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ペティナイフの用途を解説!おすすめペティナイフ14選も紹介

ペティナイフの用途を解説!おすすめペティナイフ14選も紹介

代表的な調理器具である「包丁」は、多くの家庭にあるでしょう。一口に包丁といっても、用途や大きさによってさまざまな種類があります。小さな食材を切ること、小回りを利かせた切り方が得意な包丁として、ペティナイフがあります

この記事では、ペティナイフの特徴や用途の紹介と併せて、おすすめのペティナイフ14選も紹介します。ペティナイフ選びの参考にしてください。

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ペティナイフとはどんなナイフ?用途と併せて解説

色々な野菜
そもそもペティナイフとは、どのような特徴を持つ包丁を指すのでしょうか。ここでは、ペティナイフと呼ばれる包丁の特徴や、適切な用途を解説します。間違われやすいフルーツナイフとの違いについても、確認していきましょう。

ペティナイフとはどんなナイフ?

ペティナイフは、刃渡りが150㎜以下で、一般的な包丁よりも刃が薄い包丁です。刃の薄さを生かせる、繊細な作業を得意としています。

ペティナイフの中には、刃渡り80mmほどの包丁もあり、手が小さい人でも扱いやすい包丁といえるでしょう。

ペティナイフには「片刃」と「両刃」がある

「片刃」と「両刃」の違いは、刃の鋭さと耐久性です。片刃は刃が鋭く、果物の皮むきなどの繊細な作業に向いています。一方、両刃は鋭利さでは片刃に劣りますが、優れた耐久性があります

ペティナイフとフルーツナイフの違いは?

ペティナイフとフルーツナイフは、似たようなサイズの包丁です。しかし、刃の鋭さが大きく異なります。

小さな肉や魚を切れる程度の刃の鋭さを持ったペティナイフに対し、フルーツナイフは果物や菓子類が切れる程度の鋭さであることがほとんどです。

さらに、ペティナイフの方がフルーツナイフよりも刃が薄いことが多く、繊細な作業に向いています。フルーツナイフに比べ、ペティナイフはより幅広い用途で使用できます

ペティナイフの用途とは?

ペティナイフの主な用途は、野菜や果物の皮むきです。また、刃渡りの短さを生かした面取りや飾り切りなどの繊細な作業にも適しています。刃が鋭いため、硬い骨のない肉や魚であれば、ペティナイフで切ることが可能です。

大きい食材との相性はいまいち

ペティナイフは、Lサイズの野菜や大きい魚などを切ることには向いていません。一番の理由は刃渡りの短さですが、刃が薄いため、耐久性が低い点も不向きな理由に挙げられます。大きな魚の硬い骨に歯が立たず、料理のタイムロスになる可能性があります。

ペティナイフの選び方と選ぶ際のポイントを紹介

ナイフと木製の置き場
続いて、ペティナイフ選びのポイントを確認しましょう。主な項目は、刃の素材・柄の素材・刃渡り・価格です。見た目だけではない、素材の違いによる特徴を詳しく解説していきます。

「刃」の材質で選ぶ

ステンレスや鋼、セラミックは、調理器具の素材にあまり詳しくない人でも名前を聞いたことはあるかもしれません。ほかには、ダマスカス銅や複合素材といった素材がペティナイフの「刃」に用いられています。

それぞれ特徴を理解し、ペティナイフ選びの参考にしましょう。

ステンレス

手入れのしやすさを重視する人におすすめの素材は、ステンレスです。ステンレスはサビに強いため、メンテナンスに割く時間を最小限に抑えられます。

ただし、ステンレス製のペティナイフであっても、洗浄後はなるべく早めに水分を拭き取りましょう。

刃の鋭さを重視する人には、鋼素材のペティナイフがおすすめです。鋼はペティナイフの欠点である耐久性を補える、優れた材質です

プロの料理人を含めた愛用者が多くいる反面、サビに弱く、こまめなメンテナンスを必要とすることが欠点でもあります。

セラミック

軽くてサビにも強いものがよい人には、セラミック製のペティナイフがおすすめです。金属ではないため、錆びることがありません。

ただし、耐久性は劣るため刃こぼれをしやすく、専用のシャープナーでメンテナンスをする必要があります。

ダマスカス鋼

高級感のある見た目のペティナイフを探している人におすすめの素材は、ダマスカス鋼です。ダマスカス鋼は、鋼をいくつも重ねることで、表面に縞模様が浮かび上がって見える美しい素材。

