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ゼロからのスタートでも3年で酪農家になれる。働きながら知識と技術を身につけられる『全酪アカデミー』

ゼロからのスタートでも3年で酪農家になれる。働きながら知識と技術を身につけられる『全酪アカデミー』

酪農家になる一般的な方法は2つ。「新たに牧場を開設する」か「既にある牧場を継承する」か。土地を探し、乳牛を買い、施設を作るという前者の方法では、時間もかかるうえに、億単位の資金が必要になることも。これから酪農家になるという方にとっては現実的な方法とはいえません。後者であれば、すでに実績のある牧場を受け継ぎ、地域のネットワークも活用できます。そんな第三者継承をサポートしてくれるだけでなく、酪農家になるための知識や技術を、お給料をもらいながら身につけることができる場所があります。それが『全酪アカデミー』。その魅力について、アカデミーの卒業生で現役酪農家のご夫婦にお話をうかがいます。

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日本の酪農の明るい未来のためにつくられた『全酪アカデミー』


『一般社団法人 全酪アカデミー』は、全国酪農業協同組合連合会(以下、全酪連)と、一般社団法人全国酪農協会が2021年に開設した、酪農の仕事に就きたい人を育て、就農に結びつけることを目的とした組織です。3年間のカリキュラムを通して酪農に関する基本的な知識から、牧場経営の手法までじっくり学べます。また、福島県と熊本県にある全酪連の牧場での研修では、ゼロから技術を身につけることができます。アカデミーという名前ではありますが、学んでいる間には月21万円の給与が支給されるほか、住宅補助なども受けることができます。また、全国39の賛助会員から、継承可能な牧場を紹介してもらえ、酪農家としてスタートを切るまで、しっかりとサポートを受けることもできます。全酪アカデミーについての概要はこちらの記事をご覧ください。

牧瀬 秀志(まきせ ひでゆき)さん、野口 泰幸(のぐち やすゆき)さん、板倉 雅治(いたくら まさじ)さん、佐藤さん、髙橋 帆乃佳・純真(たかはし ほのか・じゅんま)さん

牧瀬 秀志(まきせ ひでゆき)さん、野口 泰幸(のぐち やすゆき)さん、板倉 雅治(いたくら まさじ)さん、佐藤さん、髙橋 帆乃佳・純真(たかはし ほのか・じゅんま)さん

今回は全酪アカデミーの板倉 雅治(いたくらまさじ)さんやアカデミーの福島エリア担当の牧瀬秀志(まきせ ひでゆき)さん、そして就農にあたってアカデミー生をサポートされた福島県酪農業協同組合生産部 部長の野口 泰幸(のぐち やすゆき)さんも交え、新規就農第2号として福島県塙町に『らっきーべこファーム』を開設した髙橋 帆乃佳・純真(たかはし ほのか・じゅんま)さんご夫妻をインタビュー。酪農家までの道のりについてじっくりお聞きしました。

必要なのは「酪農家になる!」という夢と、実現するための情熱だけ

髙橋 帆乃佳・純真(たかはし ほのか・じゅんま)さんご夫妻

髙橋 帆乃佳・純真(たかはし ほのか・じゅんま)さんご夫妻

『らっきーべこファーム』は2023年11月に誕生した、髙橋夫妻の牧場。経産牛30頭、育成牛20頭を有し、約5haの自給飼料畑もあります。もともとは佐藤勝(さとうまさる)さんが40年以上かけてゼロから育てあげた牧場。髙橋夫妻が継承する前日まで、佐藤さんがしっかりと運営を続けていました。

帆乃佳さん

大切に守られてきた牧場をベストな状態で受け継げました。とても幸運でスムーズなスタートを切れたと思います。もし全酪アカデミーがなければ佐藤さんとの出会いはなく、『酪農家になる』という夢はもっと苦労して叶えることになったと思います

どのような経緯で酪農家を目指したのか

帆乃佳さんと純真さんは畜産系大学の出身。帆乃佳さんの専攻は牧場の経営学。大学院まで学びました。純真さんは牛の遺伝子について専攻。二人とも「動物が好き」と進学を決めた大学でしたが、在学中に帆乃佳さんが「酪農家になりたい」という夢を描くように。その夢を叶えたい、と考えた純真さんと綿密にプランを立て、実現を目指してきました。

先に卒業して社会人になった純真さんは、牛の削蹄を行う企業に就職。削蹄師の傍ら、企業内で牧場に臨時ヘルパーを派遣する事業を立ち上げました。牧場の作業を手伝い、現場で知識と経験を積みながら、就農のための資金を貯めていました。
大学院を修了した帆乃佳さんは、全酪連に就職し購買指導担当に。仕事上、様々な牧場を回りながら「継承できる牧場はないか」と探っていたそうです。

純真さん

目標としていた500万円の自己資金ができ、本格的に継承できる牧場を探そうとした時に、全酪アカデミーが発足したのです。内容を聞き、これは利用するしかないと思いました

まずは純真さんが2期生としてアカデミーに入社。帆乃佳さんは社会人として3年間の経験を積んだ後、3期生として入社しました。
入社に際しては、小論文と2回の面接で合格しなければなりません。

板倉さん

重視するのは知識や経験ではありません。それはゼロでもいい。酪農家になりたいという熱意が大切。お二人は学生時代から約10年、明確に道筋を描いて、ひたすらに頑張ってきた。情熱をしっかりと感じられ『良い酪農家になれる』と確信できました

