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空きハウスを有効活用!農閑期の収入源にもつながる、造園用植物苗の栽培をはじめてみませんか?

空きハウスを有効活用!農閑期の収入源にもつながる、造園用植物苗の栽培をはじめてみませんか?

「空いているビニールハウスを活用したい」「農閑期に気軽に栽培できる作物がほしい」、そんな悩みを抱えている方は、造園用植物苗の栽培に挑戦してみませんか。未経験の場合、設備や手間暇などに不安を感じてしまいますが、農業の基礎知識や使っていないビニールハウス1棟さえあれば、低リスクで始められるんです。今回は、造園用植物苗の生産・販売を担う太平洋マテリアル株式会社の協力農家に、栽培のポイントやメリットなどについて伺いました。新たな一歩を踏み出そうとする方に役立つ情報をお届けします。

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野菜農家を襲った病害。ピンチを救ったのは、造園用植物苗栽培

20年以上もの間、造園用植物苗を栽培

福島県の丘陵地帯に位置する二本松市。東北のなかでは比較的温暖なものの、冬には一面銀世界になることも多いこの地で、太平洋マテリアルの協力農家として造園用植物苗の栽培を行っているのが、本多一毅さん(28)ご一家です。

もともとは野菜農家だった本多さんの両親が造園用植物苗の栽培を始めたのは25年前。きっかけは、メイン作物であるトマトの病害だったといいます。

「トマトが病気になってしまい、野菜農家を辞めざるを得なくなったんです」
そう話すのは、一毅さんの母・春子さん。
今後どうするかを考えるなか、偶然、知人から「一緒に始めてみないか」と誘われたのが、造園用植物苗の栽培でした。

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本多一毅さん(写真右)。母の春子さん(左)と造園用植物苗の栽培に取り組んでいます

最初は一種類からスタート

知人を介して太平洋マテリアルと出会い、野菜農家からの転作を決意。二本松市の気候に合うだろうと最初に勧められたのは、常緑小低木「ヒペリカム・カリシナム」でした。

国の緑化事業の高まりも後押しとなり、親木を育て終わった2年目より発注は順調に伸長。7年前には息子の一毅さんが加わり、現在は従業員を含む5名で20〜30種類の造園用植物苗を育てています。

造園用植物苗の写真

必要な設備や管理方法など、気になる疑問を直撃!

そもそも造園用植物ってなに?

ショッピングモールの壁面を華やかにしたり、公園で人々の目を和ませたりと、建築物をはじめ、庭園や街路などを彩る造園用植物は、私たちの暮らしの身近な存在です。
また、防風や遮へいを目的に用いられることもあるなど、幅広いニーズに対応しています。
主に、9.0~10.5cmVP(規格)の草花のポット苗です。

必要なのはハウス1棟!

造園用植物苗の栽培に関心のある方にとって気になるのは、必要な設備や管理方法ではないでしょうか。
太平洋マテリアル緑花営業部副部長の小林武史さんによると、必要なのはビニールハウスもしくは栽培するに十分な広さのある土地と水やりの設備のみ。一毅さんも、「私たちは8棟のハウスで栽培していますが、1棟からでも始められます。加えて、土いじりのノウハウがあればハードルはぐっと下がるはずです」と話します。

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太平洋マテリアル株式会社 緑花営業部副部長 小林武史さん

続けて管理方法を伺うと「気を配らなくてはいけないのは水やり。そのほかは特別大変だと感じることはありません。日々植物の状態を観察し、必要な水やりの量や時間帯さえ注意すれば順調に育ってくれます」と一毅さん。

イチオシは、常緑多年草の「リュウノヒゲ」と「タマリュウ」。どちらも寒さに強く、農閑期の冬にも栽培できるため、副業として始めたい農家さんにはぴったりとのこと。
「農閑期に作れる品種は間違いなくあるので、ハウスが余っているのなら挑戦してみるといいと思います」と、アドバイスしてくれました。

ちなみに、現在太平洋マテリアルで扱っている造園用植物は細かく分類すると数千種類にものぼるそう。栽培する環境にあった品種を勧めてもらえるので、幅広いエリアで栽培できます。
協力農家には、豪雪地帯として知られる新潟県十日町市で栽培している方もいらっしゃるのだとか!