製造の手間がかかっている包丁のため高価ですが、ダマスカス鋼ならではのスタイリッシュさを求めているのであれば、検討してみてください。

複合素材

それぞれの素材のよいところをバランスよく持つペティナイフを探している人は、複合素材をおすすめします。複合素材の特徴は、「サビにくい」「耐久性がある」「軽くて扱いやすい」ことです。

これからペティナイフを初めて購入する人にも、ペティナイフを新調したい人にもおすすめです。

「柄」の材質で選ぶ

料理の際、実際に手に触れる「柄」の素材も、ペティナイフ選びには欠かせないポイントです。素材は主に、「ステンレス一体・樹脂・木製」の3種類があります。それぞれのメリット・デメリットについて、確認していきましょう。

ステンレス一体型

ステンレス製のペティナイフの中には、刃と柄が一体になっているものがあります。ステンレス一体型のメリットは、ペティナイフを常に清潔を保てること。刃と柄の結合部に隙間がないため、汚れがたまりにくいからです。

一方、柄に滑り止め加工がされていない場合は、使用時に滑りやすいことがデメリットとして挙げられます。

樹脂型

軽量なペティナイフを求めるのであれば、柄は樹脂製のものを選びましょう。サビやカビの心配がない上に、デザインを含めたラインナップが豊富な傾向があります。

また、力に自信のない人や料理時の手の疲れが気になる人にもおすすめです。

木製

木製の柄のメリットは、木目の温かみを感じられるだけでなく、濡れた手で扱っても滑りにくいことです。ただし、無垢材の場合は、劣化することで刃が抜けてしまう恐れもあるため、注意してください。

柄が木製のペティナイフを長期間使用したい場合は、油や水分から木材を守るウレタン加工された柄のものを選びましょう。

刃渡り、刃の種類で選ぶ

刃渡りや刃の種類(片刃か両刃か)で選ぶときは、肉や魚、大きな食材を切るためのメインの包丁の有無が重要なポイントです。メインの包丁がほかにある場合は、片刃で刃渡りの短い80~120mm程度のペティナイフがあれば十分でしょう。

一方、ペティナイフをメインの包丁として使うのであれば、刃渡り150mm前後で、刃が丈夫な両刃のものがおすすめです。

価格で選ぶ

ペティナイフに限らず、製造にあたって工数のかかるものや大量生産が難しいものは高価です。品質の高いペティナイフを求める場合、価格が高くなることもあります。

しかし、安価すぎると耐久性に問題があり、すぐに交換が必要になることも考えられます。予算の範囲内で、自分が求めるクオリティのペティナイフを探しましょう。

人気があるペティナイフのメーカー5選

くだものとナイフ
ここからは、ペティナイフを製造しているメーカーから、おすすめのメーカーを5社紹介します。ペティナイフ選びの参考にしましょう。

【貝印】リーズナブルな商品からプロ向け商品まで、取り扱いの幅が広いメーカー

貝印は、独自技術の加工方法によって包丁の刃の鋭さを向上させています。ステンレス製の包丁を含め、耐久性に優れている商品が豊富です。プロ仕様の包丁が手頃な価格で購入できるのも、貝印の特徴として挙げられます。

生活用品からキッチン用品まで商品展開しているため、家中の刃物を貝印でそろえることも可能です。ホームセンターはもちろん、ネットショッピングで気軽に商品を購入することもできます。

貝印公式オンラインストアはこちら

【藤次郎】日本有数の刃物産地の老舗メーカー

藤次郎の包丁は、熟練の職人により1本ずつ丁寧に製造されています。料理のプロがうなるほどの鋭さを持っていることから、品質の高さが伺えます。職人の手作りと聞くと、高級なイメージを持ちますが、藤次郎では手頃な価格での購入が可能です。

包丁本体はもちろん、シャープナーや砥石といったメンテナンス用品も豊富に取り扱われています。

【ミソノ】800年の伝統を有する、岐阜のメーカー

ミソノでは、軽くて扱いやすい包丁が多く製造されています。包丁全体のバランスがよく、長時間作業していても疲れにくいことが特徴。包丁そのものへのこだわりがある人だけでなく、頻繁に料理をする人にもおすすめします。

