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牧場で働くには?競走馬と生きるには?先輩にイチから聞いてみました

牧場で働くには?競走馬と生きるには?先輩にイチから聞いてみました

ニュースやCMはもちろん、ドラマや映画の題材としても多く取り上げられ、きらびやかで夢のある世界「競馬」。そしてそれぞれの馬にファンも多く、育った牧場が聖地化することも。でも、そんな晴れやかな世界を陰で支えている仕事については、ほとんど知られていないのではないでしょうか。また、あまり興味のない方もいるかもしれません。どんな仕事があって、そこにはどんな面白さがあるのか。どうすればその仕事に就けるのか。牧場スタッフのリアルな経験談と、競走馬を支える仕事を志す人を応援する『BOKUJOB』を紹介します。

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私にもできる?どんな仕事がある?実はあまり知られていない「競走馬」と働く世界

動物と関わる仕事と言えば、どんな職業を思い浮かべますか。
獣医師、ペットショップ店員、酪農家、トリマー・・・
さまざまな仕事がありますが、「競走馬」に関わる仕事のイメージはお持ちでしょうか。

芝や砂を蹴り上げながら疾走する競走馬の雄姿にロマンを感じたり、栄光を手にした騎手や馬主の笑顔にきらびやかさを感じたり。
「あの世界に自分も飛びこみたい」と夢を抱く人もいるかもしれません。

しかし、「競馬」はなんとなくイメージできるけれど、「競走馬に関わる仕事」が実際どのようなもので、どうすれば就くことができるのかはよく分からない・・・という方が多数なのではないでしょうか。

競走馬に関わる仕事には、騎手や調教師といった直接馬に関係する仕事のほかにも、レースに至るまでの過程で「馬を世話する仕事」や「人を乗せて速く走るトレーニングをする仕事」など、さまざまな仕事があります。

そこで今回は、牧場で働く先輩に、競走馬に関わる仕事のやりがいや面白さ、そして大変さなどを率直に聞きました。

また記事の後半では「どうすれば競走馬に関わる仕事ができるのか」、その方法についても紹介します。
動物に関わる仕事をしたい、馬と働きたい、やりがいをもって働きたい・・・そんな進路を検討中の方は一度競走馬の仕事も考えてみませんか。

いつか、自分の手でG1優勝馬を 現役の先輩に聞く、仕事のリアル

「なんといっても、自分が担当した競走馬が重賞レースに出走すること。そして、勝利すること。その瞬間に味わえる感動と達成感はほんとうに大きいです」。
そう話すのは、有限会社ビッグレッドファーム 鉾田トレーニングセンターで働く、板井将宗(いたい・まさむね)さん。就職して7年目の26歳です。

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大分県出身の板井将宗さん 鉾田トレーニングセンターに在籍する調教スタッフ

板井さんが所属するビッグレッドファームでは、調教(トレーニング)をはじめ、育成、繁殖、スタリオン(種牡馬)業務まで、競走馬のすべての業務を担っています。牧場は北海道と茨城県に計7つあり、グループ関係馬を中心に約650頭を管理、そのうち中央競馬に登録されている競走馬が約300頭いて、次に出走するレースのために臨戦態勢にある競走馬が鉾田トレーニングセンターにやってきます。その馬たちを次のレースに向けてトレーニングするのが板井さんの仕事です。

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茨城県にある有限会社ビッグレッドファームの鉾田トレーニングセンター

「徐々に大きなレースに出走できるように、そして勝利できるようにと常に考えながら調教しています」と板井さん。
以前担当していた競走馬が重賞レースに出走した際は、新潟県まで応援に駆けつけたこともあるそうで、「その時の興奮は今も覚えています。あの興奮をまた味わいたい。それが仕事のモチベーションになっています」と話します。

では、板井さんは調教スタッフとして日々どんな仕事をしているのでしょう。

「一日の主なルーティンは、午前中に担当する馬を調教、午後に掃除やブラッシングという流れです。担当する馬は5頭から10頭と、時期によって数が変わります」。

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勤務時間は午前6時半から午後5時まで。お昼休憩は2時間あるので、近くの自宅に帰って食事をとりながらゆっくり過ごす。休日はポケモンのゲームなどをして過ごす

「調教では、各競走馬の体調やケガをチェックしたあと、騎乗して640mの坂路コースを走ります。午前中にこのようなトレーニングを終え、午後は厩舎の掃除、ケガなどのチェック、ブラッシングなどをします。どれも体力を使うので、朝と夜はストレッチや軽い筋トレをしています」と板井さん。
中でも騎乗はバランスが重要で常に体幹を使うため、慣れてからもかなり疲れるとのこと。

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馬にとってケガは一大事。毎日調教後に脚の点検を行います

馬と働く難しさについて板井さんは「馬は生き物ですから、一頭ごとに性格が違いますし、日によって機嫌も違います。それを読み取って、乗り方を変えないといけません」と話します。
「レースに多く出て活躍している馬ほど扱いは慎重になります。試行錯誤する中で馬の信頼を得られると嬉しいですね」。