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一毅さんおすすめの常緑多年草・タマリュウ。一年を通して枯れることがないため、庭園や公園などでよく使われる品種です

一年中出荷が可能!安定した収入を得られます

育った植物を“置いておける”のが最大のメリット

栽培した植物の出荷は、太平洋マテリアルが依頼を受けたタイミングで行われます。受注した植物を栽培している農家さんに連絡が入り、出荷できる状態であれば対応可能な分を発送します。

「野菜の場合は一度育ってしまうとそのまま置いておくことはできません。採れすぎた年などは廃棄しなくてはいけないこともありますが、造園用植物苗は手入れを怠らなければ1〜2年たってもきれいな状態を保てます。受注のかかるタイミングまで置いておけるのは、野菜にはない良いところですね」と春子さんはほほえみます。

土日休みが可能に。それでも利益は安定

収穫時期を気にせずにすむメリットは、休日の取り方にも良い影響を与えています。本多さんは、出荷がない限り土日を休日にしているそう。
時間の融通が利くので切羽詰まるようなことがありません」と一毅さん。春子さんも「テレビを見たいときは見るし、無理なく楽しくやれますよ」と、続けます。

しっかり休みを取りながらも、ほぼ毎月発注があるため年間を通し収入は安定。そうしたワークライフバランスの良さも造園用植物苗栽培の魅力です。

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シバザクラは安定して需要が高い品種です

販路の心配はなし!長年の実績が生み出す信頼と安定性が強み

月50社以上と取引。安心して栽培に集中

造園用植物苗にかかわらず、作物や植物を栽培する方にとって重要なのが販路の確保です。協力農家として取り組むことの一番のメリットは、確固とした販路があることだと考えられます。

その点について小林さんに伺うと、「弊社では造園用植物苗の生産・販売を20年以上行っているため、多方面と信頼関係を築いています。また、個人ではなく企業だからこその安定性もあります」との言葉が。緑化事業に取り組む企業や造園会社など、月に取引をする会社は50社以上にものぼるのだそう。
販路の心配をしなくてもよいため、生産者は栽培に集中することが可能になり、お互いにとって良い循環が生まれています。

作業中の写真

太平洋マテリアルのECサイトに出品してみませんか?

販売は任せて、時間も労力も有効活用!

太平洋マテリアルでは、造園用植物苗やガーデニング資材を扱うECサイトの運営もしており、現在出品者を募集しています。
近年は自社ECサイトを持つ生産者も増えていますが、慣れない作業に時間や労力を取られがちに。想定より売り上げが立たないといった声も多く聞かれます。
その点、太平洋マテリアルのECサイトなら出荷以外は対応してもらえるため、負担が一気に軽減。気になる方はぜひ一度問い合わせてみてください。

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シバザクラ専門のECサイトもあります

「これからもより良い植物を届けられるよう、努力し続けたいです」と抱負を語る一毅さんに、小林さんは「生産者の方々が素晴らしい植物を育ててくれているので、たくさん売っていきたいです。今後は、一毅さんのようなこれからを担う生産者さんと新しいチャレンジもしていきたいと考えています」と応えるなど、熱い言葉が交わされていました。

空きハウスや農閑期の時間を有効に活用できる造園用植物苗の栽培。
農作物の転作や副業を考え中の方は、新たな一歩としてはじめてみてはいかがでしょうか。

【お問い合わせ】
太平洋マテリアル株式会社
営業本部 緑花営業部
〒114-0014 東京都北区田端六丁目1番1号(田端ASUKAタワー15階)
TEL:03-5832-5227
FAX:03-5832-5267
担当:小林(takeshi-kobayashi@taiheiyo-m.co.jp

【植物苗栽培・重点募集エリア】
福島県・新潟県・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・山梨県・長野県・富山県・静岡県・愛知県・岐阜県・三重県

【ECサイト】
\ECサイトの出品は全国いずれの地域からもお待ちしております/
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