そもそもシャープナーとは?
シャープナーとは、包丁研ぎ器のことです。シャープナーには、机に置いて使う「据え置きタイプ」と手に持って使う「棒状タイプ」の2種類があります。
シャープナーを使えば、手軽に包丁を研ぐことができ、切れ味を改善させることが可能です。
包丁は使っていると刃先が摩耗によって丸まり、切れ味が悪くなります。摩耗した包丁では調理がしづらいだけでなく、丸まった刃がさらに欠けたり、刃こぼれが起きたりする可能性もあります。そのため、包丁には定期的なメンテナンスが必要です。
一般的なシャープナーの使い方とは?
一般的な据え置きタイプシャープナーの使い方は、次のとおりです。
- シャープナーを机やキッチンカウンターの平らな場所に置く
- 包丁をシャープナーに差し込む
- 包丁を前後に動かす(7~8回)
シャープナーと机の間に濡れた布巾などを敷くと、包丁を研ぐときにシャープナー本体が安定します。また、包丁に水をかけておくと、より研ぎやすいです。研ぐ際に包丁を動かす回数は、製品によって推奨される回数が異なりますので、事前に確認しましょう。
棒状タイプのシャープナーは、包丁をシャープナーにあて、前後に動かして使用します。包丁をあてるときは、シャープナーに対して10~20度の角度ができるようにしてください。また、棒状タイプは据え置きタイプと比べて手を滑らせやすいので、けがをしないよう注意が必要です。
据え置きタイプと棒状タイプ、どちらであってもシャープナーを用いれば簡単に包丁を研ぐことができます。
据え置きシャープナーの使い方例!【貝印:Qシャープナー】
ここでは、据え置きタイプの例として、貝印Qシャープナーとその使い方を紹介します。
まず、貝印Qシャープナーの使い方は、次のとおりです。
- 本体を机の上に置き、吸盤レバーを下ろしてQシャープナーを固定する
- 包丁を「粗目」で10回研ぐ
- 包丁を「仕上げ」で5回研ぐ
貝印Qシャープナーは、丸みを帯びたデザインが特徴の製品です。机との接地面には吸盤が備え付けられており、机にしっかりと固定できます。そのため、包丁を持たない手でシャープナーを押さえる必要がなく、調理をしながら片手で研ぐことが可能。粗目と仕上げの2つの研ぎ面を使って、包丁の切れ味を復活させます。
シャープナーで研いだ場合と砥石で研いだ場合の違いは?
シャープナーと砥石、どちらも包丁を研ぐ道具ですが、それぞれ異なる特徴を持っています。シャープナーの特徴は手軽に使えて、包丁の切れ味を一時的に復活できることです。砥石は、シャープナーほどの手軽さはありません。しかし、砥石で研いだ包丁は、切れ味が長持ちしやすいです。
砥石とは?
砥石(といし)とは、包丁を含む刃物や金属、岩石などを切削・研磨するための道具です。一般的に包丁を研ぐ砥石は、レンガのような長方形のものが多く見られます。
砥石には、天然砥石と人造砥石の2種類があります。天然砥石は数が少なく高価で、ホームセンターなどで購入できる砥石はほとんどが人造砥石です。
砥石の使い方は、次のとおりです。
- 砥石に水を含ませる
- 濡れた布巾の上に砥石を置く
- 砥石に対して、包丁を約15度の角度であてる
- 手前から押すようにして包丁を滑らせる
- 包丁を戻す
- 4~5を10~20回繰り返す
砥石の下に敷く濡れた布巾は、砥石を固定する役目があります。けがの原因になりかねないので、準備をしましょう。
包丁は、砥石に対して約15度の角度(10円玉2枚を重ねた高さ)であてます。
押すときは軽く力を入れ、戻すときは力を抜きます。力加減は、実際にやってみて少しずつ慣れていきましょう。研ぐ順番は、包丁の刃先・刃中・刃元です。
シャープナーと砥石の仕上りに違いはある?
シャープナーを使用した直後と砥石で研いだ直後での仕上りの違い(切れ味の違い)は、基本的に「ない」といえるでしょう。しかし、見た目では分かりにくいですが、研がれた後の刃の状態には違いがあります。
シャープナーは、刃先を荒らすことで包丁の切れ味を復活させる道具です。そのため、厳密には包丁を研いではいません。一方砥石は、刃を荒らすことなく研ぐことができます。
シャープナーによって一時的に包丁の切れ味を復活させることはできますが、シャープナーを砥石の完全な代用品とすることはできません。
