販売会でのポイントをレクチャー
「みやぎ農業女子リーダー育成塾」は農林水産省事業の一環として、販売における基礎知識を学び、顧客ニーズから販売戦略を考案し実行するまでに必要な力を育むこと目的に宮城県が主催(運営・株式会社マイナビ)。メイン講師は宮城県加美町で50品目以上の花きを栽培する株式会社宮城フラワーパートナーズの今野高さんが務め、研修・販売実習を通して次世代の担い手育成に力を注いでいます。
第2回の12月15日は宮城県の生産者や学生ら22人が参加。冒頭では今野さんが、百貨店などでの販売会で収益を上げるための考え方などを伝授。「単なる物売りにならずに、お客様とコミュニケーションをとりながら、最終的に一人当たりの購買単価800円以上の売り方ができたらよい」と、ポイントをレクチャーしていました。参加者からは製造や仕入れ、販売の許可申請や届け出に関する質問も寄せられ、今野さんが自身の経験を交えて丁寧に解説していました。
意見を寄せ合い、販売戦略づくり
同日は参加者同士がグループを組んで顧客分析手法を考え、それに合わせた販売戦略づくりを立案。販売のコンセプトやスタイルなどを話し合い、それぞれ実現したいことや顧客ニーズに照らし合わせて議論を重ねてました。
導き出した販売戦略はグループの代表者が全体へ共有。多様なアイデアに触れながら、販売力、企画力をアップデートしている様子でした。
第2回開催を終え、大崎市の女性は「『野菜を袋に入れて売る』だけではない、新しい売り方をみんなで前向きに考えられて、とても有意義な時間だった」と話し、加美町の女性も「会場やターゲットに合わせた戦略の練り方があり、今後自分がどのように動いていけるかを考えるきっかけになった」と語ってくれました。
次回開催は1月21日。今回立案した販売戦略をもとに、仙台市内の百貨店やカフェなどで実践販売を行います。
次回開催のみ参加も可能。「農業経営の可能性を広げたい」「企画力や販売力を身に着けたい」「生産者コミュニティの幅を広げたい」という方はぜひ、お気軽にご参加ください。
■協力
宮城フラワーパートナーズ
■イベントに関するお問い合わせ
株式会社マイナビ 地域活性CSV事業部
農業活性事業統括部
TEL:03-6267-4019
■本事業についてのお問い合わせ
宮城県農政部農業振興課
TEL:022-211-2836