専門の渡辺さんが着目したのは村内の空き家対策です。空き家を一軒一軒調査し、建物の状況などをデータ化。自身も空き家を借り受け、修繕しながら活動の拠点となる住まいづくりを行なっています。

「空き家に加え、休耕田も増えている大玉村は、就農や都会と地方の2拠点居住、リモートワークなどを実現できる可能性があります。多様化するライフスタイルに合わせた暮らしを提案し、自分自身がロールモデルとなっていきたいと考えています」。

現在、渡辺さんは自給自足を目的に米と野菜を栽培。収入源としては栽培した藍で染め物の製造・販売、さらにリモートワークを活用した設計の仕事も行なっています。

「周りを見渡せばどこまでも田園風景が続く大玉村は確かに田舎ですが、郡山市まで車で30分と利便性が良く、生活に不便さを感じることはありません。都心に近い田舎、このバランスが取れているのが最大の魅力だと思います」。

大玉村産の農産物を取り揃える「あだたらの里直売所」をはじめ、森との共生をテーマにしたキャンプ施設「フォレストパークあだたら」や「大玉温泉金泉閣」、「遠藤ヶ滝」などの魅力あるスポットが満載

2022年3月に地域おこし協力隊としての任期満了を迎える渡辺さんは大玉村への定住を決めています。将来的には空き家を活用した民泊運営なども視野に入れながらテレワークやリモートワークと働き方が多様化する時代だからこそ実現できる生き方を大玉村から発信していく予定です。

伝承の“見える化”を実践。「森の民話茶屋」を村のランドマークに

東京都出身の小川晴喜さんにとって自然豊な大玉村は宝の宝庫

2021年8月から地域おこし協力隊として活動する小川晴喜(おがわ・はるき)さんは都内の大学で建築を学んだのちに入隊。現在は情報発信をメインとした活動を行なっています。

「東京で生まれ育ったわたしには故郷と言える場所がなく、地方にあこがれを抱いていました。学生時代に日本一周をしたり、地域のイベントに参加したりすることで、もっと日本を見たい、知りたいと思ったことが協力隊に応募したきっかけです」。

地域の人にとっては当たり前にある光景も、小川さんの目を通せば村の豊かな財産になります。例えば「水マップ」や「田んぼマップ」は小川さんが村内をフィールドワークをしながら作成したオリジナルの地図。これらは「おおたま○○マップ」としてS N Sや村のホームページで定期的に発信されています。

小川さんが作成したオリジナルマップ

こうした若い世代の感性で、村の文化や伝統を守っていきたいと期待を寄せているのが「森の民話茶屋」運営委員長の後藤みづほさんです。

「森の民話茶屋」を運営する後藤みづほさん

「大玉村には先祖が守り、伝えてきた食文化や民話などが今も息づいています。『森の民話茶屋』は地産地消の料理を提供しながら民話が聞ける場所です。スタッフは地元のお母さんたちが中心ですが次世代に継承するためには若い方のアイデアや技術が必要。小川さんが協力してくれるおかげで、いろいろなことにチャレンジができそうです」。

地域に伝わる伝統食をリーズナブルな価格で提供する「森の民話茶屋」。木の温もりあふれる茶屋は地域住民の憩いの場でもある

昔ながらの優しいお母さんの味である郷土料理はこれまで家庭の味として伝えられてきました。それらを内外にアピールしたり、後世に伝えるため、小川さんはレシピ集の作成に着手。後藤さんや生産者の思いに寄り添いながら農産物の収穫から料理ができるまでの工程を物語のようにつづる予定とのこと。さらに、これまで口承で伝えられてきた大玉村に伝わる約150話の民話を動画で撮影する取り組みを進めており、「見える化」する伝承活動も行なっています。

「大玉村の食や民話の文化は地域の方々にとっても大切な宝物です。データ化や情報発信をすることで村の魅力を伝えていきたいと考えています」(小川さん)。

     

コロナ禍による影響で休業が続く「森の民話茶屋」ですが、2022年5月頃にイベントの開催を計画中とのこと。安達太良山麓の自然の中に佇む民話茶屋は、地域住民はもちろん、訪れる人にとっても癒しのランドマークです。地域おこし協力隊の活躍によって、その存在は多くの人にとってのよりどころになることでしょう。

地域おこし協力隊の本音に迫る!田舎暮らしってどうですか?

     

新しい土地での暮らしはさまざまな不安がつきものです。渡辺さんと小川さんに大玉村での暮らしについて“本音”をお聞きしました。

  ―大玉村での暮らしで困ったことはありますか?

渡辺さん

空き家を修繕しながら住居にしたので、冬の寒さは正直こたえました。

小川さん

強いて言えば、同世代の友達が少ないことでしょうか。

  ―生活面で不便なことはありますか?

渡辺さん

生活に必要なものは村内でそろうし、車で30分の距離に郡山市や二本松市があるので不便なことはありません。

小川さん

産直があり、とにかく野菜や米が安いんです。ご近所からいただくこともあるので食費はかなり抑えることができます。

森の民話茶屋の運営と伝承を担う、地域おこし協力隊募集中!

米どころならではの特産品の数々

大玉村では村の観光名所の一つである「森の民話茶屋」の継承・運営をメインにイベントや観光施設などを通して、新たな視点から村の魅力を引き出した地域づくりを図るため、地域おこし協力隊の隊員を募集しています。
行政や地域住民とともに村の宝を守り、発掘する活動は、自分らしい生き方、働き方にもつながることでしょう。

「地域の方々と協力しながら活動いただき、アイデアを遠慮なく出していただきたいと考えています。「森の民話茶屋」の継承・運営等を通じ、一緒に大玉村を盛り上げていただく方をお待ちしています」
と、大玉村産業建設部産業課の玉川浩司(たまがわ・こうじ)さん。

「あれが阿多多羅山、あの光るのが阿武隈川…」と高村光太郎が詩に詠った主峰安達太良連峰に抱かれた大玉村には、先人たちが守り続けてきた文化や自然などの「宝」が今も眠っています。地域おこし協力隊ならではの視点で、その宝をさらに輝かせてみませんか?

大玉村地域おこし協力隊募集内容

《主な活動内容》
1)民話の生ライブを聞きながら大玉村農産物を使用した郷土料理を堪能できる「森の民話茶屋」の継承と運営
2)新たな集客イベントや観光施設の魅力を伝えるための企画立案・実施
3)地域おこし協力隊員同士の連携・協働
4)その他地域活性化に資するために必要な活動

《応募期間》
令和3年11月1日(月)から令和4年3月31日(木)まで
(郵送の場合、締切日の消印有効)

《募集人数》1名

募集内容詳細・お問い合わせはこちらをご覧ください。

村の魅力・活動内容も配信中。ぜひチェックしてみてください!
大玉村地域おこし協力隊HP
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【お問い合わせ】
大玉村役場 産業建設部産業課
〒969-1392
福島県安達郡大玉村玉井字星内70番地
TEL:0243-24-8096(直通)
FAX:0243-48-4448
メールアドレス:sangyoka@vill.otama.fukushima.jp

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