岐阜県を中心に展開しているメーカーのため、国産の製品にこだわりのある人にも適しているでしょう。コストパフォーマンスの高い包丁を探している人は、購入の検討をおすすめします。

【木屋】商品購入後の手入れ依頼も可能なメーカー

江戸時代から続く老舗メーカーの木屋では、包丁の研ぎ直しも受け付けています。柄の交換も行っているため、同じ包丁を長く愛用し続けたい人には特におすすめです。

研ぎ直しは包丁のみではなく、はさみ研ぎやまな板の削り直しも依頼が可能。ひとつのキッチン用品を大切に長く使い続けることができるのも、木屋の魅力のひとつです。

【吉田金属工業】ステンレスナイフのパイオニアメーカー

吉田金属工業は、GLOBAL(グローバル)という名前のブランドを展開しています。ステンレス洋食器メーカーとして創業した吉田金属工業は、世界初のオールステンレス包丁を製造しました。

また、吉田金属工業では、世界でひとつだけのマイ包丁として、名入れのサービスを実施しています。自分用でも、贈り物でもうれしい名入れは、1,100円(税込)で依頼可能です。

おすすめペティナイフ14選!コスパ重視からプロ仕様までまとめて紹介

水滴のついたナイフ
ペティナイフの「刃の素材・柄の素材・刃渡り・価格」の4点を中心に、おすすめのペティナイフを紹介します。気になるペティナイフは、ぜひ販売サイトでチェックしてみてください。

【貝印】関孫六 わかたけ ペティ120mm

貝印の「関孫六わかたけ」というシリーズのペティナイフです。刃の素材はハイカーボンステンレス刃物鋼製でサビに強く、食洗器にも対応しています。柄にはナイロンとポリプロピレンを使用しており、重量は47gと軽量です。この記事で紹介しているペティナイフの中で断トツの軽さを誇ります。

刃渡りは150mmとペティナイフの中では大きい分類のため、メインの包丁としてもおすすめです。価格も2,000円程度で、手を出しやすい価格といえるでしょう。

貝印

関孫六 わかたけ ペティ120mm
刃渡り:15.0㎝

参考価格1,980円(税込み)

【藤次郎】TOJIRO Color モリブデンバナジウム鋼 ペティナイフ 120mm ブラック

藤次郎の「TOJIRO Color」というシリーズのペティナイフです。刃はモリブデンバナジウム鋼製でサビに強く、欠けにくいことが特徴。柄は抗菌加工されており、滑りにくさと衛生面のよさを両立しています。また、耐久性が高い点も魅力のひとつ。

刃渡りは120mmと小ぶりで、サブの包丁におすすめです。定価でも4,000円程度のため、ペティナイフの中では手に取りやすい価格帯といえます。

藤次郎

TOJIRO Color モリブデンバナジウム鋼 ペティナイフ 120mm ブラック
刃渡り:12.0cm

参考価格4,180円(税込み)

【ミソノ】ミソノ モリブデン鋼シリーズ ペティナイフ 12cm

ミソノのモリブデン鋼シリーズのペティナイフです。刃の素材には、モリブデン鋼とハイカーボン、ステンレスを使用。モリブデンバナジウム鋼は、医療用のメスでも活用される質の高い素材です。

刃渡りは120mmで、小回りの利きやすいペティナイフです。モリブデン鋼の耐久性を考慮すると、手に取りやすい価格といえるでしょう。

ミソノ

ミソノ モリブデン鋼シリーズ ペティナイフ
刃渡り:12cm

参考価格8,470円(税込み)

【木屋】No.333 ペティナイフ 120mm

木屋の「No.3炭素鋼シリーズ」を原型にしたペティナイフです。刃はステンレス刃物鋼製のためサビに強く、メンテナンスが簡単。柄には強化木が使用されており、手に馴染みやすいです。

刃渡りは120mmで小さな手でも持ちやすく、サブの包丁としては問題なく使用できます。

木屋

No.333 ペティナイフ 120mm
刃渡り:12.0cm

参考価格7,700円(税込み)

【吉田金属工業】GS-3 ペティーナイフ 13cm

吉田金属工業のGLOBAL(グローバル)というシリーズのペティナイフです。刃の素材は、刃物用ステンレスで、モリブデンとバナジウムも使用されています。柄までステンレス一体型となっており、手入れが簡単です。

