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福島県柳津町が提供する温かいサポートと、歴史ある町の魅力。先輩ファーマーの姿に見る地域農業の明るい未来

福島県柳津町が提供する温かいサポートと、歴史ある町の魅力。先輩ファーマーの姿に見る地域農業の明るい未来

福島県奥会津の玄関口・柳津町(やないづまち)では新規就農者を募集中!名刹・日本三虚空藏をはじめ、福島県会津地方に伝わる「あかべこ伝説」など、至るところに生きるヒントが点在し、先輩ファーマーのサポートも充実する町には、新たな挑戦を応援する環境が整っています。そこで今回は、カスミソウと水稲を栽培する先輩ファーマーにインタビュー。柳津町の魅力と共に、地域農業の可能性を紹介します。

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新しい土地で農業を始めたいー。でも、知り合いもいない、土地勘もない見知らぬ土地での就農に不安はつきもの。そんな新規就農者をあたたかく迎え入れてくれるのが福島県柳津町です。日本三虚空藏の一つとされる名刹・福満虚空藏菩薩圓…

赤べこ発祥の地・柳津町の魅力

今から400年ほど前の西暦1611年に会津地方を襲った大地震で円藏寺のお堂をはじめ僧舎・民家が倒壊し柳津町も大被害を受けました。本堂再建のため大材を巌上に運ぶのに困り果てていたところ、どこからともなく力強そうな赤毛の牛の群れが現れ、大材運搬に苦労していた黒毛の牛を助け、円藏寺菊光堂を建てることができたのです。

この赤毛の牛を「赤べこ」と呼び、忍耐と力強さが伝わり、さらには福を運ぶ「赤べこ」として多くの人々に親しまれるようになりました。この伝説が、当柳津町が「赤べこ発祥の地」と言われる由縁です。(柳津観光協会HPから引用)

赤べこと福満虚空藏菩薩圓藏寺

そんな伝説が伝わる柳津町は、水稲をはじめ、トマト、キュウリ、アスパラガスや宿根カスミソウなどの作物が作付されています。朝夕の寒暖差による恵まれた気候は、品質の良い農産物を育み、生産者の弛みない努力と情熱によって守られています。

歴史と文化、自然が共存する柳津町は新規就農者をあたたかく受け入れ、未来の農業を地域で守るマインドが根付いています。新天地でカスミソウを栽培する移住就農者の青年と、地域農業を牽引するベテランファーマーの姿から、その魅力を探ってみましょう。

カスミソウ農家、坂口裕也さんの農業奮闘記

坂口 裕也さん

長崎県出身の坂口 裕也(さかぐち・ゆうや)さんは、延べ約99アールのほ場で年間約25万本のカスミソウを出荷するカスミソウ生産者です。2010年に奥様の実家である柳津町に移住し、義父の手伝いをしながら技術や知識を習得。現在は独立をし、美しく可憐な「昭和かすみ草」(※)を栽培しています。

※昭和かすみ草:昭和村、柳津町、三島町、金山町の4町村のJA会津よつばかすみ草部会が生産しているカスミソウのブランド。2023年7月には農林水産省の地理的表示(GI)保護制度の対象として登録

「東京で働いていた私は、義父がカスミソウを育てる姿を見たり、農業の楽しさを聞くうちに、どんどん農業に魅せられていきました。高品質なカスミソウを出荷することで、経営的にも安定できると思い、移住就農を決意しました」

と、話す坂口さんのほ場は標高350メートルに位置する胄中(かぶちゅう)という地区に集中しています。夏季の冷涼な気候を好んで生育するカスミソウに適した高冷地である同地区は夏でも涼しく、まさにカスミソウにぴったりな環境と言えます。

ハウスで栽培される“昭和かすみ草は、2023年7月には農林水産省の地理的表示(GI)保護制度の対象として登録された

「昭和村、柳津町、三島町、金山町の4町村は日本有数のカスミソウの産地として知られ、その優れた品質から市場でも高値で取引されています。安定した収入が得られることもまた、移住就農を決意した理由です」

定植から約50日間で収穫を迎えるカスミソウは年に2回収穫をすることができます。坂口さんは日照時間や水はけの良いほ場を見極めながら作付けするハウスを決め、安定出荷を実現しています。

「食品ではないカスミソウは、栽培をするうえで精神的負担は少ない作物ですが、品質が収入に直結するため、決して手を抜くことはできません。かん水や病害虫予防など管理を徹底し、雑草除去などほ場を常にベストな状態に保つことを大切にしています」

     

爽やかな風が吹くほ場で、丁寧にカスミソウを収穫する坂口さんの表情からは充実した日々が伺えます。その姿を見ていると、すでに答えはわかったようにも思われますが、あえてお聞きしました。“農業の楽しさってなんですか?”

