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美味しい「かんぴょう巻き」の作り方は?おすすめ巻き物レシピ5選

美味しい「かんぴょう巻き」の作り方は?おすすめ巻き物レシピ5選

甘辛く味付けされたかんぴょうを具材にした細巻きの定番「かんぴょう巻き」。江戸前寿司では海苔巻きと言えばかんぴょう巻きを指すように、関東以北ではお馴染みの細巻きですが、関西ではマイナーな食べ物という一面もあります。そんな、素朴な味わいのかんぴょう巻きの作り方やアレンジしたレシピ、豆知識などをまとめてみました。

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かんぴょう巻きの作り方は?

かんぴょう巻きで用意するもの

かんぴょう巻きを作るときに用意するものは、温かいご飯と海苔、味付けしたかんぴょう、細巻きを巻くための巻きすです。海苔は半分に切って使うので、1枚の海苔からかんぴょう巻きが2本作れます。始めに海苔を半分に切っておきます。それから酢飯の準備です。

ご飯160gに対して、ボールに酢が大さじ1、砂糖が小さじ1、塩はひとつまみの合わせ酢を準備してご飯と混ぜ合わせます。このとき、しゃもじを使って切るように混ぜると混ざりやすくなります。

かんぴょう巻きの作り方

巻きすの上に半分に切った海苔を置いて、海苔の上の部分を1cmあけて酢飯の半分をのせ、真ん中より下の部分にかんぴょうを置き、巻きすを持ち上げるように手前から巻いていきます。

あけておいた部分が下に来るように、軽く押さえるように奥まで巻いていくのが上手く巻くコツです。巻き終わったら軽く手で握るように形を整え、数分おいてなじませましょう。同じ要領で、残り半分の海苔と酢飯、かんぴょうを使ってもう1本作ります。

巻きすを外したかんぴょう巻きは、濡らした包丁で食べやすいように5等分に切ります。器に盛りつける際に、お好みで大葉やガリを添えると良いでしょう。

かんぴょうの味付けからする場合は?

具材にするかんぴょうは味付けされた市販のものを使っても問題はありませんが、自作することも可能です。

乾燥させたかんぴょうはさっと水で洗ってから、ボウルの中にかんぴょうが浸る程度の水を入れて3分ほど浸して水を切っておきます。水切りしたかんぴょうに塩をまぶして、しんなりするまで揉み洗いしてから、洗い流し水を切っておきましょう。

鍋を火にかけ沸騰させ、水で戻したかんぴょうを入れて、中火で15分程度柔らかくなるまで下茹でし粗熱を取り水気を絞っておきます。

鍋に水100mlに対してしょうゆ、砂糖、みりんを各大さじ2を入れて煮汁を用意し中火にかけます。沸騰したらかんぴょうを入れますが、かんぴょうが長い場合は扱いやすい長さに切ってから使いましょう。

かんぴょうを入れて、再度煮立ったら弱火にして10分ほど煮込みます。かんぴょうに程よい色がつき、煮汁が少なくなったら完成です。しょうゆや砂糖の量は好みに合わせて調整すると、自分好みの味付けかんぴょうに仕上がりますね。

かんぴょう巻きの綺麗な切り方は?

かんぴょう巻きに限らず、巻き寿司を上手に切るにはちょっとしたコツがあります。まずは、水で濡らしたふきんで包丁の刃を拭くように濡らします。かんぴょう巻きを切るときには、包丁の刃を差し込んだら、刃の長さを使って手前に引くように1度に切るのが上手に切るコツです。

1回切るごとに、水で濡らしたふきんで刃についたごはんを拭き取り、刃を湿らせながら食べやすい大きさに切り分けていきましょう。刃を濡らして切ることで、かんぴょう巻きの形を崩すことなく綺麗に切ることができますよ。

