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酪農漫画「うしだらけの日々」 第32話 牛の発情  第33話 牛の種付け

連載企画:うしだらけの日々【漫画】

酪農漫画「うしだらけの日々」 第32話 牛の発情  第33話 牛の種付け

牛が大好きな新人酪農スタッフ“ウシカワ”。酪農の仕事とは全く縁のない生活をしていたウシカワは、ひょんなことから牛の魅力にとりつかれ、牛に関わる仕事を志すことに。

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牛の繁殖はまず発情に気付くところから!

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牛の繁殖はまず発情に気付くところから。
研修の時から牛の発情チェックは何度も教わりました。
乳牛は出産しないと生乳は搾れませんし、その生乳も出産後からピーク時を過ぎると徐々に乳量が少なくなっていきます。
乳牛が無事に出産し生乳が搾れるよう、また、生乳が出なくなる時期に次の出産を迎えられるよう適切な繁殖管理が必要になるので、牛の発情有無の観察は毎日行います。
なにより妊娠しなかった牛は淘汰の対象になるのでそれはできるだけ避けたいですね。
牛の発情をチェックする時は繁殖記録が役に立ちます。
牛ごとに分娩(ぶんべん)や発情、授精をノートやカレンダーに記録していると次の発情がくるタイミングを把握しやすいので自分は頻繁に記録をみています。
他にも牛につける万歩計やテールペイント※などの発情発見に便利な道具を使用している牧場もあります。
ここの職場でも使わないかなあ。

繁殖管理で頭を悩ませるのは発情の兆候が見られない牛や何度授精しても受胎しない牛だね。飼料の栄養や牛の健康面に問題がある場合もあるから獣医にみてもらうようにしているよ。それと授精を行う人間の技術(人口授精)。
こればかりは鍛錬が必要だけど、どうしても受胎しなくて家畜人工授精師に相談することもある。繁殖がうまくいかないときは何が原因か見極めないといけないね。

※テールペイント・・・牛の腰や尾の付け根に塗る専用の塗料。他の牛に乗駕されると色がはがれるため発情を発見できる。

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