「自分にとっては1人で黙々と作業ができることです。美味しい空気を吸いながら、ストレスフリーで仕事に向き合うことができます。繁忙期は大変なこともありますが、働き方は自分次第です。家族との時間を大切にしながら仕事ができることが、農業の魅力だと思います」

新天地・柳津町での農業生活は家族とのつながりと魅力的な暮らしの宝庫

     

順風満帆に見える坂口さんのファーマー生活ですが、収穫が追いつかず、機会損失をしたり、葉ダニの発生で苦労した苦い経験があります。

「両親と弟を長崎から柳津町に呼び寄せるにあたり、ほ場を増やした結果、管理が行き届かず、大変な思いをしました。失敗から学ぶことは本当に多く、今では良い経験だったと思っています」

4人のお子さんを持つ坂口さんは、家族とのつながりをとても大切にしています。移住から数年後、長崎から家族を呼び、現在は両親と弟たちも県内に移住しました。

「所得制限のない若者促進住宅の整備など、地域住民の声で実現した事業もあり、子育て世代に優しい点も柳津町の魅力です。自治体の支援も手厚いので、新天地で子育てや農業を始めたい方にはぴったりな土地と言えるでしょう」

柳津町の充実した暮らしは、坂口さんの笑顔を見れば一目瞭然。家族を呼び寄せたのはそれだけ柳津町が魅力に溢れている証と言えます。最後に、新規就農を志す方へのアドバイスを伺いました。

「カスミソウは女性も作業や管理がしやすい作物ですが、立ち仕事も多く、ある程度の体力は必要です。また、収穫して終わりではなく、仕分けや長さ調整などの作業はスピード勝負。作業の効率化を常に意識しながら向き合うことで、目標の収益と目指す農業を実現できるはずです。ぜひ、柳津で一緒にカスミソウを育てていきましょう!」

最高品質のコシヒカリを作り続けるため、新規就農者が参入しやすい環境を整備

   

取材に訪れた9月下旬。柳津町は米の収穫の最盛期を迎えていました。黄金色に輝く田んぼを、コンバインで軽快に走っているのは猪野 了(いの・りょう)さんです。現在、10ヘクタールもの広大なほ場を耕作する、地域の農業を牽引するリーダー的存在です。

「高齢化や後継者不足を理由に離農する農家が増え、耕作の委託が増えていきました。現在は60枚以上を地域の仲間と共に耕作しています」

猪野 了さん

そう話す猪野さんが作る米の品種は「コシヒカリ」。柳津町に流れる只見川の豊かな水ときれいな空気で育ったその味わいは、もっちりとして甘みが強いことが特徴です。日中の暑さと夜間の涼しさが極上の食味を生み出し、一般財団法人日本穀物検定協会が毎年全国規模の産地品種に対して実施する食味官能試験では基準米より特に良好である最高ランク「特A」の評価を受けています。

    

名実ともに会津を代表する米を生産する猪野さんは米農家歴30年のベテランファーマーです。先人たちが守り続けてきた田園風景を守るため、2022年に乾燥機や田植え機、色彩選別機を新たに導入しました。

「最新鋭の機械を導入したのは、これまで使用してきた機械の老朽化だけが理由ではありません。新規就農で米を作付けするには、設備投資がどうしても膨大になります。導入した農機や機械を使ってもらうことで新規就農者が少しでも負担なく農業を始められるよう、設備の導入を決意しました」

と、地域農業の未来を見据えている猪野さんが今回新たに導入したのが色彩選別機です。米をセンサーやカメラで識別し、虫にかじられて着色したお米や異物等を空気で吹き飛ばすための機械は「シキセン」とも呼ばれ、米の品質向上を決定づける重要な役目を担っています。

新たに導入したのが色彩選別機

「米を作って収穫することが終わりではなく、美味しく食べていただくことが私たち農家の使命です。シキセンの導入でより高品質なコシヒカリを食卓に届けることができます。私たち農家にとって一番嬉しいのは“美味しい”という消費者の声です。その声を守り続けるためにも、最高品質のコシヒカリを作っていくことが目標です」

新規就農者や次世代の農業従事者と共に地域農業の発展を目指す猪野さんは、米作りの知識や技術を惜しみなく伝授してくれます。それも全て柳津町の米と田園風景を守るための決意なのです。

特に良好である食味の最高ランク「特A」の評価を受けている会津米

「豊かな自然と田園風景は、柳津町の財産です。離農を理由に耕作放棄地を増やすわけにはいきません。若い方の力を借り、町の宝を守っていきたいと考えています。風光明媚な景観の中、共に農業を楽しみましょう。私たちベテラン生産者が必ず力になります!」

と、力強いメッセージからも、猪野さんの心意気とあたたかな人柄を感じることができました。

農業の理想郷・柳津町で新たな挑戦を!新規就農者募集中

「柳津町では新規就農者を全力で応援します!」と、エールを送る柳津町役場地域振興課の坂上さん

農業で人と人をつなぎ、町のさらなる発展を目指す柳津町では現在、新規就農者を募集しています。町では「未来の農業を担う若者応援給付金」として、国の青年就農給付金の要件に基づき、以下を上乗せで給付します。

未来の農業を担う若者応援給付金

●年間上限 200 万円
 (給付上限 600万円。給付期間3〜5年間)
 ※設備投資等の費用分のみ給付対象となります。
 ※令和5年10月現在の内容です。今後変更になる可能性があります。

新天地でカスミソウ農家として活躍する坂口さんや、地域農業の未来のために尽力する猪野さんの姿を見れば、そこには新規就農者をあたたかく迎える風土が根付いていることがわかります。それはまさに、農業を志す方にとっての理想郷です。

ぜひ、農業で実りある人生を送ってみませんか?あなたの挑戦こそが、柳津町の未来を明るく照らすことでしょう。

     

■お問合せ■
―福島県柳津町 赤べこ伝説発祥の地―
柳津町役場 地域振興課 農林振興係
〒969-7201 福島県河沼郡柳津町大字柳津字下平乙234
TEL:0241-42-2116

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