東日本大震災の後に誕生した観光農園。規模が大きくなるほどトイレ不足は切実に
足を踏み入れると、そこにはイチゴハウスがずらりと並ぶ圧巻の光景が。「山元いちご農園」では一年を通し32万本ものイチゴが育てられています。
農園がある宮城県南東部の山元町は、日本有数のイチゴの産地です。のどかな景色が広がる山元町ですが、2011年3月11日の東日本大震災では大きな被害を受けました。家や田畑は津波で押し流され、残されたのは泥と瓦礫のみ。100軒以上あったイチゴ農家も一時5軒にまで減少。先行きが見えない状況の中で「山元いちご農園」は誕生しました。
「地域の復興のために、まずイチゴ栽培を再開させる必要があると考えました」そう話すのは代表取締役の岩佐隆さん。「未来を担う若者の表情が暗く、エネルギーが無かった。イチゴ農家を復活させ、きちんと経営が成り立つことを示せば、地域が元気を取り戻す。そう考えたんです」。
震災からわずか3か月後、岩佐さんら3軒の農家が協力し株式会社を設立。高設養液栽培を採用し、ハウス内の環境管理もオートメーション化するなど、生産性の向上を図りました。「事業を大きくし、安定した収穫量を保つことで、雇用の拡大や安定化、生産者の育成を目指しています」。今では10棟のイチゴハウスと、1haの大型イチゴハウスを有する、総面積32000㎡もの東北最大規模のイチゴ農園に発展しています。
そんな「山元いちご農園」ですが、来園者数が伸び、規模が大きくなるにつれて、トイレ不足の問題が顕在化していきます。
“安い”“早い”“丈夫”な旭ハウス工業の仮設トイレ。導入にストレス無し!
イチゴ狩りの最盛期である2~3月の週末、「山元いちご農園」には1日300~400人もの人が来園します。さらに、ワイナリーやカフェ、バームクーヘン工房を運営するなど六次産業化を図り、イチゴ狩り期間外のお客様も確保。国内外の観光客を呼び込むことに成功し、コロナ禍以前、来園者数は8万人にも上りました。
「そうなるとやっぱりトイレは足りなくなりますよね」と岩佐さん。元々農園では、イチゴハウスの側に2台の仮設トイレを設置していましたが、その台数では不十分。イチゴ狩りで混雑すると、トイレ待ちの行列がすぐにできてしまいます。増設を漠然と考えだしたとき、たまたま旭ハウス工業の営業マンが仮設トイレの設置を勧めに農園を訪れました。
「とにかく数を増やしたかったから、トイレの機能はさておき、営業さんの人柄の良さで決めちゃったんだけどね」と笑う岩佐さん。結果的に、旭ハウス工業の仮設トイレの導入は満足のいくものになりました。
「旭ハウス工業の仮設トイレは、まず導入に負担が無いんですよ。リーズナブルで、そして納品や設置がスムーズ。注文から1週間後にはスタッフさんが設置してくれて、すぐに使えましたね」と購入時の印象を岩佐さんは教えてくれました。
建設現場やイベント会場などでの利用例も多い旭ハウス工業の仮設トイレ。他社製品と比較してリーズナブルというのが大きな特徴のひとつです。また、コンパクトで軽量なので運搬や設置場所にも困りません。杭を打てる農地のような平地で、台車が通れる場所であれば大体設置可能です。
岩佐さんが選んだペダル式軽水洗タイプは、給水工事などの手間がなく、設置したらその場で使えるようになるのがメリットです。
抜群の耐久性。部品の交換もアフターサービスで対応。増設で女性スタッフのトイレ事情も改善
旭ハウス工業の仮設トイレを選んで最も良かった点を岩佐さんに尋ねました。
「とにかく丈夫! 万が一壊れたとしても、旭ハウス工業さんに連絡すれば部品を持ってきてくれて交換してくれるそうですが、今のところ部品交換まではしたことがないんですよ。
屋外に置いている物だし、たくさんのお客さんが使うから、扉が外れたり、水が流れ無くなったりという問題は必ず起きるもの。アフターサービスがしっかりしているのは心強いです」。
旭ハウス工業の仮設トイレはポリエチレンやポリプロピレンといった軽量で丈夫な素材を採用。シンプルな作りだからこそ壊れにくく、部材の交換に時間が掛かりません。連絡すればアフターサービスを受けられるのも魅力です。
シンプルさは掃除のしやすさにも繋がっているそう。汲み取りは市町村や業者への申請が必要ですが、普段の使用では汚れる場所が少なく、においも目立ちません。仮設トイレ=臭いというイメージの方も多いかもしれませんが、岩佐さんはにおいに悩まされることはないそうです。
「来園者も女性が多いし、スタッフも女性が多い。そうなるとトイレってものすごく大事。農園カフェ『Berry Very Labo』のスタッフも、お客様でトイレが混雑して自分たちはトイレを我慢という状況が減ったと喜んでいます。仮設トイレを置くと働く人も楽になるんじゃないかな」と岩佐さん。
岩佐さんは今、仮設トイレの増設を考えています。
「リピーターが増えるようお客様の満足度を上げ、従業員の働く環境を整える。そんな基本的なことが事業を継続していくうえで大切なことだと考えています。旭ハウス工業の仮設トイレには、女性用もあるそうなのでいろいろ検討していきたいです」とのこと。
いつも前向きで、パワフルな岩佐さん。地域産業を支える「山元いちご農園」の挑戦はこれからも続きます。
仮設トイレがネットで買える! ECサイトの誕生で、全国どこでも導入がますます手軽に
今回ご紹介した旭ハウス工業の仮設トイレ、なんと今後はネット通販が可能となり、さらに導入しやすくなります。
「2024年1月に自社ECサイトがオープンしました。オンラインで購入できるので、仮設トイレをより身近なものとして感じていただけると思います」と、旭ハウス工業・エリアマネージャーの石井健一さんが教えてくれました。
仮設トイレをネットで買える、とは驚きですが、購入方法は通常のネット通販と同様でとても簡単です。
・ペダル式軽水洗(汲み取り)タイプか水洗タイプか、和式か洋式かなど、環境や希望にあわせ仮設トイレを選ぶ
↓
・カートから決済方法を選択し、取引完了。納品までは1週間位が目安
↓
・納品日に専門配送業者とともに仮設トイレが到着。1台20分程度で設置
「設置場所についてなど、不明点がある場合は各拠点にお気軽にご相談いただけます」と石井さん。もちろん、通常の購入時と同じく手厚いアフターサービスを受けられるそうなので、購入後も安心ですね。
ますます導入が簡単手軽になる旭ハウス工業の仮設トイレ。石井さんによると「旭ハウス工業の仮設トイレは鮮やかなグリーンのボディもお客様に好評です。景観を損なうことが無いので農作業の現場に設置しやすい、とのお声をいただいています」とのこと。もちろん全国どこでも配送可能。観光農園でも個人農家でも、トイレの設置を検討している方はぜひチェックしてみてくださいね。
<取材協力>
山元いちご農園
〒989-2201 宮城県亘理郡山元町山寺字稲実60番地
TEL:0223-37-4356 FAX:0223-29-4958
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