水稲からブランド野菜まで!最大3年間の補助を受けられる就農支援制度
朝来市は日本海側気候と内陸性気候の要素を併せ持ち、1年を通して昼夜の寒暖差が大きい地域です。耕地面積の約60%が水田で占められる一方、転作活用により、ねぎ・黒大豆・ピーマンなどの特産品があります。中でも香り豊かで甘く柔らかい『岩津ねぎ』は、毎年11月下旬から3月下旬に期間限定で販売されるブランド商品で、シーズンには販売する道の駅のレジで行列ができるほど人気です。
そんな朝来市では、平成29年の1月から移住者向けに就農を応援する『朝来市新規就農希望者研修費補助金制度』が実施されています。この制度は、研修開始時の年齢が61歳以下の人を対象に、朝来市認定農業者等のもとで最大3年間の研修を受けられるもの。研修期間中は一定額の補助金が支払われ、住まいの支援や医療子育てサービスなど、朝来市の充実したサービスを享受できます。
親方(研修先)に聞く、朝来市で農業を学ぶ魅力とは?
就農支援制度の研修生は、経験豊富な認定農業者等のもとで自身が興味を持った農作物のイロハを学べます。制度開始当初から研修生を受け入れているのが、朝来市認定農業者協議会の会長を務める村上さん。運営する「村上ファーム」は朝来市初の有機JAS認定米の生産をはじめ、食品安全・労働環境・環境保全に配慮した「持続的な生産活動」を実践しています。
会員同士の連携が密なため、もし最初に選んだ親方(研修先)とは違う農作物を学びたくなった場合も、親方変更に柔軟に対応できます。朝来市は水稲から特産品の野菜まで幅広く学べる環境が整っているので、意欲さえあればどんどん成長できますよ。
同会員でイチゴとトマトを栽培する坪井さんのもとでも、現在1名の研修生が学んでいます。
お米やピーマン、黒大豆などの野菜を育てる篠岡さん夫妻も、朝来市の研修制度のメリットを語ってくれました。
行政サービスにも自信あり!就農への熱い思いに応える充実した制度
朝来市役所農林振興課の福富さんは、就農支援制度の嬉しい影響も教えてくれました。
実は、最近市内の若手就農者が増えているんです。移住して農家として活躍している方の姿が、いい刺激になっているのではないでしょうか。
元々、人口3万人未満の近畿エリアの自治体ランキングで、住みたい田舎の第2位※に選ばれるほど 人気の朝来市。中学3年生までの子どもの医療費無料や保育料の補助、住宅購入や補修費用、家賃の補助など、若い世代に嬉しい行政サービスが充実しています。
※宝島社出版「住みたい田舎ベストランキング」2024年版より
朝来市で農業を学ぶ研修生のみなさんに聞きました!
梶原翔太さん
途中で親方を変更できる制度は他ではあまり聞かないので、色々やってみたい人にはお勧めです。私は朝来市出身ですが、土地利用型の大規模農業で地域の人と協力しながら故郷を活性化させていきたいですね。
福地知明さん
実家が農家なわけでも農業関連の学部にいたわけでもないですが、農業と何かを掛け合わせて面白いことができないか…など新たな環境で夢を膨らませています!
富永翔一さん・みゆさん
野菜は作る人によって味が全く違うので、美味しい野菜をさまざまな流通ルートを通じて販売していきたいですね。
取材は非常に和気藹々とした雰囲気で進み、親方や研修生、みなさんの仲の良さが伝わってきました。農家同士の良い距離感に加え、親方の変更が途中で可能な点、行政サービスの手厚さなどが、移住者や新規就農者の増加につながっています。
新規就農をお考えの方は『 朝来市新規就農希望者研修費補助金制度』を活用して、活気あふれる朝来市の農業にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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朝来市役所 農林振興課
〒669-5292
朝来市和田山町東谷213番地1
TEL:079-672-2774
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