生き生きと仕事について話す板井さん。実はこの仕事を志す前、乗馬経験はなく、馬についてもほとんど知らなかったそうです。

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板井さんが調教を担当している馬・マイネルジュリアン。「トレーニングはちょっと苦手」だそう

板井さんが「馬に関わる仕事をしたい」と思ったのは、高校生の頃。将来を考えたとき、「両親と見にいった競馬が面白かった」「競走馬の育成ゲームが面白く、興味を持った」と競馬にまつわることがいろいろ思い出されたのが理由だったそう。

「ただ同じ進路を選ぶ同級生はいませんでした。高校の先生も、どうすれば就職できるかを知らなかったです」。
そこでインターネットで調べ、馬を調教することが自分の希望に合った仕事だとわかったものの、専門学校などは授業料が高額で手が出ず、ネットで調べ続ける中『BOKUJOB』での「育成調教技術者養成研修」、通称「BTC研修」の告知にたどりつきました。

BTC研修は、軽種馬育成調教センターという北海道の施設が行っている競走馬の騎乗スタッフを育てる研修のことです。
JRA日本中央競馬会のサポートがあるため、比較的安価(教材・被服・食費を含めて年間約62万円)で研修を受けることが可能。また、研修中には北海道で民間牧場実習もあり、就職に直結しているというメリットもあります。

「高校卒業後、1年間BTC研修を受けることにし、乗馬から調教の基本をしっかり教えてもらいました。しかし毎日落馬していて、同期生からは『落馬王』と呼ばれるほど。『これで本当に一人前になれるのかな』と当時は不安でした」と苦笑しながら振り返る板井さん。

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自身の身長より大きなサラブレッドは乗馬するだけで難しい

「それでも、BTC研修で学んでいるうちに技術も知識も身につきました。それがすべて今も生きています。この在籍中に実習を受けたのが、北海道に本社のあるビッグレッドファームでした。『ここで働きたい』という希望が通り、就職もできました」。

当時を振り返って板井さんは、『BOKUJOB』をあまり使いこなせなかったことが「もったいなかった」とも話します。
「BTC研修には、BOKUJOBのイベントですでに知り合っている人たちや、普段から情報交換している人たちもいて、『しっかり使えば、もっと有利に就職を進められたのかな』と思ったんです」とのこと。

実際、ビッグレッドファームに入社する後輩たちにも、BOKUJOBを使っていた人は多いそうで「競走馬関連の仕事の情報は本当に少ないです。BOKUJOBのようなサイトで知識を得られるのはありがたいし、同じ夢を持った人と知り合えることはとても力づけられると思いますよ」と話してくれました。

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BOKUJOBのWEBサイト。仕事の種類や各地の牧場紹介など、仕事のイメージを持つことができる充実した情報が豊富

BOKUJOBはこちら

「競走馬の調教は、知力も体力も必要で、簡単な仕事ではありません。でも、日々自分の成長を感じられるし、担当した競走馬がレースで勝つ喜びはなにものにも代えがたい。レースのように分かりやすい目標があるのも、頑張る目標になります。だから僕はずっと続けていられるし、これからも『G1レース優勝馬を調教する』という夢に向かって頑張っていられます」と板井さん。
「馬が好きで興味を持ったなら、ぜひチャレンジしてください」と力強いメッセージも話してくれました。

「馬と働く」「牧場で働く」その夢を叶えるための最初の一歩は『BOKUJOB』で

競走馬と関わる仕事には、板井さんのような「育成牧場」での調教スタッフのほかにも、さまざまな仕事があります。
たとえば、サラブレッドの血統を守り計画的に競走馬を生産する「生産牧場」には、馬のケアや繁殖にまつわる仕事などがあります。

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馬と関わる仕事は多種多様。「競走馬をめぐる、人びとのつながり」より(https://bokujob.com/know/about/)

そういった牧場でのあらゆる仕事の内容はもちろん、やりがいやおもしろさを発信しているのが、板井さんも紹介していた競走馬 生産・育成牧場就業応援サイト『BOKUJOB』です。生産牧場・育成牧場での仕事内容、1年の過ごし方や1日の仕事の流れなど、詳しい情報が充実しています。
また動画サイト『BOKUJOB YouTubeチャンネル』では、それぞれの牧場で実際に働いている人の生の声を聞くことができます。

また、牧場での仕事に就きたい人にとって嬉しいのが、求人情報。エリア・牧場種別・雇用形態や体験受入の有無、寮や社宅の有無など条件で絞って検索することができます。

あわせて、研修情報やBOKUJOB主催のWEB相談会、全国各地でのイベント情報も充実しています。仕事のリアルな姿を知り、実際に働く人の声を聞ける貴重な機会。
また、疑問や不安を解消し、同じ目標を抱く人と知り合うチャンスがBOKUJOBなら得られます。

「馬と働きたい」
「競馬の世界に飛びこみたい」

そんな夢叶える最初の一歩として、ぜひBOKUJOBを活用してください。馬と真摯に向き合う先輩たちが、あなたをお待ちしています。

【お問い合わせ】

公益社団法人競走馬育成協会
電話:03-6809-1821(牧場就業促進事務局)
担当:上村・小野(受付時間 10:00~17:00 ※土・日・祝日を除く)

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