刃渡りは130mmと、ペティナイフの中ではやや大きい分類になり、メインの包丁としてもおすすめです。価格も7,000円程度で、メインの包丁として使う場合はお手頃価格といえるでしょう。また、両刃のため利き手を選びません。

吉田金属工業

GS-3 ペティーナイフ
刃渡り:13cm

参考価格7,700円(税込み)

【貝印】関孫六 べにふじ ペティナイフ 150mm

「関孫六べにふじ」というシリーズのペティナイフです。刃の素材は、ハイカーボンMVステンレス刃物鋼が使用されています。柄には積層強化木が使用されており、耐久性に優れています

刃渡りが150mmあるため、メインの包丁としても十分使えるでしょう。

貝印

関孫六 べにふじ ペティナイフ 150mm
刃渡り:15.0cm

参考価格5,170円(税込み)

【藤次郎】TOJIRO Color モリブデンバナジウム鋼 ペティナイフ 150mm ブラック

TOJIRO Colorというシリーズのペティナイフです。刃の素材は、医療用メスにも使用されているモリブデンバナジウム鋼を使用しています。サビにくく、欠けにくいことが特徴。柄の素材は、滑りにくいエラストマー樹脂が採用されています。

刃渡りは150mmで、メインの包丁として使用しても問題ないでしょう。

藤次郎

TOJIRO Color モリブデンバナジウム鋼 ペティナイフ 150mm ブラック
刃渡り:15.0cm

参考価格4,730円(税込み)

【ミソノ】ミソノ 440シリーズ ペティナイフ 15cm

ミソノの440シリーズのペティナイフです。刃の素材には、16クロムステンレスが採用されています。従来のステンレスよりもサビにくいだけでなく、しなやかさと耐久性があります。

刃渡りは150mmと、メインの包丁としても扱いやすい大きさです。性能の高さに見合った価格といえるでしょう。

ミソノ

ミソノ 440シリーズ ペティナイフ
刃渡り:15cm

参考価格9,940円(税込み)

【木屋】No.6 ペティナイフ 150mm(鍔付・炭素鋼・黒強化木柄)

木屋が作る、No.6炭素鋼シリーズのペティナイフです。刃の素材にはEU鋼を使用しており、本鍛造という製法で鋼の精度を上げています。柄の素材は黒強化木で、重厚さを感じさせる見た目です。

刃渡りは150mmで、メインの包丁としても扱いやすいサイズです。高級感のある見た目のペティナイフを探している人におすすめの包丁でしょう。

木屋

No.6 ペティナイフ 150mm(鍔付・炭素鋼・黒強化木柄)
刃渡り:15.0cm

参考価格14,300円(税込み)

【吉田金属工業】IST-02 小型 15cm

吉田金属工業のGLOBAL(グローバル)シリーズのペティナイフです。刃の素材は、刃物用ステンレスにモリブデンとバナジウムでできています。柄の素材は18-8ステンレスで、ステンレス一体型です。

刃渡りは150mmあり、細い刀身が特徴。スライスや細工といった下ごしらえの精度を向上させることを目的に設計された包丁です。

吉田金属工業

IST-02 小型
刃渡り:15cm

参考価格8,800円(税込み)

【貝印】旬Shun Classic ペティナイフ 100mm

貝印の「旬」というシリーズのペティナイフです。刃の素材はステンレス合材を使用しており、表面にダマスカス鋼のような縞模様が見えます。積層強化木が採用されている柄は、D型ハンドルで握りやすいのが特徴です。

刃渡りは100mmと、とてもコンパクトで、細かい作業を得意としています。

貝印

旬Shun Classic ペティナイフ 100mm
刃渡り:10.0cm

参考価格9,900円(税込み)

【藤次郎】藤次郎ナイフアトリエ 本鍛造 洋包丁 ペティナイフ 100mm

藤次郎本鍛造シリーズのペティナイフです。刃の素材は、コバルト合金鋼とハイカーボン・ローカーボンステンレス鋼を使用しています。柄に用いられている積層強化木は、業務用包丁にも使用されるほど耐久性が高い材質です。

刃渡り100mmとは思えないほどの重厚感のある刀身は、日本刀と同じ製法で作られています。価格は23,100円と少々値が張りますが、価格相応の切れ味と耐久性があり、長年愛用できる1本でしょう。

