農家の課題は農業アプリで解消
農家の中には「LINE」や「Instagram」などの一般的なSNS・コミュニケーションアプリを上手に活用して、自分なりの農業を実現している人もいるでしょう。ですが、これら以外にも農業に特化した“農業アプリ”が数多く生まれており、農家の課題解消に役立てられるようになっています。
農業アプリは、データの記録・管理の効率化、省コスト化をはじめ、用途別にさまざまなメリットが期待できます。多くの機能を持つものもあれば、ある機能に特化させているものもあります。
その中から、用途別におすすめの農業アプリを紹介していきます。
病害虫雑草対策におすすめの人気農業アプリ
作物の栽培では欠かせない、病害虫や雑草への対策。正確な病気の把握や、原因への対応は、経験の浅い農業者にとって難しいスキルですが、アプリを活用することで対策が容易になるでしょう。
写真から防除対策が分かる「レイミーのAI病害虫雑草診断」/日本農薬株式会社
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出典:日本農薬株式会社
この病気、害虫、雑草は何だろう?
どの農薬を使ったらいいの?
…と困ったことはありませんか!?
「レイミーのAI病害虫雑草診断」があれば、スマホで写真を撮るだけで、
誰でも!簡単に!病害虫雑草を診断し対処法を調べることができます。
①対応作物は10作物以上!随時拡大中!
②病害虫雑草を判別し、その生態と防除方法を解説!
③農薬メーカー6社 約400剤から最適な農薬を紹介!
④圃場の病害虫雑草の記録を残せる!
ベテラン農家さんから新規就農の方まで、そして家庭菜園でも!
スマホひとつでお手軽に、話題のスマート農業をやってみませんか!?
堆肥を探すときにおすすめのアプリ
土づくりは作物のできを左右する重要な工程。良質な堆肥を出会えれば、土づくりの質もあがります。自身の農業にあった堆肥を見つけ出せるアプリを紹介します。
身近で良質な堆肥を検索できる「e compost(イーコンポスト)」/中部エコテック株式会社
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出典:中部エコテック株式会社
良質な堆肥を探している耕種農家さんと当社(中部エコテック)のコンポストを使って良質な堆肥を製造している畜産農家さん・廃棄物処理業者さんを地元でつなぐ「マッチングサイト」です。
パソコンはもちろん、携帯・スマホからも簡単に検索ができます。サイトの利用や登録には費用は一切かかりません。
病害トラブルにおすすめの便利なアプリ2選
作物が病害にかかってしまったときに、複雑な操作無しで対応できるアプリがあります。トラブルが発生したときこそ、アプリでサクッと解決して、農作業をスムーズに。病害トラブルにおすすめのアプリを紹介します。
賢く防除し儲かる農業にする支援アプリ「FAAM(ファーム)」
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出典:株式会社FYF
FAAM(ファーム)は防除計画・管理に特化したアプリです。
カレンダー上での作業予定登録、実績管理をはじめ、画像による病害虫検索から、オススメの農薬を表示できます。
さらに、有償プランに加入することにより、推奨の防除計画をカレンダーに表示可能。
カレンダーには2週間先までの天気予報を参照し、予定していた作業日の変更や、追加防除の推奨などの通知機能も備えています。
品質の向上のみならず、後手に回りがちで非効率な防除から、計画的な作業により無駄を抑制し、作業工数や農薬購入費の削減効果を狙うこともFAAMがあれば可能です。
野菜のトラブルの“かかりつけ医”「アグリDr.(ドクター)」
野菜のトラブルを簡単に診断してくれる「アグリDr.」。農業資材を扱う専門商社が、日本の農業の発展に貢献すべく開発した画期的なアプリです。生育中の作物の症状を「はい」「いいえ」で答えるだけで、病気と生理障害を診断。複雑な操作は一切不要です。写真のアップロードもでき、診断結果とともに履歴を確認できます。登録した地域の過去の気象データも閲覧できるなど、これからの対策に活用できる便利な機能がついています。
人材確保におすすめの人気農業アプリ2選
毎年、収穫などの農繁期の人材確保に苦労する農家も決して少なくないでしょう。募集をかけたり、応募者から人材を選んだりする際のお役立ちアプリを紹介します。
農業の新しい働き方をつくる。「農mers(ノウマーズ) 」/株式会社マイナビ
「農mers」は、農業をしたい人と農家をつなぐマッチングアプリです。
農家は、農業を始めたいと登録した“農mer”を直接スカウトできるほか、アプリのチャット機能のみで、採用までつなげられます。農merも、アプリからハードルの高い農業へ簡単に参加。
ユーザー同士のマッチングで人材確保、農業参入を実現します!
農繁期の人材募集負担を軽減させる「daywork(デイワーク)」/鎌倉インダストリーズ株式会社
1日バイトアプリ「デイワーク」は、複数のJAの協力を得て開発された“アルバイト募集管理”アプリ。1日単位からアルバイトを募集でき、農繁期だけ人手が欲しい農家と、農業に参加してみたい人たちとのダイレクトマッチングが可能です。社会貢献や副業として、農業アルバイトをしたい登録者の割合は20~40代が中心。すべてのやりとりがアプリ上だけで完結できるため、迅速な採用につながります。
データ管理に人気のアプリ2選
過去のデータ活用は、安定した農業経営をするうえでとても重要です。気候のシミュレーションができるアプリや、農薬から売り上げまで管理できるアプリを紹介します。
どこからでもデータ検索・積算シミュレータができる「誰でもはたけシミュレータ」
「誰でもはたけシミュレータ」は、気象データ検索と積算シミュレータができるアプリです。気象データ検索の項目は、毎日チェックする平均気温、最高最低気温、降水量、日照時間。気象庁の過去40年分のデータからシミュレーションされるため、精度の高い点が特徴です。
積算シミュレータは、開花・収穫日の予測や、目標収穫日からさかのぼっていつ種まきをすればいいかといったシミュレーションでの使用を想定しています。シミュレータを使い、より正確な予測をたてることができますよ。
個人農家に役立つ機能満載「AGRIHUB(アグリハブ)」/株式会社Agrihub
AGRIHUBは「農家が作った農家のためのアプリ」として、口コミで広がり、登録者数は2.5万人を超えます。アプリを作ったのは現役の農家。現場目線のサービス内容が好評で、農業の記録に必要な機能が一通りそろっており、煩雑な作業管理を助けてくれます。農薬の散布管理は特に人気で、野菜、果樹、米の生産農家など、幅広い農家に使われています。
自身の農業に合うものを活用し効率化
農業アプリは低価格で使えるものも多いので、まずは気軽に試してみてはいかがでしょうか。複数を活用してみるのもよいですし、お気に入りの一つを使いこなすのもよいでしょう。自分の農業に合う農業アプリをぜひ探してみてください。