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「ブルーベリーの観光農園を始めたい!」農業未経験かつ兼業で夢を実現した30代子育てファミリーの軌跡

「ブルーベリーの観光農園を始めたい!」農業未経験かつ兼業で夢を実現した30代子育てファミリーの軌跡

ブルーベリーといえば、小さな子どもでも簡単に収穫できて、そのままパクッと食べられる人気の果物。そんな手軽さに健康志向も手伝って、盛況なブルーベリーの観光農園。
とはいえ、植栽してから実が成るまで通常3年はかかる上、未経験者では収益化が難しい一面も。農業未経験でブルーベリー観光農園を始めたい。しかも兼業で。そんな実現不可能とも思える夢を実現させたご夫婦を大分県臼杵市に訪ねました。

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収穫まで最短1年半!農業初心者でも始められる『ブルーベリーバックカルチャーシステム』とは?

「食」を中心に世界と日本を結ぶオーシャン貿易株式会社 代表取締役会長 米田多智夫氏

『ブルーベリーバックカルチャーシステム』は、オーシャン貿易が開発した世界初の人工培地養液栽培システム。専用の混入機は、時間帯や区画に応じた繊細な調整が可能で、土壌のpH値や肥料濃度の調整といった難しい作業も、初心者でも簡単にできます。
開発・発売しているのは、オーシャン貿易株式会社です。1973年、日本で初めてタスマニアから牛ハラミを輸入した商社で、米田多智夫氏(会長)が設立しました。現在は水産物・青果物の輸入販売を主軸とする一方、北極圏で養殖されるブランドサーモンのプロデュースなど、単なる売り買いに止まらない事業を展開。「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」の「三方よし」の精神を大切に、関わる人すべてが利益を享受できるビジネスにこだわっています。

『オーシャン貿易』の詳細はこちら

『ブルーベリーバッグカルチャーシステム』の詳細はこちら

理学療法士の仕事との両立を可能にした「人工培地養液栽培システム」

2025年6月、大分県臼杵市にオープンしたブルーベリー観光農園『ブルーベリーファームうすき』では、600本近いブルーベリーを鉢で栽培。代表の伊東健太さんは、理学療法士として働きながら、2年前からブルーベリー栽培に取り組んでいます。また、3人のお子さんのお父さんでもあります。

ブルーベリーファームうすき 代表・伊東健太さん

「仕事がある日は、朝6時に起きて子どもたちを保育園に連れて行った後、1時間ほど農園のチェックをして、8時から職場へ。仕事が終わって午後6時頃から10時くらいまで作業をすることもあります。理学療法士の仕事とブルーベリー、子育てとの両立で忙しいですが、やりたかったことがやれて充実した毎日です」と笑顔を見せる伊東さん。

実は、この土地で観光農園を始めるにあたっては、伊東さんの地元への強い思いがありました。

伊東さん

この土地は代々受け継がれてきたもので、農業をしなくなっても、祖父がずっと手入れを続けてきました。私にとっては家族の想いと歴史が詰まった場所でもあります。少子高齢化や人口減少が続くこの地域の力になりたくて、観光農園をやりたいと相談した時、農業の厳しさを知っている祖父は当初、全く話を聞いてもくれませんでした。それでも私は諦めきれず、とうとう祖父を説得し、私に任せてくれることになりました。

そして、もう一人、妻の幸歩さんの協力も欠かせません。

伊東さん

観光農園をやりたい—。そう話したのは、もう5〜6年前のことでした。私の中では夢がどんどん膨らんでいたのですが、妻は現実をしっかりと見たうえで相談に乗ってくれました。『本当にお客さんは来てくれるの?』『家族の生活はどうなるの?』と、ひとつひとつ丁寧に問いかけてくれたんです。その時の私は、ただ“やりたい”という気持ちだけが先にあって、妻の言葉を正面から受け止める余裕がありませんでした。でも今なら分かります。あの言葉の裏には、家族を思う深い愛情と責任があったんだと。

すぐに理解してもらうことはできなかったようですが、3年という時間をかけて少しずつ想いを伝え、想いを重ね、夢ではなく“現実の未来”として共有できたことは、何よりも大きな意味があったといいます。

