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【ひょうごde就農第7弾】“オーガニックの里”兵庫県の市川町・笠形地域で有機農業を始めませんか?

【ひょうごde就農第7弾】“オーガニックの里”兵庫県の市川町・笠形地域で有機農業を始めませんか?

兵庫県の中央部に位置する“ハート型”の町、神崎郡市川町。そんな市川町に“オーガニックの里”と呼ばれる場所があることをご存じでしょうか? 町の北西部にある「笠形地域(上牛尾地区)」では、地域ぐるみで有機農業を盛り上げようと取り組んでおり、県内外から「有機農業を始めたい」という思いを胸に、新規就農を目指す若い世代が増えています。今回は、そんな「市川町・笠形地域」への『就農・定着応援プラン』をご紹介します。

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研修生を受け入れ、有機農業での就農を支援する「牛尾農場」

神戸市内や大阪市内から車でおよそ1時間半。豊かな自然に囲まれた神崎郡市川町の笠形地域には、四季を通じてトレッキングを楽しむ人で賑わう笠形山や温泉施設など、都市部からそんなに離れずに“のんびりとした田舎の空気”を味わえることもあり、休日ともなれば遠方から多くの人が訪れます。

ひょうご農林機構

そんな笠形地域の農業の特徴は、地域ぐるみで取り組んでいる有機農業。その始まりは、約40年前に「牛尾農場」を設立した牛尾武博さんが目指した“生態系に配慮した野菜作り”です。この思いに共鳴して集まった人たちが“オーガニックの里”の農家として活躍しています。

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有機農業の礎を築いた「牛尾農場」では、農業を始めたい人を研修生として受け入れ、就農希望者のサポートを行っています。「牛尾農場」は3.6haの農地で、年間約70品目もの露地野菜を栽培し、平飼いの養鶏も行っています。

現在は、農場の設立者である武博さんは経営を離れ、息子の真道さんが跡を継ぎ、農場の経営から研修生の指導までを引き受けています。1年を通して常に20種類ほどの農作物を出荷している「牛尾農場」。冬場は収穫できる野菜が限られる印象なのですが、笠形地域ではそんなことはないそうです。

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「冬の野菜は寒さで甘みや旨みが増しますが、寒すぎるとうまく育ってくれません。この辺りは雪がほとんど降りませんし、寒すぎず、かといって暖かすぎない…という露地野菜が育つギリギリの気候という点では、有機農業に向いている環境なのかもしれません」と真道さん。

収穫した農作物は全て直接販売し、飲食店や個人宅など、近畿圏を中心に関東や東北まで発送しています。バラエティ豊かな野菜の中には、父・武博さんが40年以上も前に知人から譲り受けた種を大切につないできた伝承野菜もあり、“日本三大ねぎ”の一つとして知られる「岩津ねぎ」の流れをくむ「まちこネギ」や、一般的なナスよりも一回り以上大きな「市川太なす」など、笠形の気候や風土によって独自の味わいに進化した野菜も作られています。

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また、妻の祐美子さんはお隣の福崎町で、真道さんが作った野菜や卵を使った古民家カフェ「ことほぎ」を運営。旬の野菜をたっぷりいただけるランチが人気で、「牛尾農場」の新たなファン獲得にもつながっています。

「私は近隣の姫路市から嫁いできたのですが、地域の方たちがとても温かく迎えてくれました。子どもたちの学校は1クラス10人程度なので、一人ひとりに目が行き届く安心感がありますね」と、笑顔で話す祐美子さん。笠形地域は子育て世代にとっても良い環境だと教えてくれました。

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「世の中にはさまざまな仕事がありますが、その中でも農業は最高の仕事だと思っています。だからこそ、挑戦したいと考えている方にはできる限り応援したいと思います。失敗したらやり直せばよいのだから、気負わずに研修に来てください」と、有機農業での就農を支援する親方農家の真道さんから温かいメッセージをもらいました。

定住の地を探して全国を巡り、たどり着いた笠形で就農

神奈川県出身の移住・就農者である関根翔さんが営むのは「ねっこふぁ~む」。80aの農地ではニンジンやハクサイ、伝承野菜のまちこネギなど、年間約50品目の農作物が豊かに実ります。

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6年ほど前、結婚と出産を機に農業で生計を立てられる場所を探し、車一台で全国を巡ってたどり着いたのが市川町の笠形地域。牛尾武博さんが校長を務める「笠形オーガニックファーマーズスクール」の農作業体験に参加したのをキッカケに「牛尾農場」で農業研修を受けることになりました。1年半かけて有機農業の実践的な研修を受けながら農地や住まいを探し、2019年に独立しました。

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「移住する前は北海道でジャガイモやテンサイの収穫、沖縄ではサトウキビ刈りなど、さまざまな農作業を経験していましたが、ゼロから自分で栽培に取り組むのは初めてでした。真道さんから土作りの基本や種まきの時期、農作物の手入れから収穫まで、丁寧に教えてもらいました」と振り返る関根さん。研修期間中は、国の「農業次世代人材投資資金」の準備型を申請し、補助金を受け取りながら独立に向けた準備を進めたといいます。

新規就農者の課題にも上がる農地の確保はどうしたのでしょうか。

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「高齢で離農を考えている方がおられ、農地や農機具を引き継ぐことができました。始める前は農機具が無いと耕すこともできないんじゃないかとか、いろいろと考えてしまうものですが、真面目に農業に向き合っていたら、周りの方が助けてくれますよ。だから“やりたい”という気持ちがあるなら、まずはチャレンジしてほしいですね」と笑顔で話す関根さん。

続けて、「家の近くで仕事ができ、家族との時間もたくさんとれて、会社員のように組織に縛られない。自由でいたい人にとって、農業はピッタリの仕事だと思っています」と、農業の魅力も語ってくれました。

地域ぐるみで新規就農者をサポート

有機農業を志し、就農や移住を希望する若い世代が増えている笠形地域ですが、地元の方はそれをどう感じているのでしょうか。区長を務める牛尾清人さんにお話を聞きました。

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「農業に関心のある方が都会から来てくれるのは、地域の活性化にもつながっているのでありがたいですね。ここはオープンで温かな人が多く、移住者を迎え入れる体制はできていると思いますよ。気軽に有機農業の農作業体験ができる『笠形オーガニックファーマーズ』では、私たち地域住民がサポーターとなって、参加者の皆さんをお迎えしています」と穏やかに話します。

笠形オーガニックファーマーズの詳細(および移住支援等の情報)はこちら

 
ひょうご農林機構

「笠形地域では『就農・定着応援プラン』を実施しています。『牛尾農場』での農業研修をはじめ、住まいや農地などを斡旋するなど、さまざまなサポートで新規就農希望者を応援していますので、気軽にお問い合わせください」と、窓口となる市川町・地域振興課の菅野正寛さんが締めくくってくれました。

「就農・定着応援プラン」の詳細はこちら

 
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有機農業を始めたいという方にとって、農業研修から移住まで、就農までのステップが整っているのは魅力的。まずは「笠形オーガニックファーマーズ」の農作業体験に参加して、地域の人と触れ合いながら、将来のことを考えてみてはいかがでしょうか。

◆お問い合わせ

市川町 地域振興課
〒679-2392 兵庫県神崎郡市川町西川辺165-3
TEL:0790-26-1015

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