藤次郎

藤次郎ナイフアトリエ 本鍛造 洋包丁 ペティナイフ 100mm
刃渡り:10.0cm

参考価格23,100円(税込み)

【ミソノ】ミソノ モリブデン鋼シリーズ ペティナイフ 12cm(サーモン型)

ミソノのモリブデン鋼シリーズのペティナイフです。刃の素材には、ハイカーボン高級13クロムとステンレス、モリブデン鋼を使用しています。

刃渡りは120mmとペティナイフの中でも小さめです。卓上ナイフとして常備しておくとよいでしょう。

ミソノ

ミソノ モリブデン鋼シリーズ ペティナイフ (サーモン型)
刃渡り:12cm

参考価格10,912円(税込み)

【木屋】No.180 ペティナイフ エーデルワイス 115mm ポリアセタール樹脂柄

木屋のNo.180シリーズのペティナイフです。刃の素材は、エーデルワイスステンレス刃物鋼を使用しています。柄の素材は、ポリアセタール樹脂を使用。手元に小さな盛り上がりのある独自の形状をした柄が特徴です。

刃渡りは115mmと小さめではありますが、柄の握りやすさのおかげで、力をしっかりと伝えやすいです。

木屋

No.180 ペティナイフ エーデルワイス 115mm ポリアセタール樹脂柄
刃渡り:11.5cm

参考価格4,950円(税込み)

ペティナイフの手入れは簡単?注意点を紹介

ナイフの手入れ
ペティナイフを含む包丁は、2~3ヵ月に一度、メンテナンスが必要です。刃こぼれがある場合には荒砥石[#400]、定期的なメンテナンスには中砥石[#800]を使用するのが一般的です。

作業を始める前に、砥石から気泡が出なくなるまで20分程度水に浸しておきましょう。作業中に砥石が動かないよう、下に敷く濡れ布巾も用意します。

ここではペティナイフの手入れの注意点やポイントについて紹介します。

研ぐ際の角度は?

砥石の長辺に包丁の背を置き、そこから長辺に対して砥石を45度傾けた状態が基本の姿勢です。

研ぐときは、砥石と包丁の間の角度を15度に保ち、手前から奥へ押し出すように動かします。戻すときは、無駄な力を入れないように注意しましょう。

研ぎ進めるにあたり、水分が不足してくることがあります。そのため、研いだときに出るネバネバとした「砥どろ」を流さないようにしましょう。また、上から水を足していくことも大切です。

数回に分けて研ぐ

包丁を研ぐときは、一気に全体を研ぐのではなく、数回に分けて研ぎます。回数は刃渡りにより異なりますが、刃渡り150mmであれば、刃先・刃中・刃元の3つに分けて研いでいきます。

研ぐ場所を移す目安は、「かえり」が確認できたタイミングです。包丁を研ぐと、刃が薄くなります。かえりとは、薄くなった刃先に生まれる小さな反り返りのことです。刃全体にかえりが確認できたら、裏を研いでいきましょう。

片刃の場合は、包丁の裏を砥石にぴったりと付け、かえりが取れる程度の軽い力で研ぎます。両刃の場合は、逆方向にかえりができるまで研いでください。

切れ味の確認、仕上げ

包丁の裏も研ぎ終わったら、最後に爪もしくはまな板で切れ味を確認します。切れ味が気になる場合は、再度最初から同じように研ぎ直してみてください。

切れ味に問題がなければ、包丁を水洗いし、必ず乾いた布で水分を拭き取ります。水気は包丁の大敵です。メンテナンスのときに限らず、普段の洗浄後も、包丁に付いた水分は乾いた布で拭き取る習慣を付けておきましょう。

用途に合ったペティナイフを買ってみよう

ナイフと食材
ペティナイフは、小型で軽量な包丁です。手の小さい人にとっては、大きな包丁よりも扱いやすいでしょう。

ただし、ペティナイフは、大きな野菜や硬い骨のある食材などの調理には向きません。用途に合わせて、三徳包丁のような万能包丁とペティナイフを使い分けることで、料理の幅が広がります。

また、ペティナイフを長く使うためにも、購入後は定期的なメンテナンスを行いましょう。砥石によるメンテナンスは敷居が高いイメージがあるかもしれませんが、実際には少ない工程で研ぐことが可能です。

この機会に、軽量で小回りが利くペティナイフの購入を検討してみましょう。

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