酪農家になるために必要なことは、全て全酪アカデミーにそろっている

純真さん

3年間のカリキュラムは、ゼロからのスタートでもしっかりと知識と技術を身につけられるようによく考えられていると感じました。酪農家になりたいという思いがあるなら、全酪アカデミーでスタートするのがいいと思いましたね

これまで大学の講義や仕事を通して自分なりに、そして断片的に知識と技術を身につけてきた純真さんですが、アカデミーのカリキュラムならそういったものをしっかり整理し、体系的かつ網羅的にしっかりと身につけることができると感じたといいます。同期生にはまったくの異業種から酪農家を志した夫婦がいたそうですが、しっかりと実力をつけ、着々と酪農家への歩みを進めているといいます。

帆乃佳さん

なによりありがたかったのが『働きながら学べる』こと。夫婦で入社すれば2人ともお給料がもらえます。家賃補助もある。個人で全て準備して牧場開設を目指していたら、おそらく一人が無給でインターンなどに行って知識や経験を積み、一人は家計を支えるために働くことになったでしょう。その期間に自己資金は減っていったと思いますし、牧場開設はもっと遅れたかもしれませんね

そして継承した佐藤さんの牧場との出会いも、全酪アカデミーがあったからこそ生まれたといいます。全酪アカデミーでは、どこでどんな酪農家になりたいかという希望をヒアリングし、全国にある全酪アカデミーの賛助会員を通じて、希望に合致した牧場を探してくれるのです。

板倉さん

高齢化が進み後継者がなく、離農や廃業を考えている牧場経営者が多いのが実情。その方々と酪農家になりたい若手をマッチして、新規就農をサポートするのも全酪アカデミーの重要な役割です

全酪アカデミーからの紹介で見学に来た二人は佐藤さんの牧場に一目惚れ。その日のうちに承継することを決めました。

承継のサポートについて

牧瀬さん

紹介前には全酪アカデミーの担当者が牧場主と面談を行います。継いでもらう側からの要望も聞き取るのです。アカデミー生が牧場主と会う場にも立ち合ってサポートします。ミスマッチをなくすよう、全力でサポートしますよ

そう話すのは、福島エリアを担当している牧瀬さん。牧瀬さんは髙橋夫妻が佐藤さんの牧場を継承すると決めた後、福島県酪農協と協力し、お互いが納得できる形で継承できるよう橋渡しをおこないます。

帆乃佳さん

個人だけの申請では国の日本政策金融公庫などからの借入などは困難だったかもしれません。全酪アカデミー、そして全酪連などの後ろ盾があったからこそ、スムーズに資金の確保もできました

青年等就農資金の申請や助成金、補助金・借入金などの申請、事業計画の立案のサポートを行った福島県酪農協の担当、野口さんもこう話します。

野口さん

福島県としては牧場を守っていきたい。ただ、継承するのは誰でも良いわけではありません。継承後もサポートを行いますから、熱意はもちろん、知識や技術、そして展望を持っている人に継承してほしい。全酪アカデミー生はその点が担保されているので安心。全力でサポートできます

様々な人に支えられ、幸運な出会いがあって生まれたことに感謝し、帆乃佳さんは『らっきーべこファーム』と名付けたそうです。2024年に生まれたお子さんのケアも含め、佐藤さんご夫妻が日々お手伝いしているそうです。

佐藤さん

廃業すれば、牛も売り、土地や施設が荒れ果てるのを見ることしかできない。大切に作りあげてきた牧場なのでそれは避けたかった。全酪アカデミーのおかげで、熱意のある髙橋夫妻が継いでくれた。しばらくは二人を助けていきたい

佐藤さんは、毎日のように牧場で手伝い、アドバイスもしているといいます。二人を子どものように、お子さんは孫のように面倒を見ていて「また毎日が楽しい」と笑顔で話してくださいました。

純真さん

継承から1年弱、生乳は安定して出荷しているとは言え、まだまだ手が回っていないところもあります。佐藤さんの力がなければどうなっていたか。佐藤さんに早く安心してもらえるようがんばりたい

帆乃佳さん

酪農家の夢が叶い、大好きな動物たちと過ごす毎日は大変だけど、とても楽しい。一方で、まだまだ実力が足りないと実感する日々でもあります。ただ、牛って心を込めて世話をすると、乳の量が変わってくる。返してくれるんです。そういうところにやりがいと充実感を感じています


将来の目標は、受け継いだ素晴らしい牧場をより良い牧場にすること。そして自分たちが佐藤さんからベストの状態で受け継げたように、熱意のある未来の酪農家に、素晴らしい状態で牧場を継いでもらいたい。そう帆乃佳さんは話します。髙橋夫妻の新しい夢への挑戦は、始まったばかりです。

板倉さん

第二第三の髙橋夫妻のような情熱あふれる若手酪農家の誕生を目指し、全酪アカデミーでは、全国の賛助会員や酪農組合などのネットワークを活用して、アカデミー生が希望する土地で、スムーズ、かつ幸せな第三者継承をサポートします。知識や技術、経験は問いません。酪農に魅力を感じた方、興味をお持ちの方は、ぜひ気軽にアカデミーに問い合わせてほしいですね

働き稼ぎながら、知識や技術を身につけ酪農家を目指す。全酪アカデミーは、酪農家になるための最良のルートといえるでしょう。

■資料請求・お問い合わせ

一般社団法人全酪アカデミー
TEL:03-5931-8070
FAX:03-5931-8020
MAIL:zenraku_academy@zenrakuren.or.jp
担当:事務局長 炬口 浩司 (全酪連 総務部 副部長 兼 酪農を支える人材育成課 課長)

全酪アカデミーパンフレットを見る

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