作業時間の短縮を実現。「現場の要望に合った」操作性が魅力
JAつがる弘前管内には7つの出荷施設があり、収穫されたリンゴは各施設に運び込まれて選果・箱詰め作業が行われ、出荷まで冷蔵保管される。JAつがる弘前販売課課長の出雲さんはこれまでの出荷管理体制について「その日何箱出荷したのかを用紙に手書きで記入してFAXを送ってもらい、事務所の担当者が数を手作業で集計していた」と話す。
しかし大規模出荷施設だからこそ取り扱っている製品の種類は多く、17品種のリンゴの等級、階級、箱の大きさ、内容量の紙管理には時間も労力もかかる。長年の慣習を変えるべく、業務のアプリ化に踏み切った。
アプリは、低コストで現場の業務に合ったスマホアプリが作れる『Platio(プラティオ)』で作成。7月初旬に相談を持ち掛けてから約2カ月という短期間でアプリの本格運用が実現した。
現在、各拠点にアプリが入ったスマートフォンを1台ずつ配置し、各地の担当者がデータ入力を行う。実際に操作する現場職員の要望もアプリ画面に反映したことで、紙管理からスムーズに移行でき、使いやすいと評判だ。
「アプリを使うことで2時間の入力作業減となり、同時にペーパーレス化も実現した。その日の在庫数が早い段階で把握できることから、販売の折衝がしやすくなった」と出雲さん。今後は既存の在庫管理システムと連動させてデータ活用を展開し、売り上げにもつなげていきたいと話している。
手作業から在庫管理まで、農業のあらゆる業務効率化を推進
『Platio』は、業務に合ったモバイルアプリを低予算で素早く作成できるノーコードツール。豊富なテンプレートが準備されており、カスタマイズも簡単だ。販売パートナーによる支援も充実しているので、アプリ作成に自信がない場合でも安心して利用できる。
農業製品や資材の在庫管理、栽培の作業管理、品質管理など、これまで紙で管理していたことをより手軽にデジタル管理でき、取得したデータは業務改善に役立てることもできる。
CHECK!!
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モバイルアプリ作成ツール「Platio(プラティオ)」
初期費用0円。スタンダードプランでは月額2万円(税別)より利用可能!
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JAつがる弘前
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