移住リエゾン直伝、にかほ市の魅力
念願のリアルで開催されたにかほ市の交流イベント。最初に登壇したのは、情報発信や移住体験ツアーの窓口として、移住希望者および移住者と地域をつなぐ様々な活動を通し、移住希望者と地域の「橋渡し」を行う移住リエゾンの3人です。それぞれの目線でにかほ市の魅力を動画で紹介してくれました。
トップバッターの新井真知子さんは、鳥海山のバックカントリースキーをきっかけに移住。魅力は「日常の絶景」です。鳥海山の山頂から海岸線までは直線距離で16km、山と海がある暮らしを楽しんでいます。空と海の色が美しく、特に夕日が感動的。海岸線のトレッキング、釣り、登山、アウトドアダイニングなど、日没時間の楽しみ方を伝授してくれました。
続く石井智代さんは、昨年、首都圏からにかほ市へ夫と共にIターン移住。登山で鳥海山を訪れ、登山口からの海岸線の景色が移住の決め手になりました。魅力は「四季折々の風景」。湧き水にも恵まれ、わさび栽培、自然農法米の生産者もいて、自宅の水道は鳥海山麓の元滝伏流水と同じ水源。清らかな自然を楽しみながら健やかな生活を送っています。
トリを務める小林裕高さんは、にかほ市の空き家、企業、グルメ紹介などマルチに活動。水がきれいだからこその「当たり前のごはんのおいしさ」が魅力。山菜、米、農産物はもちろん、あおさやカキなどの海産物も。四季折々の地元の食材を使った限定ラーメン店、間違いなくおいしい焼き鳥屋、絶対に喜ばれるお土産品まで、とっておきのグルメも教えてくれました。
暮らし・仕事・子育てをホンネでトークセッション
トークセッションの登壇者は、生まれ故郷のにかほ市で起業した斉藤さん、子育ての環境を考えてにかほ市に移住した大澤さん家族。東京で営業課長職と育児を両立する冨田さん（マイナビ）が進行役を務め、地域での生活、子育て、仕事について語ってもらいました。
にかほ市の自宅から中継で登壇した大澤さん家族は、子どもが小2と小4の時に埼玉から移住。夫が子どもたちに移住が楽しみになるように話をしてくれました。マンション暮らしから、一軒家で気兼ねなく、休日は自然の中で過ごすように。小学校は集団登校で、イベントなどで地域との関わりが生まれ、資金面では市の定住奨励金があり、安心して生活しているそうです。「親が安心できれば子どもも安心します。短い子育て期間を家族でのびのびと楽しんでほしい」とメッセージを送ってくれました。
斉藤さんは、にかほ市出身の26歳。大学進学で地元を離れ、プロスポーツチームに就職した後、専門とする防災教育を顔の見える人のためにとIターン。市内の中小企業で採用と広報の責任者を業務受託する傍ら、県の若手チャレンジ応援事業、市の創業チャレンジ補助金を活用し、今年4月に地域課題解決の会社を設立予定です。ビジネスの可能性について「地域にはいろいろな職種の人がいて必要とされている」と斉藤さん。結婚も控え、「仕事と子育てをにかほ市で頑張りたい」と抱負を語ってくれました。
進行役の冨田さんが「にかほ市には仕事や子育に皆さんがチャレンジできる環境が整い、それをサポートしてくれる地域の方々がいることが最大の魅力だと感じました」と感想を述べ、行政と市民の距離の近さ、コミュニティの強さが感じられるトークセッションでした。
にかほの魅力をグッと詰め込んだスペシャルランチ＆交流会
ここで、お待ちかねのスペシャルランチ。出張に特化した料理ユニット「nomade kitchen」の平野井浩二さんが、にかほ市のふるさと納税返礼品になっている特産物を使ったスペシャル料理で腕をふるってくれました。
【さきかたうどん・あおさ・ぶりこんふぃのクリームソース】を作るnomade kitchenの平野井浩二さん
にかほ市が商業栽培の北限とされる「イチジクの甘露煮とマスカルポーネチーズの白和え」はデザートにもなる1皿。ジャージー牛を飼育する土田牧場の「ボロニアソーセージと野菜のラタトゥイユ」は素材の旨みが凝縮。「鰰（ハタハタ）寿司のエスニックサラダ風」は秋田の郷土料理を現代風にアレンジ。「さきかたうどん・あおさ・ぶりこんふぃのクリームソース」は特産品3品を贅沢に使用。ぶりこんふぃの「ぶりこ」とは鰰の卵です。
参加者の皆さんに移住リエゾンや市職員が加わって輪をつくり、にかほ市を感じられる料理を味わいながら会話が楽しく弾んでいました。
手厚い子育て制度など！充実の移住制度や支援を市の担当者が紹介
支援制度について説明する商工政策課の越川さんと渡辺さん
最後は、にかほ市の移住支援について、商工政策課の越川さんと渡辺さんが紹介してくれました。
いきなり移住は不安という方も多いと思います。そんな方向けに、にかほ市ではオーダーメイドのお試し移住体験ツアーを実施。参加者には交通費・宿泊費などの補助金があります。1日1000円で利用できる一戸建てのお試し住宅も準備されています。
移住後の暮らしでは、定住奨励金、家族世帯向けの家賃補助金、空き家情報バンクや空き家購入奨励金などの補助制度があります。子育てについては、にかほ市は待機児童ゼロ、保育料は完全無償、高校生まで医療費全額無償などで応援。仕事では、市内に定住・転入して就職している方への奨学金返還額の一部助成、条件に応じた起業・創業の補助なども。
ここで取り上げた以外にも、にかほ市では移住相談から住まい・暮らし、子育て、就労・起業まで、サポートが充実しています。
「補助が充実して住みやすそう」「まずは行ってみたい」など参加者から前向きな声
和やかな雰囲気で交流が進んだにかほ市のイベント。参加者に感想を聞いてみました。
福岡県出身のA.Y.さんは、「たくさんの補助があり移住しやすそうだと感じた」と話します。にかほ市のことを知らなかったという兵庫県出身のK.Tさんは、「山と海の自然、食、人間関係のよさが伝わり、まず行ってみたい」と思ったそうです。秋田県出身で東京在住のY.S.さんは、「移住者の方々が秋田の魅力を引き出してくれることがありがたい」と話していました。
にかほ市の越川さんは、「子育て世帯やご夫婦など様々な方にお集まりいただき、にかほ市を知ってもらえたことがよかった。皆さんを通してにかほ市のよさが広まり、移住に関心が高まったときに選択肢の1つに選んでいただけたら嬉しいです」と語ってくれました。
にかほ市では、移住リエゾンによる情報発信や移住体験、担当職員によるオンライン相談なども随時行っています。にかほ市に興味を持ったら、ぜひ気軽に問い合わせてみてください。
お問い合せ
移住に関するお問い合わせは以下から
にかほ市役所 商工政策課 ふるさと創造班
住所：秋田県にかほ市象潟町字浜ノ田１
電話：０１８４－４３－７６００
ホームページ：にかほーむ