おすすめ巻き物レシピ5選

アレンジかんぴょう巻き | クラシル

材料 ・ごはん
・寿司酢
・白いりごま
・かんぴょう(乾燥)
・水
・塩
・しょうゆ
・みりん
・砂糖
・三つ葉
調理目安時間 40分
費用目安 300円

かんぴょう巻きは海苔で巻いたものが定番ですが、酢飯をかんぴょうで巻き三つ葉で結ぶと上品な仕上がりになります。用意するものは、酢飯と味付けしたかんぴょう、根元を切り落とした三つ葉です。三つ葉は、耐熱ボウルに入れてラップをして、しんなりするまで加熱しておきます。

目安は600Wの電子レンジで20秒程度ですが、使用する電子レンジによって調整しましょう。加熱後、流水にさらして粗熱を取り、キッチンペーパーなどで水気を拭き取ります。ボウルに酢飯を作り、お好みで白いりごまを加えます。

巻きすの上にラップを広げて、味付けしたかんぴょうを隙間なく並べて、下半分に酢飯を広げるようにのせ手前から巻いていきます。ラップを外して、三つ葉を等間隔に結んで切り分けます。三つ葉の代わりに水菜などを使っても良いでしょう。

かんぴょうの汁気が多いと形が崩れてしまう場合があります。汁気が気になる場合には、キッチンペーパーなどであらかじめ汁気を拭き取っておくと形が保ちやすくなります。

>>クラシルの「アレンジかんぴょう巻き」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!

じっくり昆布巻きのやわらか煮 | Nadia

材料 ・早煮昆布
・かんぴょう
・水
・きび砂糖
・本みりん
・黒酢
・醤油
調理目安時間 80分
費用目安

かんぴょうは、食材を巻いて留めることもできる便利な食材です。やわらかく煮た昆布をかんぴょうで巻いた昆布巻は和食の定番ですよね。昆布は、きび砂糖や黒酢などを使ってじっくり煮込むので味わい深い仕上がりになります。

水で戻した昆布を50cmほどに切って巻いてから、しっかりと戻したかんぴょうで巻き留めます。きび砂糖、みりん、しょうゆ、黒酢を入れて煮立て、落し蓋をして弱火で1時間ほど煮込みます。長い時間煮込むので水分は多めにしておくと良いですね。

かんぴょうの色を保ちたいときには、酢水で戻すと色がつきにくくなります。昆布で甘塩鮭を巻くと、見た目も華やかになるので、お祝い事などにもおすすめです。

>>Nadiaの「じっくり昆布巻きのやわらか煮」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!

信田巻き | kufura

材料 ・かんぴょう(茹でたもの)
・油揚げ
・鶏ひき肉
・片栗粉
・小ねぎ
・醤油
・酒
・おろししょうが
・水
・めんつゆ
・みりん
・砂糖
調理目安時間
費用目安

油揚げを開いて、様々な食材を巻く信田巻きにもかんぴょうは活躍します。ひき肉を具材に開いた油揚げで巻くと、油揚げとひき肉の旨味が口いっぱいに広がります。タネとして使うひき肉は鶏肉でも豚肉でも美味しいです。まずは、ひき肉に醤油や酒、おろししょうがなどで味付けして混ぜておきます。熱湯をかけて油抜きした油揚げに片栗粉をふってから、準備しておいたタネをのせます。

油揚げを包丁で切り拓くときには、まな板の上ですりこぎなどで転がしてから行うと開きやすくなるのでおすすめです。油揚げの幅に切った小ねぎを一緒に巻くと彩も良く出来上がって切ったときに断面もきれいです。

タネを巻いた油揚げは、かんぴょうで巻いて結びます。切り分けたい大きさによって、結ぶ数を変えましょう。油揚げが入る程度の鍋に、だし汁やしょうゆ、酒などを入れて落し蓋をして、途中で上下を返しながら5~6分煮込みます。煮汁はめんつゆを使うと失敗が少ないかもしれません。また、油揚げが入る大きさの鍋がないときなどは、フライパンを使うと便利です。

出来上がったら、かんぴょうで結んだところを中心にして切り分けます。盛り付けるときに、水溶き片栗粉でとろみをつけた煮汁をかけて完成です。開いた油揚げに牛肉を重ねてクルクルと巻いてかんぴょうで結んで煮るのもおすすめです。煮込むうちに、かんぴょうにも味がしみ込んで美味しさがアップしますよ。

>>kufuraの「信田巻き」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!