砥石と併用せずにシャープナーのみを使用して包丁を何度も研ぐと、特に刃先の強度が落ちてしまいます。刃欠けや刃こぼれの原因になる場合もあるため注意が必要です。
日常的な包丁の手入れの際はシャープナーで十分ですが、月1回程度は砥石でも研ぐようにしましょう。刃先以外の強度も上がることで、切れ味が長く持続します。
おすすめシャープナーメーカーを7社紹介
多くのメーカーがシャープナーを製造・販売しています。各メーカーのシャープナーの特徴を知っていれば、自分に合ったシャープナーを選ぶことが可能です。
ここでは、シャープナー選びの入門として京セラや貝印、吉田金属工業、藤次郎など、おすすめシャープナーメーカー7社を紹介します。
京セラ
さまざまなキッチン用品の製造を手掛けている京セラでは、多くのシャープナーを販売しています。音波振動式によって研ぐことができるものや、京セラ製のセラミックナイフに対応したものといった、独自性の強い製品があります。
京セラには、高い技術力に裏付けされた、長く安心して使えるシャープナーがそろっています。
貝印
創業100年以上の歴史を持つ貝印は、調理用品やグルーミング用品など、1万点以上もの製品を展開している刃物メーカーです。
2021年に発売された「コンパクト電動シャープナー」は、世界初の特許技術によって荒砥石と仕上げ砥石を組み合わせた構造を実現しており、コンパクトさと研ぎやすさの両立に成功しています。
ほかにも波刃を研げるシャープナーや、はさみにも使用可能なダイヤモンドシャープナーなど、かゆいところに手が届く製品も取り扱っています。
吉田金属工業
吉田金属工業は包丁関連製品の製造・販売を行う会社で、60年以上の歴史があります。1983年には、オールステンレス一体構造包丁の「GLOBAL」を発表、発売を開始しました。
砥石専門メーカーと共同開発した「GLOBALシャープナープラス」や「GLOBALシャープナー」は、GLOBALシリーズのメンテナンスにぴったりです。
ツヴィリング
ツヴィリングは、ドイツに本拠地を置き、刃物や食器、台所用品などを製造・販売しているメーカー。双子が描かれたブランドロゴが有名です。
取り扱っているシャープナーの例として、高硬度包丁の切れ味も復活できるものや、大きめのハンドルによって固定が楽なものなどがあります。品質が高く、スタイリッシュなデザインのシャープナーを取り扱っているメーカーです。
下村工業
下村工業は、業務用・家庭用包丁や電動調理刃物、産業用精密刃物、各種キッチン用品などを手掛けるメーカーです。各製品には、三条刃物鍛冶として1874年の創業から続く伝統の技が凝縮されており、高い技術力と優れた品質に定評があります。
ダイヤモンド砥石とセラミック砥石の両方を用いて包丁の切れ味を復活させる「プログレードダブルシャープナー」は、刃先をなめらかに仕上げます。
藤次郎
藤次郎は、伝統と革新を融合させた刃物メーカーです。創業以来、一貫して切れ味を追求しており、国内でも数少ない一貫製造の包丁メーカーです。
耐久性の高さと高級感のある見た目を両立させた、ステンレス製シャープナーをそろえています。
ニトリ
「お、ねだん以上」のキャッチコピーで知られるニトリは、リーズナブルでありながら品質の高いキッチン用品や調理器具など幅広い製品がそろいます。
簡易的なシャープナーから電動シャープナーまで、さまざまなシャープナーを選択可能。1,000円以下で購入可能な商品もあります。
おすすめシャープナー18選!ハンディタイプ・両刃用・片刃用・電動式
ここでは、紹介した人気メーカーを中心に、おすすめシャープナーとしてハンディタイプや両刃用、片刃用、電動式のシャープナーなど多彩な商品を紹介します。
シャープナーの購入を考えている人はぜひ参考にしてください。
【貝印】ダイヤモンドシャープナー(スティックタイプ)
包丁などの刃物や調理用品などで知られる貝印のダイヤモンドシャープナー(スティックタイプ)は、両刃包丁・片刃包丁だけでなく、はさみにも使用できます。刃物を研ぐ部分には切削能力が高いダイヤモンド砥粒が採用されているため、数回研ぐだけで包丁やはさみの切れ味が復活します。
スティックタイプなので、収納スペースは最低限で済むでしょう。持ち手部分が握りやすいだけでなくシャープナー自体が軽量のため、シャープナーを使用したことがない人におすすめの製品です。

