マイナビ農業TOP > 食育・農業体験 > キウイの旬な時期はいつ?上手な選び方・キウイを美味しく食べる方法など紹介

キウイの旬な時期はいつ?上手な選び方・キウイを美味しく食べる方法など紹介

キウイの旬な時期はいつ?上手な選び方・キウイを美味しく食べる方法など紹介

キウイは年中販売されていますが、海外から輸入することも多くあるため、他の果物と比べると、旬の時期や選び方、おいしく食べる方法などについては意外と知られていない果物でもあります。そこで、こちらではキウイの旬の時期や選ぶ時のチェックポイントやキウイのおいしい食べ方について紹介していきます。

twitter twitter twitter

キウイの旬な時期は?


日本で出回っているキウイの大半はニュージーランド産ですが、1960年頃から国内栽培もスタートしており、現在は幅広い地域で収穫されています。

ただ、国内と海外では気候が異なるため、キウイの旬の時期もずれている状況です。

>>【キウイ】食べ頃の見分け方は?追熟の方法・食べきれない場合はどうする?

輸入品のキウイ

日本で販売されているキウイのおおよそ90%はニュージーランド産です。ニュージーランドは南半球に位置するため、日本とは全く気候が異なります。

ニュージーランドのキウイの旬は3~5月頃ですが、この時期に収穫されたものが日本国内では5~12月頃に多く輸入され、販売されていますので、5~12月頃に店舗で販売されているキウイは輸入されたものと判断して間違いないでしょう。

日本とは季節が正反対になるため、国内で収穫できない時期に手ごろな価格で購入できる果物の一つです。

国産品のキウイ

国内では、キウイは東北地方から九州地方まで幅広い地域で栽培されていますが、本来は秋から冬にかけて収穫される、耐寒性をもった亜熱帯植物です。

従って、国内で栽培されたキウイが旬の時期を迎えるのは12~5月頃となりますが、実際には収穫後に追熟してから店頭に並べられるため、旬の時期よりもやや遅い時期になります。

12月頃の国産のキウイはやや高額になりますが、2~3月頃になると追熟を終えたキウイが大量に出荷されるため、輸入品と同じような手軽な価格で購入が可能です。

1年を通して安定した供給

金額の変動こそあるものの、キウイは輸入品が5~12月、国産品が12~5月頃に多く出回るため、年間を通してみると常に安定した供給が期待できる果実です。

ただし、キウイにも様さまざまな品種があり、国内のレッドキウイやアップルキウイなどは9~12月しか収穫できずに輸入品との入れ替えが不可能なため、めったに見ることができませんし金額も高めに設定されています。

一方で、グリーンキウイのように年間を通して供給される品種は、手ごろな価格で入手しやすいです。

>>キウイの最適な保存方法は?冷凍でも大丈夫?長期保存の方法も解説

旬のキウイの上手な選び方は?


キウイは柔らかすぎるよりも程よく弾力があり、へたの周りが軽くへこむ程度の柔らかさで香りが強いものが食べ頃と言われています。

しかし、店頭で販売されているキウイの中には、パックに入っていて直接触ったり匂いを確認したりできないものも少なくありません。

そんな時に旬のキウイを選ぶ時のチェックポイントをご紹介しましょう。

形をチェックする

全体的に、シャープな形よりもふっくらと丸みを帯びている方が、ジューシーな果肉がたっぷり詰まっています。

ただし、品種によって甘みのある果実の見分け方は異なります。

例えば、基本的には楕円の俵型をしているものがおすすめですが、ヘイワードやゴールドキウイのような元々俵型をしたタイプの品種は、きれいな楕円形を選ぶよりもやや平らになった形状の方が甘い確率が高いです。

一方で、アップルキウイは丸みのある形を選んだほうが良いと言われています。

皮の状態をチェックする

キウイは産毛が生えているので皮の確認がしづらいですが、表面に傷がついているかどうかは確認しましょう。

特に輸入品のキウイの場合、梱包や搬送中の衝撃などで傷やへこみが生じやすく、ダメージを受けた部分が熟したり腐敗したりする可能性が高いです。

裏側まで傷の有無を確認した上で、きれいな状態のものを選びましょう。

また、皮の色は濃い茶色よりも色が薄い方が、甘みを感じられると言われています。

産毛の生え方をチェックする

産毛の状態からも、キウイの品質を確認することが可能です。

中には産毛がほとんど生えていない品種もありますが、ヘイワードのように産毛が目立つ品種の場合は、全体的にびっしりと、均一に生えているものが味のムラもなく、おすすめです。

>>【キウイ】食べ頃の見分け方は?食べ頃じゃない時はどうやって追熟させる?

