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【注意】12月に発生しやすい病害虫5選 防除方法を解説!

連載企画:病害虫対策カレンダー

【注意】12月に発生しやすい病害虫5選 防除方法を解説!

本格的に冷え込み、地域によっては雪も降り始める12月。病害虫が少ない時期ではあるものの、まだまだ注意が必要なもの、逆に冬に発生しやすいものも出そろいます。今回は発生しやすい5つの原因や防除方法を紹介しますので、ぜひチェックして防除に努めてくださいね!

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1. べと病

べと病

症状 葉に淡黄色の斑点(病斑)ができ、症状が進むと大きくなり、葉全体に広がります。葉の色も、淡黄色から淡褐色、そして黄褐色に変わり、葉裏には灰色のカビが現れ、やがて枯れて落葉してしまいます。
原因 糸状菌というカビによって引き起こされ、湿度が高く温暖な時期に発生しやすくなります。風や雨によってカビが周囲の株に付着することで、感染が広がります。
発生作物 キュウリ、カボチャ、スイカ、メロン、ゴーヤ、キャベツ、ダイコン、カブ、ハクサイ、ブロッコリー、コマツナ、ネギ、タマネギ、シュンギク、ホウレンソウ
対策 土壌消毒や農薬の使用の他、株間をあけたり、排水性を高めたりして多湿を避けることが大切です。なお、発症したら該当箇所をすぐに取り除きましょう。
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2. 灰色かび病

灰色かび病

症状 植物の花弁やつぼみなどにシミが現れ、黒く変色します。一度発生すると治療することができず、被害を受けた箇所を切り取って処分する必要があります。
原因 糸状菌というカビの一種が原因で、特に温度が20℃前後で湿度が高く、日照が少ないときに発生しやすくなります。また、雨水や水やりの際、水がはねて他の株に付着することで病気が広がります。まん延するのが早く、梅雨時など圃場の状態を確認しづらい時期は特に注意が必要です。
発生作物 野菜ではトマト、ナス、キュウリ、レタス、タマネギ、果物ではイチゴ、ブドウ、ミカンなど幅広い植物に感染する病気です。
対策 植える際に適切な間隔を設け、排水性の良い土を使いましょう。また、空気の入れ替えや換気を行い、湿度をコントロールすることが非常に重要です。
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3. すす病

すす病

症状 植物の葉や茎が黒いすすのような粉状の物質に覆われます。
原因 カイガラムシ類、アブラムシ類、コナジラミ類などの害虫が排せつする甘露(かんろ)と呼ばれる物質を栄養源としてカビが増殖することで発生。
発生作物 ミカン、トマト、キュウリ
対策 重曹やアルコールなどは原因となるアブラムシを駆除するのに効果的。また、必要に応じて農薬を使用することも有効です。
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4. ハクサイダニ

ハクサイダニ

症状 葉に白い斑点やかすれが現れ、進行すると葉全体が黄化、縮れ、萎縮することもあります。
時期 11月から翌年4月頃まで。春先の気温上昇とともに個体数が減少し、初夏にはほとんど見られなくなります。
発生作物 ハクサイやカブ、コマツナなどの葉菜類
対策 葉の裏や成長点付近を定期的に確認し、早期発見に努めます。また、風通しを良くしたり、農薬を使用したりすることも有効です。
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5. ダイコンハムシ

ダイコンハムシ

症状 主に葉を食害。葉に2~5mmの穴が多数開き、特に幼苗で発生が多いと、植物が枯れてしまうこともあります。
時期 9~12月に活動を開始。特に秋に被害が集中します。
発生作物 ダイコン、ハクサイ、コマツナ、ミズナなど
対策 農薬を使用することが効果的ですが、使用しない方法では、土壌表面の焼却、掃除機で吸い取る、ブロワーで吹き飛ばすなどが有効です。
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