ミニトマトの保存方法は?
常温で保存する場合は?
ミニトマトは、基本的に常温で保存することが可能です。ただし、室温が25℃以上になる季節は避け、ミニトマトをなるべく湿気のない風通しの良いところに置いて保存することをおすすめします。
暖かい場所で保存すると、実が傷みやすいので注意が必要です。また、乾燥した部屋で保存するのも避けましょう。乾燥した部屋に置いておくと、皮がしわしわになり腐敗が進んでしまいます。
ミニトマトはパックや袋に入って販売されているケースが多いです。しかし、そのまま常温保存すると、すぐに傷んでしまうので注意が必要です。購入したミニトマトはパックや袋から取り出し、通気性の良いザルに並べて保存してください。
特にまだ熟していない緑色のミニトマトは、冷蔵より常温保存して追熟させると良いでしょう。
冷蔵で保存する場合は?
ミニトマトは、冷蔵庫に入れて保存することも可能です。ただし、購入したままの状態で冷蔵庫に入れると、しっかり鮮度が保てず賞味期限を縮めてしまうので注意しましょう。
冷蔵庫に入れる前にヘタを取り、ミニトマトを水洗いします。保存する際にヘタを付けたままにしておくと、ヘタの部分に雑菌が繁殖しやすいので気をつけましょう。ミニトマトを丁寧に洗ったら、キッチンペーパーなどで水気をしっかり拭き取ってください。ミニトマトは水分に弱いため、表面に水分がついたまま保存するとカビや雑菌が発生し、腐る原因となります。
そして、保存する容器にキッチンペーパーを敷いて、ミニトマトを並べます。その上からキッチンペーパーをかけて、冷蔵庫に保存しましょう。
なお、ミニトマトが1段で収まらない場合は、ミニトマトの上にキッチンペーパーを敷いて2段目のミニトマトを並べます。ミニトマトの上と下にキッチンペーパーを使うことで、余分な水分を吸い取ってくれます。ミニトマトは隙間がなくなるまで詰めずに、少し余裕のある詰め方にしてください。
また、冷蔵保存する場合はカットせずに、そのまま保存するようにしましょう。
カットしたミニトマトは、空気に触れて乾燥したり傷みやすくなります。やむを得ずカットして保存する場合は、ラップをした状態で冷蔵庫に入れて、2〜3日以内には使い切るようにしてください。
その他の保存方法として、水洗いしたミニトマトをタッパーに入れて、ミニトマトが隠れるくらいの水に浸けて保存するのも良いでしょう。水に浸けて保存する場合は、ヘタを付けたままタッパーに入れて冷蔵庫で保存してください。そして、2日に1回程度タッパーの水を交換していくと、張りのある状態が長持ちします。
なお、冷蔵庫でミニトマトを保存する場合は、5〜10℃程度の温度が適しています。冷蔵室では温度が低すぎるので、野菜室で保存しましょう。
冷凍保存でも大丈夫?
ミニトマトをすぐに消費できないときは、冷凍保存がおすすめです。ミニトマトを冷凍する場合は、完熟したミニトマトやひび割れしたものも保存することが可能です。冷蔵保存と同様にヘタを取ってきれいに洗い、キッチンペーパーなどで丁寧に拭き取ります。
ジップ付きの冷凍用保存袋の中に、ミニトマトが重ならないように並べます。冷凍保存であれば、ミニトマトをカットしてから袋に入れて保存しても大丈夫です。しっかり空気を抜いた状態でジップを閉じて、冷凍庫に入れたら完了です。
ただ、冷凍したミニトマトは、解凍しても元の状態には戻りません。ミニトマトを解凍してそのまま食べるのではなく、煮込み料理やスープ、トマトソースなどに利用しましょう。どうしても生の状態で食べたい場合は、半解凍のシャリシャリしたミニトマトを食べると良いでしょう。また冷蔵保存する前にオーブンで水分を飛ばし、ドライトマトにしてから保存することも可能です。
ミニトマトの日持ちはどれくらい?
ミニトマトなどの野菜は賞味期限の表示義務がないため、消費者自身で食べ頃を判断しなければいけません。ミニトマトの保存期間は、季節や保存方法によって異なります。
常温で春や秋に保存するなら、3〜4日程度、冬場なら1週間程度となります。
夏場は早く腐ってしまうため、常温保存しない方が良いでしょう。また冷蔵保存する場合は、1週間〜10日程度保存可能です。冷凍保存する場合、約1ヶ月間は保存できます。ただ、この保存期間はあくまで目安と考えておきましょう。
ミニトマトの状態によっても保存期間は変わりますし、保存方法の手順によっても日持ち期間が変わってくるので注意が必要です。
食べ頃のミニトマトの見分け方は?
ミニトマトの食べ頃の見分け方の一つは、実の色です。ミニトマトは下から徐々に赤くなり、上から下まで真っ赤になると完熟したサインです。ヘタ部分まで赤色に変色したら、食べ頃であると判断できます。完熟したミニトマトはそれ以上甘くなることはないので、すぐに収穫した方が良いでしょう。
食べ頃のミニトマトを見分ける際は、ヘタの状態をチェックする方法もあります。ヘタ部分のガクが反り返り丸まったものが食べ頃です。実が赤色に変化していてもヘタ部分が丸まっていなければ、まだ完熟していない可能性が高いです。
なお、ミニトマトは収穫時期を逃すと、実が熟しすぎて亀裂が入ってしまいます。亀裂が入った後は実が傷んでしまうので、収穫のタイミングを逃さないように気をつけましょう。
ミニトマトが腐るとどうなる?
ミニトマトは比較的腐りやすい野菜で、実の傷ついた部分やヘタ部分から腐ることが多い傾向にあります。ミニトマトは腐り始めると、赤色からオレンジ色に変色します。
ハリのあったミニトマトの皮がぶよぶよした触感になり、水気が出てくると腐っている状態です。ちなみに、少し皮がしわしわになった程度なら、腐っている訳ではないので食べても問題ありません。皮にハリがなくなったミニトマトをそのままで食べたくない場合は、スープやソースなどに活用して消費するのが良いでしょう。
さらに腐敗が進むと、カビくさい臭いがしてきたり、カビが生えてきます。普通のミニトマトでは感じない酸っぱいような臭いがする場合も、ミニトマトが腐り始めている証拠です。
見た目や触感に異常がなくても、ミニトマトが腐っている場合が多いので食べない方が無難です。
ミニトマトがこのような状態になったら食べられないので、廃棄するようにしましょう。ミニトマトを食べたときに通常より強い酸味や苦味を感じたら腐っている場合が多いので、ミニトマトを飲み込まずに食べるのをやめましょう。なお、ミニトマトの表面に異常がなくても、カットしてみたら真ん中が黒くなっている場合があります。
これは雨が多い時期などに発生したり、トマトが完熟しすぎると起こる状態です。カビ臭くなくぶよぶよした触感になっていなければ、黒い部分があっても食べられます。見た目が気になって食べられない場合は、黒い部分を取り除いてから食べてください。
きちんとミニトマトを保存して、腐る前に食べ切りましょう
料理の彩りなどで活躍するミニトマトは、少量で使う場合が多い野菜なので、余らせてしまうことも少なくありません。ミニトマトが腐ってしまうと、見た目や臭い、触感などに大きな変化があります。ミニトマトは正しく保存すれば、冷蔵庫で1週間〜10日程度は日持ちする野菜です。
使いたいときに腐らせないように、フレッシュな状態で正しく保存しましょう。
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