旬のキウイをおいしく食べる方法は?


キウイは扱いやすく、そのままでも程よい甘みと酸味が感じられるため、さまざまな食べ方ができます。

素材を生かしてそのまま食べる

旬のキウイはそのまま食べるのが素材の良さを最も感じられる食べ方です。

横半分にカットしてスプーンですくって食べたり、皮をむいて輪切りやくし形にカットしたりすると手軽にキウイを楽しめます。冷やすと食べやすくなりますが、甘みを感じたいなら常温に近い方が良いでしょう。

なお、日本では皮をむいて食べることがほとんどですが、ニュージーランドでは皮にもポリフェノールが含まれているため、皮ごと食べるのが一般的です。

スムージーにする

キウイにフルーツや野菜を加えてミキサーにかけるだけで作れるスムージーは、栄養豊富で飲みやすいメニューです。栄養価の高いセロリやリンゴ、とろみや甘みが感じられるアボカドやバナナ、ヨーグルトなど自分が好きなものを追加することができるため、飽きずに続けられます。

ケーキやスイーツに使う

キウイは酸化や変質、変色が少ないため、素材の味を生かしてケーキの彩りやスイーツの甘みに使われることも多いです。

例えば、チーズケーキのトッピングや和菓子の甘みを引き締めるアクセント、ソースとしてヨーグルトやアイスのフレーバーなどさまざまな用途で使われています。

料理のワンポイントに

キウイにオリーブオイルや塩、にんにくのすりおろしなどを混ぜるだけで、スイーツだけでなく料理のソースとして使うことも可能です。

サラダのドレッシングや肉料理のソースなど、さまざまなシーンで役立つでしょう。

また、キウイにはアクチジニンというたんぱく質を分解する酵素が含まれているため、肉と一緒に漬け込むことで硬い肉でも柔らかく仕上げることができます。

>>キウイのおすすめの食べ方は?基本的の切り方やアレンジレシピも紹介

ふるさと納税でキウイを探す

キウイに期待できることは?

キウイには美容や健康に役立つ栄養素がたっぷり含まれています。代表的な成分を紹介していきましょう。

むくみを改善

キウイフルーツ1個には、レモン果汁約5個分のビタミンCが含まれていると言われています。ビタミンCはシミやそばかす、色素沈着の予防や改善のほか、高い抗酸化作用で体の免疫力の強化も期待できる成分です。また、疲労回復や血行促進、むくみの予防や改善などに有効なビタミンEも豊富に含まれており、肌の新陳代謝を活性化させるので、肌荒れやしわ、たるみ、むくみなどが気になる人は積極的に摂取しましょう。

腸内環境を整える

キウイフルーツ100gあたりには約2.6gの食物繊維が含まれています。同じ食物繊維でも、不溶性食物繊維を摂りすぎると逆に便秘気味になると言われていますが、キウイの場合は不溶性・水溶性の食物繊維のバランスが優れています。特に水溶性食物繊維が多いため、キウイを継続的に摂取すると便秘の予防や改善が期待できますし、腸内環境の改善にも役立つでしょう。腸内環境が整うと、免疫力の向上やデトックス効果が期待できますので、疲れにくく病気になりにくい体質になると言われています。

美容と健康にもおすすめの果物

このように、キウイは海外の果物というイメージを持たれがちですが、国内での生産もあることで安定して入手でき、様々な食べ方が可能です。空気に触れても変色や変質が少ないため、飾りとして使うこともできますし、適度な甘みと酸味で飽きずに食べられます。新鮮なキウイは健康や美容に嬉しい働きも期待できるので、積極的に摂るようにしましょう。

あわせて読みたい記事5選

関連キーワード

シェアする

  • twitter
  • facebook
  • LINE

関連記事

タイアップ企画

公式SNS

「個人情報の取り扱いについて」の同意

2023年4月3日に「個人情報の取り扱いについて」が改訂されました。
マイナビ農業をご利用いただくには「個人情報の取り扱いについて」の内容をご確認いただき、同意いただく必要がございます。

■変更内容
個人情報の利用目的の以下の項目を追加
(7)行動履歴を会員情報と紐づけて分析した上で以下に活用。

内容に同意してサービスを利用する