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相談内容の背景
受託開発が主な現場では、要件定義で決まっている仕様書に沿ってコーディングしていく業務は、時間的にも余裕があるとは言えない環境です。
チームメンバーの中で唯一の外国籍であるベトナム出身のロイさんは、開発経験5年の中堅社員として活躍しています。ベトナム在住時代、オフショア開発現場で日本の仕事をしていた経験から日本語でのコミュニケーションを取ることができ、来日2年目です。
定例でメンバーと会議をして、進行管理を行っていく中で、方法やプロセス、役割分担を決めて仕事を進めています。会議の時には、ロイさんを含めメンバーの合意をとって仕事を進めていっているはずなのに、途中でロイさんは、仕様や方針を勝手に変更してしまうことがあります。
目的のプログラムが出来上がったとしても、他のプログラムに影響がでたり(出るかどうかをテストする必要があったり)、時には、「問題がありました」と締め切り前日に言ってきたりと、いわゆる「報・連・相」がないのです。かと言って細かくチェックする時間もないので、ある程度任せなければならない状況です。
あらかじめ相談してくれれば、調整もできるし、何よりロイさんは技術があるので、より良い仕上がりしていくこともできるはずなんですが……と悩んでいました。
【今回の問題】決定プロセスに対する考え方が違う
みんなに同意を取りながら決めていくか、自分の権限の範囲で決めていくか。決定プロセスにおいて日本は独特の文化がある
日本の仕事の決定プロセスは、強固な「合意形成型」で進行していく文化です。
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