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花き業界にも影響あり!?「2024年問題」に備える花き農家に、その極意を聞きました!

花き業界にも影響あり!?「2024年問題」に備える花き農家に、その極意を聞きました!

最近、ちまたでよく聞く「2024年問題」をご存知でしょうか。「2024年問題」とは、働き方改革関連法により2024年4月1日以降、自動車運転業務の年間時間外労働時間の上限が960時間に制限されることで発生する問題の総称です。実はこれ、物流業界に限った問題ではなく、花き業界にも多大な影響があり、もともとあったドライバー不足に加え、労働時間の規制により、これまで通りの輸送ができなくなるかもしれないのです。
つまり、運送会社による集荷がなくなれば生産者が自ら出荷・納品しなければならず、そうなればトラックへの積み込み・積み下ろしという新たな作業が増える上、それに伴う作業量・作業時間は膨大に……。今回ご紹介するのは、そんな「2024年問題」を回避するために立ち上がった、ある生産者のお話です。

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物流難民を経験し、いち早く新たなビジネスモデルへ移行

マイナビ農業が注目したのは、岡山県美作 (みまさか)市にある株式会社永谷(ながや)園芸です。地域に根ざす生産者として花壇苗の栽培・販売に注力するだけでなく、なんと自社で物流部を持ち、花の運搬まで手掛けています。

永谷園芸で生産されている花き

地域の花農家と立ち上げたフラワーブランド「武蔵」は “宮本武蔵のように強い苗に”という願いが込められている

代表取締役である永谷昭頼(ながや・あきより)さんは創業者である父の後を継ぎ、2003年から経営に携わる敏腕社長。2009年には法人化を実現し、事業の拡大を図ってきました。現在はハウス栽培1万1,030.5平方メートル、露地4,919平方メートル、水田2,500平方メートルの敷地でポット苗を生産するほか、育てた花を使ったアレンジや寄せ植えなどの加工をしています。
さらに、自社物流部を通して、自社で育てた花はもちろん、中国エリアの生産者の花を北海道から九州まで全国の市場やホームセンターに届けています。

永谷園芸 永谷昭頼代表取締役

花壇苗を通して「さりげない幸せを届けたい」と語る永谷社長

「2024年問題もそうですが、当社が最初に物流問題に直面したのは今から約10年前のこと。そもそも中国地方は大きな花の産地もなく花き輸送は他産地に比べ遅れていました。そんな中、近県の花の市場向けの輸送をしていた運送会社が撤退し、新しく輸送を始めた運送会社も採算がとれずにいました。
このままでは近県産地の花が市場に届かなくなるという時に、永谷園芸がホームセンターの自社配送をしていたこともあり、その運送会社の社長に後押しされて 2016年に思い切って一般貨物自動車運送事業許可を取り、生産者兼運送会社になりました。
また、同時期にホームセンターへの直送体制を強化することで、業務効率化・販路拡大にも努めました。その後、2024年問題が浮上するわけですが、事業を継続・発展させるために 、早くからこれまでのやり方を見直していた当社にとって、強い味方として欠かせないのが『アルフロック』です」と永谷さんは語ります。

市場でおなじみの『アルフロック』をホームセンターに展開!?

花き業界に身を置く方々にはおなじみの台車『アルフロック』。永谷さんも経営に携わるようになった約14年前から導入し、花壇苗の積み込み・積み下ろしの時短・効率化を図ってきました。

アルフロックを使って荷物を積んでいる様子

積み込む・下ろす・売り場に並べるまで全て1台で完結する台車『アルフロック』

「最初に導入したのは10台ほど。当時は勇気を振り絞ってのレンタルでしたが(笑)、今となっては『アルフロック』のない作業は考えられません。以前はトラックに板を渡してそこに苗を一つ一つ手で積んで、市場に着いたらまた手で下ろして……の繰り返し。時間はかかるし、体への負担は大きいし、いいことは何一つありませんでした。当時はこれが当たり前だったので誰もがそうしていましたが、『アルフロック』の登場により状況が変わり、市場でも既存の台車から『アルフロック』への移行が進んだように思います」と永谷さん。