ロールキャベツ | E・レシピ

材料 ・キャベツ
・かんぴょう
・合びき肉
・塩
・コショウ
・ナツメグ
・玉ネギ
・溶き卵
・パン粉
・水
・顆粒スープの素
・塩コショウ
・ドライパセリ
・粒マスタード
調理目安時間 40分
費用目安

リボンに結んだかんぴょうが可愛らしいロールキャベツ。タネになるひき肉は粘り気がでるまでしっかり混ぜ合わせるのが煮崩れしないコツになります。また、キャベツがはがれないように、かんぴょうをしっかり巻くときれいな仕上がりになりますよ。

ひき肉とみじん切りにした玉葱に塩コショウで味付けし、よくこねておきます。豆腐などを加えるとヘルシーですね。茹でておいたキャベツに、タネを包み戻したかんぴょうで結びます。

沸騰した鍋にコンソメとロールキャベツを入れ、じっくり煮込みます。圧力鍋を使うと時短になります。

>>E・レシピの「ロールキャベツ」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!

かんぴょうかっぱ巻き | レシピブログ

材料 ・ごはん
・すし酢
・かんぴょう
・塩
・めんつゆ
・醤油
・砂糖
・水
・きゅうり
・焼き海苔
調理目安時間 15〜30分
費用目安

巻きものの定番のひとつ、かっぱ巻きをかんぴょうで作るのもおすすめです。味付けしたかんぴょうを敷き詰めた海苔の上に、酢飯を中央に細く切ったきゅうりをのせて巻きすで巻きます。かんぴょうの味付けにめんつゆを使うと手軽に美味しく仕上がります。

>>レシピブログの「かんぴょうかっぱ巻き」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!

かんぴょう巻きの豆知識

関西では馴染みがない

現代の巻き寿司に繋がる巻きものは、江戸時代の中期に上方で生まれたと言われています。当時は、海苔だけでなく様々な食材で巻かれ、上方では太巻き寿司が主流でした。上方で誕生した巻き寿司は、いち早く江戸にも広まりましたが、江戸では細巻きが好まれていたようです。

かんぴょう巻きのような細巻きは江戸で発展したため、太巻きが主流の関西では馴染みが少ない傾向があります。現在でも、関西の寿司屋やスーパーではかんぴょう巻きはほとんど販売されていません。

別名「鉄砲巻き」とも

かんぴょう巻きは、別名「鉄砲巻き」とも呼ばれています。海苔で巻かれた細長い見た目が、鉄砲の砲身に似ていることが由来と言われています。また、かんぴょう巻きの中でも山葵を入れたものを、見た目と辛味から「鉄砲巻き」と呼ぶこともあります。

食べるときのマナー

かんぴょう巻きをはじめとする細巻き全般に言えることですが、箸を使わず手で食べるとスマートとされています。醤油をつけるときは、片側に一度だけご飯とネタの境目につけるのが粋です。寿司屋では巻きものは食べ終わるサインとされています。

食べ方はそれぞれでかまいませんが、寿司屋で注文するときの知識として覚えておくと良いでしょう。

気軽にかんぴょう巻きを楽しもう

かんぴょう巻きは、江戸時代に誕生した歴史のある巻き寿司です。具材や巻き方によってレシピのアレンジもしやすく、かんぴょうから味付けすれば、好みの味を楽しむこともできます。江戸前寿司として発展してきたこともあり、関西以西では見かけることは少ないですが、細巻きは食べやすく手軽に作ることもできるので、自分好みのかんぴょう巻きを作ってみてはいかがでしょうか?

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