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【ひょうごde就農第8弾】住みたい田舎として人気の兵庫県朝来市は、本気で農業を営む意思のある人を全力で応援します!

【ひょうごde就農第8弾】住みたい田舎として人気の兵庫県朝来市は、本気で農業を営む意思のある人を全力で応援します!

兵庫県のほぼ中央に位置する朝来市は、京阪神エリアから鉄道や車で2時間足らず、人口3万人ほどの自然豊かな町です。観光地としても人気で、近畿地方では最大級規模の『茶すり山古墳』や、天空の城として全国屈指の『国史跡 竹田城跡』、約1200年の歴史を持つ『生野銀山』などがあります。今回は、朝来市の『朝来市新規就農希望者研修費補助金制度』について、朝来市農林振興課と親方(研修先)、研修生のみなさんにお話を伺いました。

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水稲からブランド野菜まで!最大3年間の補助を受けられる就農支援制度

朝来市は日本海側気候と内陸性気候の要素を併せ持ち、1年を通して昼夜の寒暖差が大きい地域です。耕地面積の約60%が水田で占められる一方、転作活用により、ねぎ・黒大豆・ピーマンなどの特産品があります。中でも香り豊かで甘く柔らかい『岩津ねぎ』は、毎年11月下旬から3月下旬に期間限定で販売されるブランド商品で、シーズンには販売する道の駅のレジで行列ができるほど人気です。

野菜等で約3億円もの売上を誇る、山東SA内にある道の駅『但馬のまほろば』の特産品売り場でも、岩津ネギは一際存在感を放っています

そんな朝来市では、平成29年の1月から移住者向けに就農を応援する『朝来市新規就農希望者研修費補助金制度』が実施されています。この制度は、研修開始時の年齢が61歳以下の人を対象に、朝来市認定農業者等のもとで最大3年間の研修を受けられるもの。研修期間中は一定額の補助金が支払われ、住まいの支援や医療子育てサービスなど、朝来市の充実したサービスを享受できます。

補助金額は国が定める金額より2万5000円高い金額が設定されています

親方(研修先)に聞く、朝来市で農業を学ぶ魅力とは?

就農支援制度の研修生は、経験豊富な認定農業者等のもとで自身が興味を持った農作物のイロハを学べます。制度開始当初から研修生を受け入れているのが、朝来市認定農業者協議会の会長を務める村上さん。運営する「村上ファーム」は朝来市初の有機JAS認定米の生産をはじめ、食品安全・労働環境・環境保全に配慮した「持続的な生産活動」を実践しています。

朝来市認定農業者協議会 会長の村上さん

協議会では農業が直面する課題解決に向けて、時世に応じた講習会の開催や情報交換・発信などを行っています。現在34名の会員のうち、20名が研修生を受け入れている状況です。

会員同士の連携が密なため、もし最初に選んだ親方(研修先)とは違う農作物を学びたくなった場合も、親方変更に柔軟に対応できます。朝来市は水稲から特産品の野菜まで幅広く学べる環境が整っているので、意欲さえあればどんどん成長できますよ。

同会員でイチゴとトマトを栽培する坪井さんのもとでも、現在1名の研修生が学んでいます。

イチゴとトマトを栽培する坪井さん

就農時には1番やりたい農業が何なのか定まっていない方も多いので、途中で親方を変更できるのは、親方にとっても研修生にとっても魅力だと思いますね。農業の技術面はもちろん、経営面でも非常に勉強になると思いますよ。

お米やピーマン、黒大豆などの野菜を育てる篠岡さん夫妻も、朝来市の研修制度のメリットを語ってくれました。

お米・ピーマン・黒大豆などを育てる篠岡さん夫妻

比較的小さな朝来市だからこそ、行政や農業、親方同士の距離などが近くアットホームな雰囲気があります。私も先日雨で作業できなかった時に坪井さんの苺のハウスに手伝いに行って、こちらも勉強させてもらいましたよ。

困った時に助け合えるネットワークがあるのは、研修生の方が将来朝来市に腰を下ろし、農業をスタートする場合にもプラスになるのではないでしょうか。

行政サービスにも自信あり!就農への熱い思いに応える充実した制度

朝来市役所農林振興課の福富さんは、就農支援制度の嬉しい影響も教えてくれました。

朝来市役所農林振興課の福富さん

支援制度を利用した研修生は累計で36名になります。卒業生の中には、岩津ねぎの生産者として優秀な成績を収め 表彰された方もいますよ。

実は、最近市内の若手就農者が増えているんです。移住して農家として活躍している方の姿が、いい刺激になっているのではないでしょうか。

元々、人口3万人未満の近畿エリアの自治体ランキングで、住みたい田舎の第2位に選ばれるほど 人気の朝来市。中学3年生までの子どもの医療費無料や保育料の補助、住宅購入や補修費用、家賃の補助など、若い世代に嬉しい行政サービスが充実しています。
※宝島社出版「住みたい田舎ベストランキング」2024年版より

研修生の方は市営住宅に半額で住めますし、最初に家を買わないでほしい、とお伝えしています(笑)。人や地域など3年間の研修期間でしっかり見極めて判断できるので、本気で農業に取り組む意思のある方は、ぜひ朝来市でチャレンジしていただきたいですね。

朝来市で農業を学ぶ研修生のみなさんに聞きました!

梶原翔太さん

最初の1年間は坪井さん、現在は村上さんのもとで研修中の梶原さん

朝来市は特産品がいくつもあるので、何に挑戦するか選択肢があるのが魅力です。当初はハウスや施設園芸を志していたのですが、離農する親戚から田んぼを譲り受けられたため水稲に方向転換しました。

途中で親方を変更できる制度は他ではあまり聞かないので、色々やってみたい人にはお勧めです。私は朝来市出身ですが、土地利用型の大規模農業で地域の人と協力しながら故郷を活性化させていきたいですね。

福地知明さん

埼玉から移住し、篠岡さんのもとで研修を受ける福地さん

心身ともに健康で充実した仕事を考えた時に思い浮かんだのが農業でした。最初は別の果樹農家で2年間ほど農業を学んだのですが、縁あって篠岡さんのもとで水稲や野菜作りを学んでいます。

実家が農家なわけでも農業関連の学部にいたわけでもないですが、農業と何かを掛け合わせて面白いことができないか…など新たな環境で夢を膨らませています!

富永翔一さん・みゆさん

大阪から移住した富永さん夫妻は、それぞれ別の親方のもとで研修しています

昔から土いじりが好きで飛び込んだ農業の世界は、思っていた以上に体力仕事で大変な部分もありますが、必要な知識や実践的な技術まで総合的に学べています。篠岡さんのように女性の親方もいて、入りやすかったですね。

農業は未経験でしたが、移住して1年を過ぎる頃には町にも気候にも慣れて楽しくなってきました。今はお茶と野菜を栽培する親方のもとで研修しています。

野菜は作る人によって味が全く違うので、美味しい野菜をさまざまな流通ルートを通じて販売していきたいですね。

***

取材は非常に和気藹々とした雰囲気で進み、親方や研修生、みなさんの仲の良さが伝わってきました。農家同士の良い距離感に加え、親方の変更が途中で可能な点、行政サービスの手厚さなどが、移住者や新規就農者の増加につながっています。

新規就農をお考えの方は『 朝来市新規就農希望者研修費補助金制度』を活用して、活気あふれる朝来市の農業にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

農林振興課へのお問い合わせはこちら

お問い合せ

朝来市役所 農林振興課
〒669-5292
朝来市和田山町東谷213番地1
TEL:079-672-2774
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