貝印
ダイヤモンドシャープナー(スティックタイプ)
サイズ:
265mm×33mm×21mm
重量:
140g
参考価格2,420円(税込み)
【吉田金属工業】GLOBALスピードシャープナー
オールステンレス一体構造で使いやすさと切れ味を追求した包丁「GLOBAL」で知られる、吉田金属工業のGLOBALスピードシャープナーは、両刃のステンレス包丁用のシャープナーです。
わずか65gと軽量かつコンパクトなサイズの本体はステンレス製、研ぎ部はアルミナセラミック製です。価格も手頃なため、日常の手入れ用としておすすめの製品です。シンプルでスタイリッシュなデザインのため、プレゼントにも向いています。

【ツヴィリング】ツヴィリング シャープニングスチール 研ぎ棒 砥石・シャープナー 230 mm
ナイフやはさみ、キッチン用品などで有名なツヴィリングのシャープナーです。包丁の表面と裏面の両方を研ぐことが可能です。フランスで生産されているシャープナーで、材質はステンレス鋼。
シンプルなデザインですが、持ち手の部分に入ったツヴィリングのブランドロゴがよいアクセントになっています。持ち手も握りやすく、総合的な品質が高いシャープナーといえるでしょう。

ツヴィリング
ツヴィリング シャープニングスチール 研ぎ棒 砥石・シャープナー 230 mm
サイズ:
230mm×20mm×20mm
重量:
214g
参考価格5,500円(税込み)
【ニトリ】簡易シャープナー(sharp)
ニトリの簡易シャープナー(sharp)は、1,000円以下で購入できることが魅力です。本体はABS樹脂、研ぎ部はダイヤモンドを使用しており、ステンレスやセラミック、鋼、チタン製の両刃包丁に使えます。
滑り止めによって、手で押さえるだけに比べて固定しやすく、据え置きタイプのシャープナーが初めての人でも安心して使用できるでしょう。リーズナブルな価格のため、「最初に購入するシャープナーに高いお金を出すのには抵抗がある」という人にもおすすめです。

【ティファール】インジニオ シャープナー
ティファール最高ランクのキッチン用品である「インジニオ」のシャープナーは、硬度が異なる3種類の研ぎ溝(ダイヤモンド砥石、タングステン鋼、セラミック砥石)を使用して包丁を研げる製品です。
定期的なメンテナンスではタングステン鋼とセラミック砥石を使い、半年に1回程度しっかりと研いで切れ味を復活させるためにダイヤモンド砥石を使うといった、用途・使用時期に合わせた使い分けが、1台のシャープナーで可能です。
底面のストッパーによりぐらつきが少なく、ハンドルは人間工学に基づいた設計が施されています。使い勝手を重視して選びたい人向けのシャープナーです。

【貝印】コンパクト電動シャープナー
貝印のコンパクト電動シャープナーは、ホワイトのカラーリングが美しいシャープナーです。電源コードが不要のため、収納スペースが最小限で済みます。シンプルでワンスリットのデザインも特徴です。
スリットに包丁を入れて動かすだけ使用することが可能で、作動音も静かです。酸化アルミニウム系セラミック砥石を使っており、底には滑り止めも付いています。静音性、安全性、利便性すべてを求める人向けの電動シャープナーです。

貝印
コンパクト電動シャープナー
サイズ:
157mm×60mm×46mm
重量:
165g
参考価格4,400円(税込み)
【京セラ】Fine Premier 電動 ダイヤモンド シャープナー 電動式包丁研ぎ器
京セラの電動ダイヤモンドシャープナーは、本体にABS樹脂・ポリアセタール、砥石に工業用ダイヤモンドを使用しています。セラミック(京セラ製)や鋼、ステンレス、チタンなどの包丁を研ぐことが可能です。
内臓されているファンには、研磨時に粉じんが飛び散るのを防ぐ役割があります。バッテリーの状態はランプによってひと目でチェック可能です。

【吉田金属工業】GLOBAL-ISTシャープナー
吉田金属工業のGLOBAL-ISTシャープナーは、おしゃれなデザインでグッドデザイン賞(2018年度)を受賞しています。本体の材質はABS、ポリカーボネート、熱可塑性エラストマーです。
砥石の軸受にスプリングを使っているため、均一に研ぎなおすことが可能。さらに、仕上げ用砥石には、目詰まりを防ぐ構造が採用されています。

