牛の繁殖はまず発情に気付くところから!
研修の時から牛の発情チェックは何度も教わりました。
乳牛は出産しないと生乳は搾れませんし、その生乳も出産後からピーク時を過ぎると徐々に乳量が少なくなっていきます。
乳牛が無事に出産し生乳が搾れるよう、また、生乳が出なくなる時期に次の出産を迎えられるよう適切な繁殖管理が必要になるので、牛の発情有無の観察は毎日行います。
なにより妊娠しなかった牛は淘汰の対象になるのでそれはできるだけ避けたいですね。
牛ごとに分娩(ぶんべん)や発情、授精をノートやカレンダーに記録していると次の発情がくるタイミングを把握しやすいので自分は頻繁に記録をみています。
他にも牛につける万歩計やテールペイント※などの発情発見に便利な道具を使用している牧場もあります。
ここの職場でも使わないかなあ。
こればかりは鍛錬が必要だけど、どうしても受胎しなくて家畜人工授精師に相談することもある。繁殖がうまくいかないときは何が原因か見極めないといけないね。
※テールペイント・・・牛の腰や尾の付け根に塗る専用の塗料。他の牛に乗駕されると色がはがれるため発情を発見できる。