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【動画あり】メロン農家になるなら共和町。地域おこし協力隊(農業支援員)を募集中!

【動画あり】メロン農家になるなら共和町。地域おこし協力隊(農業支援員)を募集中!

国際的なスノーリゾートとして有名な『ニセコエリア』からほど近い北海道共和町には、5300 人ほどの人が暮らします。共和町は 2021 年から出生率が 3 年連続で 2.0 を超え、全国的にも注目を集める自治体。それを支えるのは、充実した出産支援制度や工夫を凝らした子育て支援制度です。そんな共和町に21 年に地域おこし協力隊として移住、いまでは結婚して家庭を築き、メロン農家としても 2 年目を迎えた品田健太郎さん(28)。この記事ではメロン農家として 1 年目と比べて成長を感じることなどを中心にお話をお聞きしました。

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試練続きの独立1年目。救ってくれたのは先輩農家さんたちだった

前職は公務員。東京で働いていた品田さんは、Webで「農業支援員」の募集記事を目にし、単身共和町へとやってきました。地元の先輩農家さんのもとでメロン栽培のノウハウを学びながら、昨年には地域おこし協力隊の任期途中で独立を果たします。しかし何もかもが初めての独立1年目は、品田さんにとってとてつもない試練の年でした。

「次々と育つメロンにどこから手をつけていいのか分からなくなって…」と語る品田さん。何しろ品田さんの圃場は、100m×6mのハウスが10棟に加え、路地もハウス2棟分の面積。7月に入るとあっちでもこっちでも次々とメロンが大きくなってきます。一方で剪定の適期は限られており、だからこそ段取りが命の世界なのです。しかし1年目の品田さんには、段取りを考えるためのデータや経験値がほぼありませんでした。しかも春先の生育が遅れたことでドミノ倒しにやることに追われ、何度もパニックに。

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1年目はヘロヘロになって夜に家に帰り、お風呂に入って眠る日々だった

そんな品田さんを救ったのは、共和町にやってきてからいつもそばでサポートしてくれた長門強さん(50)をはじめとする、先輩農家たち。ふらりと品田さんのハウスにやってきて状況を見てはアドバイスをくれたそうです。ある時はずっと働きずくめの品田さんを見兼ねた長門さんが、「畑はやっておいてあげるから」と休めるようにしてくれたそう。その日に品田さんはしばらく乗っていなかった大好きなバイクに奥さんを乗せてふたりでツーリングへ。長門さんへの感謝の気持ちとともに、しばしの気分転換を楽しみました。

■地域おこし協力隊(農業支援員)の頃の品田さんの記事はこちらから
■農地取得の話や、独立1年目で奮闘をする品田さんの記事はこちらから

忙しい日々の中でも書き続けた作業日誌が、2年目の作業の土台に

2年目を迎えた現在は随分と余裕が生まれて、体力的にも楽だと品田さんは話します。昨年の必死の奮闘を通じて全体が見えるようになり、作業の優先順位をつけられるようになったことが大きいそう。また段取りをしっかりすることで、広い圃場も順番に手が回るようになったそうです。

実はそんな2年目の飛躍を助けたのが、1年目につけていた作業日誌。「いつ追肥をしたのか、いつ農薬散布をしたのかなど、作業の記録を細かく残していました。2年目を迎えるにあたり、それを見返すことで年間の計画を立てたり練り直したりすることができ、例えばいつごろにお手伝いさんが必要になるのかなど、シーズンを通してのイメージを持つことができています」。計画していたように作業が進むことは、日々の達成感になっているとのこと。やってもやっても作業が終わらなかった1年目とは大違いです。

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らいでんメロン。全道トップの生産量。市場に安定的かつ継続的に量を提供するという大きな使命を担っている

品田さんの成長を見守り続ける、師匠の暖かいまなざし

師匠の長門さんには、品田さんをどのようにサポートしてきたのでしょうか?「独立する前の農業支援員時代には、うちの畑に品田君が作業するハウスを建てて、メロン栽培の技術を教えてきました。また自分だけでなくいろいろな農家さんのやり方を学べるように、あちこち見にいかせましたね」。「お昼ご飯もよく一緒に食べて、品田君とはたくさん会話をしてきました。今年も栽培が始まる前の計画段階からよく話をしました。同じ種、同じ定植など、作型を同じにして、品田さんが参考にできるようにしています」。

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師匠の長門さんと。田んぼや畑に囲まれた暮らしは、四季の移り変わりをよりはっきり感じるそう

メロン栽培に対する情熱など、品田さんには初めから感じるものが多かったという長門さん。今後の期待を聞いてみると、「品田君のような新規就農はまだ共和町では事例がありません。ぜひ成功して道を切り開いて欲しいですし、将来的にはメロン栽培に挑戦したいという人と、ここで頑張っている生産者の橋渡しをしていくことを期待しています。みんなで協力して頑張って、収穫が終わった秋にはお酒を飲みながらワイワイやる、一緒にそんな地域を作っていけると嬉しいですね」と穏やかな表情の奥から、熱い気持ちが溢れ出していました。

独立して成長を続ける品田さんも、初めの一歩は農業支援員の応募から

メロン農家として昨年より成長した品田さんにとって、いまの課題はいかに栽培するメロンの品質を高め、出荷した時の秀品率を高めるかということ。「隅々まで手をかけることで品質の高いメロンを出荷できれば、収入も上がります。畑の面積を増やして収量をあげるという方向を目指すのではなく、まずは秋まで品質の高いメロンを出し続けられるようになりたいです」。

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畑を継ぐために帰ってきた長門さんの長男(左)も、これからの共和町の農業を支える仲間

最後に品田さんのように移住をしてメロン農家になりたいという気持ちを持っている方へのメッセージをお聞きすると、「僕自身やってみたいという想いだけで共和町に来ました。いい指導者に出会えて、運命的に畑を譲っていただく方にも出会い、確かに運は良かったのかもしれません。でもそれも全て行動を起こしたから。やってみたいという気持ちがあれば、役場の方や、農協の方、先輩農家さん、農業系の機関の方など、その思いに応えてくれる人がこの町にはたくさんいます。ぜひ一歩踏み出してきてください」と語ってくれました。まずは農業支援員として給料をもらいながら、農業の基本を現場で学ぶ3年間を町が用意しているので、安心して飛びこんでください。品田さん長門さんも待っています。

【お問い合わせ】

共和町役場 企画振興課 企画調整係
〒048-2292 北海道岩内郡共和町南幌似38-2
電話:0135-67-8795
FAX:0135-73-2288

共和町地域おこし協力隊の募集詳細はこちら

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