【ツヴィリング】ツイン ストンプロ 両面砥石 砥石・シャープナー 8.5 cm
ツヴィリングのツインストンプロシャープナーは、粒度250(荒砥)と粒度1,000(中砥)の2つの砥石を使用できます。通常の包丁だけでなく、高硬度(HRC60以上)の包丁の切れ味も復活させることができます。
ケース兼研ぎ台の裏面にはラバーが付いているため、使用時にぐらつくことは少ないです。包丁以外にもピーラーやはさみを研ぐことができ、汎用性も高いです。

ツヴィリング
ツイン ストンプロ 両面砥石 砥石・シャープナー 8.5 cm
サイズ:
幅85mm、高さ40mm
重量:
954g
参考価格5,500円(税込み)
【藤次郎】TOJIRO PRO 18-8ステンレス鋼 シャープナー
藤次郎のTOJIRO PRO 18-8ステンレス鋼 シャープナーは、使い勝手のよさと優れた耐久性が特徴です。本体の材質には18-8ステンレス鋼を使用しており、高級感のある見た目となっています。
滑り止めにはエラストマー樹脂という特殊な樹脂が採用されています。荒砥と中砥を使った2種類の研ぎ方ができ、摩耗した砥石は交換が可能です。包丁の日頃の手入れと定期的なメンテナンス、両方で活躍できるシャープナーといえます。

藤次郎
TOJIRO PRO 18-8ステンレス鋼 シャープナー
サイズ:
約205mm×75mm×75mm
重量:
約290g
参考価格4,950円(税込み)
【京セラ】FINE KITCHEN セラミックシャープナー
京セラのFINE KITCHEN セラミックシャープナーは、包丁やはさみ、ピーラー、彫刻刀、鎌などさまざまな刃物の切れ味を復活させることが可能です。
砥石はファインセラミック、ハンドル部分はポリプロピレンを採用しており、樹脂部の耐熱温度は110℃です。ファインセラミック製の砥石は丸洗いできるため、道具を清潔に保つことも簡単でしょう。

【下村工業】プログレード ダブルシャープナー PG-608
下村工業のプログレード ダブルシャープナー PG-608は、荒研ぎ用にはダイヤモンド砥石、仕上げ用にはセラミック砥石と、2種類の砥石を採用しています。
ハンドル部分が握りやすい形状になっているので「包丁を研ぐときにシャープナーをきちんと押さえられるか不安」という人でも安心です。さらに、水研ぎ式を採用しているため、砥石が目詰まりしにくいのもうれしいポイント。

下村工業
プログレード ダブルシャープナー PG-608
サイズ:
約49mm×59mm×195mm
重量:
約110g
参考価格2,300円(税込み)
【藤次郎】ORIGAMI ダイアモンドシャープナー
藤次郎のORIGAMI ダイアモンドシャープナーは、「折り紙」からデザインのインスピレーションを受けた製品です。ステンレス材を折り曲げて作られており、アート作品のような独創的で美しいデザインが特徴です。
砥石には工業用ダイヤモンドが使用されており、包丁の差し込みと手元に引く動きによって、簡単に研ぐことができます。デザイン性にこだわりたい人、プレゼント目的でシャープナーを購入したい人におすすめです。

【ニトリ】3段式トリプルシャープナー sharp
ニトリの3段式トリプルシャープナー sharpは、荒砥に粒度400のダイヤモンド、中砥に粒度1,000のダイヤモンド、仕上げ用の砥石にはセラミックが採用されています。3つの砥石を使用して、ステンレスやセラミック、鋼、チタン製の包丁(両刃)を研ぐことが可能です。
ハンドル部分が太いため握りやすく、しっかりと固定させて使うことができます。1,000円程度で購入できるため、「リーズナブルな価格のシャープナーを探している」という人におすすめです。

【ティファール】インジニオ コンパクトシャープナー
ティファール最高ランクのキッチン用品である「インジニオ」シリーズのコンパクトシャープナーです。ダイヤモンド砥石、ロールタイプのセラミック砥石、クロスタイプのセラミック砥石の3つの砥石で順に研ぐだけで、簡単に包丁の切れ味を復活させることが可能。
使用しないときは、カバーをスライドすることでコンパクトになるため、収納スペースが最小限で済みます。底面の全面にストッパーが付いており、研ぐときにも滑りにくくなるよう設計されていることも、特徴のひとつ。