伊東さん

妻を“説得する”なんて、本当はおこがましい話で。あの3年間は、夢を叶えるためではなく、夫婦として同じ方向を見るために必要な、かけがえのない時間でした。

開業して、仕事のことだけではなく、子育てのこともより深く話し合うようになったという健太さんと妻の幸歩さん

観光農園を始めたいという伊東さんのチャレンジを支えているもの、それがオーシャン貿易の『ブルーベリーバックカルチャーシステム』です。
『ブルーベリーバックカルチャーシステム』との出会いについて伊東さんは、「家族で訪れたブルーベリー狩りで、その美味しさに感動して、ブルーベリー農園をやりたいと決意しました。インターネット検索で、オーシャン貿易の『ブルーベリーバックカルチャーシステム』のことを知り、すぐに相談しました。農業未経験でも自動灌水・施肥システムなら、両立も可能だと思ったんです。」と振り返ります。

通常、ブルーベリーを植栽してから実をつけるのに3年ほどかかるそうですが、このシステムのおかげで、1年半前に植え付けた27品種の苗は今年、観光農園としてお客様を迎えられるほどにたわわに実をつけています。

収穫時期が違う27品種600本のブルーベリーが順番に植えられている

夫婦で育てる農園。クラウドファンディングを活用し、カフェもオープン

実際にバックカルチャーシステムを導入してみた感想を聞きました。

伊東さん

水やりや施肥は完全に自動化されていて調整も簡単です。収穫期である現在は、毎朝実のなり具合をチェックし、来週はどれくらい予約を受け付けるかを考えるのが主な仕事です。葉っぱの様子や虫などを観察し、こまめに報告したり相談したりするようにしています。

とはいえ、生育には天候が関わる部分も大きいため、予定通りにはいかないことも。

伊東さん

当初は6月1日に観光農園をオープン予定だったのですが、5月の寒さで色づきが遅れ、オープンを1週間遅らせることになりました。すでに予約も入っていたので、お客様への謝罪に追われました。今では30℃を超えるようになり、安定して実が成るようになりました

さらに昨年9月には、カフェをつくるためのクラウドファンディングにも挑戦しました。

伊東さん

臼杵市を盛り上げるための農園なので、地域の人を巻き込む形にするには、クラウドファンディングという形がいいと思ったんです。2ヶ月で目標額の500万円を達成することができました

集まった資金でカフェを建設し、今年3月にオープン。現在は、奥様の幸歩さんがカフェをきりもりしています。農園のブルーベリーを使用したスムージーやジェラートは、家族連れを中心に人気を集め、今では農園の魅力のひとつになっています。

農園のブルーベリーを使用したスムージーとジェラート。満足できるまで何度も試作を繰り返した自信作だ

「ブルーベリーファームうすき」を通じて街の活性化を実現したい

農園の集客も順調に推移しており、今シーズンの集客目標も達成見込みとのこと。今後の課題は、オフシーズンの集客と、来年に向けた樹木の管理だと言います。

伊東さん

次の年のことを考えて剪定をしなければいけないのですが、集客のことを考えるとついつい多めに実を成らせてしまうので、そこも課題です。

そんな伊東さんの次の目標は、農園を臼杵市の主要な観光スポットにして市全体の活性化につなげることだそう。このため現在は、臼杵市と協力して農園と市内の他のスポットを組み合わせたツアーを企画中とのこと。

最後に、今後システムを検討している人にメッセージをもらいました。

伊東さん

農業経験ゼロの人でも、『ブルーベリーバックカルチャーシステム』のサポート体制があれば安心なので、興味がある人には挑戦してもらいたいですね。

兼業で農園を経営しながら、地域のために新たな目標に向かって取り組む伊東さんの挑戦から目が離せません。

『ブルーベリーバッグカルチャーシステム』の詳細はこちら

商品名

ブルーベリー人工培地養液栽培システム『ブルーベリーバッグカルチャーシステム』
初期導入コストの目安:100万円~600万円(税込)

お問い合わせ

オーシャン貿易株式会社 アグリ課
〒604-8134 
京都府京都市中京区六角通烏丸東入堂之前町254 WEST18 4階
TEL:075-255-2400
お問合せはこちら

取材協力

ブルーベリーファーム うすき
https://www.blueberry-farm-usuki.com/
〒875-0002
大分県臼杵市下ノ江453-1

Instagram
https://www.instagram.com/blueberryfarm_usuki/
YouTube
https://www.youtube.com/@blueberryfarmusuki

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