アルフロックで作業するドライバーさん

『アルフロック』を使ったドライバーさんからは「これがない現場には戻れない」なんて声も聞かれるのだとか


※従来のレンタル台車は棚板4セット付きですが、写真のものは 積載効率等を鑑み、追加棚板を別途ご購入いただいております。

アルフロック』が花き市場に欠かせないツールとなっているのは誰もが知るところですが、これを新たにホームセンターにも広げようとしたのが永谷さんのすごいところ。先述した直送体制の確立に伴い、ホームセンターの物流拠点にも『アルフロック』があれば、積み込み・積み下ろしの手間が省け、時短やドライバーの負担減・コスト減、さらにはアイドリングストップなどCO2削減にも貢献できると、上場企業であるホームセンターに『アルフロック』導入を働きかけたのです。

実際の資料を見せてくださいました

生産者兼物流会社の視点で、課題・原因分析、『アルフロック』の効果をまとめた実際の資料を見せてくださいました

「20ページ以上の資料を作成し、目の前に迫る2024年問題やそれに対する当社の取り組み、『アルフロック』の有無による所要時間やドライバーのコストの差などを詳細に記載。例えば、1回の運行で手積みだと、のべ8.5時間ほどかかっていた作業時間は『アルフロック』導入で約2時間へ。同様に荷下ろしは約6時間が約1時間へ、それに伴う作業待機時間は約3時間が約5分へと激減。時短により削減できたコストも明記して訴えました」と永谷さんは熱く語ってくれました。

だから私は『アルフロック』を選びました

現在、とあるホームセンターでは、『アルフロック』の試験的導入を決定。その成果は全国の拠点にも伝わっているようで、永谷さんは「これからもホームセンターのすべての物流拠点への導入を働きかける」と力強く語ってくれました。

アルフロックに陳列される永谷園芸野お花たち

台車ごと交換できるため、出荷から売り場への陳列 までの間に花に触れる機会が減り、花の鮮度も保てるそう。

そんな永谷さんに改めて『アルフロック』の魅力をお聞きしたところ、挙げてくれたのが以下の3点です。

アルフロック推しポイント

  • 台車の交換が可能
    『アルフロック』の所有者同士で台車の交換が可能。商品を乗せたまま引渡しできるので業務効率化が図れます。(※ただし、レンタルの『アルフロック』に限る)
  • メンテナンスフリー
    「アルフロックレンタルサービス」にはメンテナンスが付帯。破損の際にも修理費用は一切発生しません。
  • 耐久性・安全性にすぐれ、作業がスムーズ
    アルミニウム合金製なので軽く、さびにくく、移動がラク。連結可能なのでけん引車での移動が可能、かつ4t・10tトラックを想定したサイズ設計も魅力です。

『アルフロック』による時短・効率化で生産者の思いをいち早く届けたい

生産者として、また運送会社として、生産者と消費者をつなぐ永谷園芸。『アルフロック』の導入を通じて目指しているのは、時短・業務効率化・コスト削減だけではありません。

「生産者だからこそ花への思い入れは人一倍強くあります。生産者が丹精込めた花をより早く、より美しい状態で届けることができれば、それは生産者の思いを消費者に届けることにもなります。私たちが『アルフロック』の導入を広く働きかけるのは、花そして生産者への愛情があるからにほかなりません。生産者と販売店がそれぞれの仕事に専念できるよう、私たちが物流をつなぎたいのです。
日本庭園が世界に誇る文化・伝統になったように、私は園芸を文化にまで高めたいと思っています。一過性のブームではなく文化へと昇華させれば継続的なニーズが生まれ、花に携わる生産者の暮らしが豊かになり、豊かになれば日本の農業の未来も開ける。こうした良い循環を生むために、私は『アルフロック』を相棒に園芸を文化へと高める活動を続けたいと思っています」

ハウスで微笑む永谷社長

時代の変化を前向きに受け止め、試行錯誤しながらも一歩を踏み出した永谷さん。『アルフロック』という汎用(はんよう) 性の高いツールを活用し、次は皆さんが自分らしい使い方を生み出してみませんか。導入を検討される方、興味がある方は、ぜひ下記のお問い合わせ先までご連絡ください。

《取材先》
株式会社永谷園芸
岡山県美作市赤田381-2
TEL:0868-78-4728

お問い合せ

岩谷マテリアル株式会社
〒104-0033
東京都中央区新川一丁目4番1号 住友不動産六甲ビル4階

◇アルフロック公式ページはこちら

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