ティファール
インジニオ コンパクトシャープナー
サイズ:
(収納時)
124mm×52mm×46mm
(伸長時)
210mm×52mm×46mm
重量:
146g
参考価格2,508円(税込み)
【貝印】関孫六 ダイヤモンド&セラミックシャープナー片刃用
貝印の関孫六 ダイヤモンド&セラミックシャープナー片刃用は、ダイヤモンド砥石で刃先を削り、セラミック砥石で刃先の刃返りを取り除きます。2種類の砥石を使い分けることで、包丁の切れ味を復活させます。
品質に定評のある貝印・関孫六の製品は、シンプルな設計で使い方が分かりやすいため、初めてシャープナーを使う人におすすめです。「簡単に使えて品質がよいシャープナーを探している」という人は、貝印のシャープナーの購入を検討しましょう。

貝印
関孫六 ダイヤモンド&セラミックシャープナー片刃用
サイズ:
117mm×45mm×50mm
重量:
111g
参考価格2,420円(税込み)
【京セラ】FINE KITCHEN ファインシャープナー
京セラのFINE KITCHEN ファインシャープナーは、1秒に約150往復の音波振動によってスピーディーかつ簡単に包丁を研ぐことができます。包丁以外にもキッチン用はさみやピーラー、彫刻刀などを研ぐことが可能です。
砥石はファインセラミック製で丸洗いできるため、常に清潔に保てるでしょう。「簡単で素早く研げるシャープナーを探している」といった人におすすめの製品です。

【恵比寿刃】純正 シャープナー/包丁研ぎ器
恵比寿刃の純正 シャープナー/包丁研ぎ器を使えば、初心者でも簡単に包丁を研ぐことができます。研ぐ工程は、包丁を研ぎ溝に入れて3~5回往復し、仕上げ研ぎを行って水洗いまたは湿った布で拭き取るだけです。
本体は強化ABS樹脂・ステンレス、研ぎ刃はセラミック・タングステン合金が採用されています。シンプルで高級感のあるデザインの製品を探している人にぴったりのシャープナーです。

シャープナーを選ぶときに意識したいポイント
シャープナーを選ぶときは、形状やタイプ、刃の材質、安全性などに注目しましょう。これらのポイントに注目することで、自分に合った安全に使えるシャープナーを選択することが可能です。
ここでは、シャープナーを選ぶときに意識したいポイントについて紹介します。
好みの形状・タイプから選ぶ
シャープナーは、据え置きタイプと棒状タイプがあります。据え置きタイプであれば、包丁を差し込んで、引いたり押したりするだけで、包丁を研ぐことが可能です。電動式の場合は、砥石部分が自動で回転するため、より簡単に研げる製品も。
棒状タイプのシャープナーは、コストが低めの傾向がある一方、角度をつけて包丁をあてたり、力加減が必要だったり、コツが必要です。初めてシャープナーを購入する場合は、簡単に扱える据え置きタイプがおすすめです。
各メーカーはさまざまなデザインの据え置きタイプシャープナーを展開しています。キッチン道具をおしゃれにまとめたい人は、好みのデザインを探してみましょう。
使っている包丁・ナイフの刃の材質を考慮して選ぶ
シャープナーを選ぶときは、自宅で使っている包丁・ナイフの材質に合ったものを選択しましょう。
包丁やナイフの材質はセラミック、ステンレス、チタン、鋼などさまざまであり、シャープナー側にも対応している材質・対応していない材質があります。
使っている包丁・ナイフの材質に対応していないシャープナーを選んでしまうと、刃とシャープナーの両方を傷めてしまいます。シャープナーの購入前には、研ぎたい包丁の材質をチェックしましょう。
安全性の高いものを選ぶ
シャープナーは、安全性の高いものを選びましょう。
- ハンドル部分が滑りにくい
- シャープナーの下部に滑り止めが付いている
- けがをしづらいように配慮されている
シャープナーは刃物と一緒に使うアイテムであるため、滑りやすいものは、けがのリスクが高くなります。シャープナーの購入・使用が初めての人は、「滑りにくい」「しっかり握れる」など、安全性の高い製品を優先して選ぶことをおすすめします。
シャープナーの使い方を学んだら、おすすめ商品をチェック!
この記事では、シャープナーの使い方や砥石で研いだ場合との違い、おすすめシャープナー、購入時のポイントなどについて解説しました。
シャープナーは包丁の日々のメンテナンスには最適のアイテムです。砥石と併用すれば、包丁の切れ味を長く維持することができます。
シャープナーの購入を考えている人は、この記事で紹介した選ぶポイントやおすすめメーカー・製品を参考にしてみてください。