「抜いても刈ってもダメ」“最強の侵略的植物”ナガエツルノゲイトウの防除のポイント|マイナビ農業

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「抜いても刈ってもダメ」“最強の侵略的植物”ナガエツルノゲイトウの防除のポイント

「抜いても刈ってもダメ」“最強の侵略的植物”ナガエツルノゲイトウの防除のポイント

特定外来生物『ナガエツルノゲイトウ』による水田への被害が深刻化しています。わずか数センチの切断茎からでも再生し、あっという間に繁殖するため、気が付いた時には防除が間に合わず、最悪の場合収穫を断念せざるを得ないことも。河川を経由して、水田に侵入するナガエツルノゲイトウの防除のコツについて、茨城県稲敷市の水稲農家さんを取材しました。

日本に上陸。最悪の侵略的生物「ナガエツルノゲイトウ」とは

南米原産の外来種であるナガエツルノゲイトウは「地球上で最悪の侵略的植物」と呼ばれるほど再生力・繁殖力が高く、日本では生態系や農業への悪影響の恐れがあることから特定外来生物に指定されています。

ナガエツルノゲイトウ。白い花を咲かせ、茎が赤いのが特長です

10年ほど前から九州から関東地方を中心に見られるようになりましたが、近年はさらに拡大。年を追うごとに被害が深刻化しています。当初は河川や沼などで見られたナガエツルノゲイトウですが、近年は用水路などを通じて水田に流入し、田一面に繁殖するケースも確認されています。こうしたことから、国や自治体は生産者に対し注意喚起を行っていますが、国内で発見されて間もない外来種ということもあり、対策がなかなか進んでいないのが現状です。

茨城県稲敷市で水稲を栽培する荒井和浩さんも、最近になってナガエツルノゲイトウを知った一人です。
「2020年に農研機構が開催する勉強会に参加したところ、先生から『ナガエツルノゲイトウが近くの川で繁殖しはじめているので注意が必要だ』と教えられて初めてそういう雑草があることを知りました」

荒井和浩さん

荒井さんがさっそく川を見にいくと、ナガエツルノゲイトウがびっしり生えている様子にびっくり。「うちの用水路はその川から取水しているので、すでに田んぼに入っていることは間違いありませんでした。すぐに対策しようと思いました」と、当時を振り返ります。

実は、かつて田んぼにイボクサが大発生し、収穫を諦めた苦い経験を持つ荒井さん。その経験からすぐさま地域の農家と協力し、ナガエツルノゲイトウの流入を阻止するために用水路からの給水栓の口にネットを被せましたが、一足遅く、翌年荒井さんの田んぼにはナガエツルノゲイトウの小さな芽が出てしまいました。

河川の水面に浮かぶナガエツルノゲイトウ

刈るのは厳禁!?田に生えたナガエツルノゲイトウを防除する方法とは

畦畔に生えたナガエツルノゲイトウを防除するため、荒井さんがまずとった方法は手で抜くことでした。しかし根が深く簡単には抜けません。そこでいつものように刈払機で刈ったところ、茎の破片が田に散らばってしまい、かえって繁殖が広がる結果に。

ナガエツルノゲイトウは細かな断片からでも再生できるため、慎重な防除が求められます。抜き取って別の場所に移動することも禁止されています。刈り取り・抜き取りを行った場合は、雨に当たらない場所で十分に乾燥させるなどして枯死させ、ビニール袋などで厳重に梱包してから廃棄しなければなりません。しかし忙しい生産者にとってこの方法は大変な重労働です。

こまめな見回りによる早期発見が被害拡大を防ぎます

「抜くのも刈るのもダメで、しかも恐ろしいまでの繁殖力と、イボクサの比でない厄介さに本当に焦りました。すぐに懇意にしている農薬販売店に駆け込んで相談したところ、『ウィードコア™1キロ粒剤』を勧められたのです。初めて聞く名前で本当に効くのか半信半疑でしたが、とりあえず使ってみることにしました」と荒井さん。

すると、2日後には葉が変色し始め、1週間後には茎が溶けたように無くなってしまいました。あんなに厄介だったナガエツルノゲイトウがみるみる枯れていく様子は、目を疑うほどだったと言います。

『ウィードコア™1キロ粒剤』散布前後の比較。ナガエツルノゲイトウが黄色く変色し、枯れているのが分かります

散布2日後に効果を実感。水稲用除草剤『ウィードコア™1キロ粒剤』の実力

水稲用除草剤『ウィードコア™1キロ粒剤』は、ヒエをはじめナガエツルノゲイトウ、SU抵抗性を含む広葉雑草、多年生雑草まで同時に防除でき、効果が早く現れるのが特徴です。散布適期の幅が広いため、生育の進んだ雑草にも効きます。

『ウィードコア™1キロ粒剤』の適用内容

「ナガエツルノゲイトウは一度繁茂したら抑え込むことが難しいと聞いたので、とにかく小さいうちに撒こうと中干し前にブームタブラーで1回散布しました」と荒井さん。手持ちの機械で一気に散布ができたので、作業も負担になりませんでした。

ブームタブラーでの散布イメージ

「即効性が実感できて本当に驚きました。『ウィードコア™1キロ粒剤』を散布した水田を見に行くのが毎日楽しみになったくらいです。中干しのタイミングで水田の中を確認したところ、ナガエツルノゲイトウはまったく見当たりませんでした。芽が小さいうちに対策をとったことがよかったようです」と、『ウィードコア™1キロ粒剤』の効果について太鼓判を押します。

早めの対策と地域で連携した防除が、被害を防ぐポイント

河川や沼から水田に流れ込んでくるナガエツルノゲイトウは、一人の生産者だけでは対策に限界があります。大切なのは、地域の生産者が連携して一緒に対策を行うことです。

給水栓の口にネットをかぶせ、侵入を防ぎます

「一番重要なのは、水路の対策を地域全体で徹底的に行い、水田への侵入を防ぐことです。給水栓の口に収穫ネットを被せて流入を防止し、水尻にザル等を置いて茎断片の流出を防止する。それでも発生したら、早めの『ウィードコア™1キロ粒剤』ですね」と荒井さんは対策のコツを話します。

地域の生産者の高齢化が進み、離農者が増える中、荒井さんの地域では若い世代を中心に農地の集約が進んでいます。
「質の高いお米づくりを続けていくためにも、若い人たちと連携しながら地域として農業を守っていきたいです」と荒井さん。地域が一体となって取り組む農業に、『ウィードコア™1キロ粒剤』を使ったナガエツルノゲイトウ対策は欠かせません。

【取材協力】
茨城県稲敷市 荒井和浩さん

【お問い合わせ】
コルテバ・アグリサイエンス日本株式会社
〒100-6110 東京都千代田区永田町2-11-1 山王パークタワー
『ウィードコア™ 1キロ粒剤』の商品詳細はこちら

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