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【注意】11月に発生しやすい病害虫5選 防除方法を解説!

【注意】11月に発生しやすい病害虫5選 防除方法を解説!

冬本番に向けて徐々に気温が下がってくる11月。病害虫の発生ピークは越えたものの、べと病や黒星病をはじめ、さまざまな病害虫が出そろいます。今回はその中でも発生しやすい5つの原因や防除方法を紹介。すでに被害が出ている方もそうでない方もぜひチェックしてみてくださいね!

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1. べと病

べと病

症状 葉に淡黄色の斑点(病斑)ができ、症状が進むと大きくなり、葉全体に広がります。葉の色も、淡黄色から淡褐色、そして黄褐色に変わり、葉裏には灰色のカビが現れ、やがて枯れて落葉してしまいます。
原因 糸状菌というカビによって引き起こされ、湿度が高く温暖な時期に発生しやすくなります。風や雨によってカビが周囲の株に付着することで、感染が広がります。
発生作物 キュウリ、カボチャ、スイカ、メロン、ゴーヤ、キャベツ、ダイコン、カブ、ハクサイ、ブロッコリー、コマツナ、ネギ、タマネギ、シュンギク、ホウレンソウ
対策 土壌消毒や農薬の使用の他、株間をあけたり、排水性を高めたりして多湿を避けることが大切です。なお、発症したら該当箇所をすぐに取り除きましょう。
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2. 黒星病

黒星病

症状 葉の表面に滲んだ黒い斑点のようなものが生じます。次第に範囲が広がり、葉が黄色く枯れて落葉。治療などをせず放置していると、茎や枝にも病気が広がり、枯れてしまうことも。
原因 糸状菌というカビの仲間が原因で、湿度の高い空間や降雨の多い時期を好みます。土壌や枯れ葉などに潜んでおり、雨が降って跳ね返った雨水がバラなどにかかることで感染します。
発生作物 バラやリンゴなどバラ科の植物、キュウリなどウリ科の野菜
対策 発病後は治療が難しいため、予防が大切です。こまめな薬剤散布のほか、雨や水やりの際の跳ね返りを防ぐために水やりを丁寧に行うことやマルチシートを活用することも有効です。
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3. ヨトウムシ

症状 秋になるとヨトウムシの成虫(蛾)が現れ、葉の裏に卵を産み付けます。その卵の数は一度に数百個になることも。これらの卵から孵化した幼虫は、さまざまな植物を食べるため、農作物に大きな影響を与える可能性があります。夜行性で昼間に見つけにくいのも特徴。
時期 4月から6月頃と、8月から11月頃にかけての年2回
発生作物 キャベツ、ハクサイ、レタスなどの葉物野菜、ナス、トマトなどの果菜類、ブロッコリー、カリフラワー、ジャガイモ、イチゴなど
対策 農薬を使用することが効果的ですが、使用しない方法では、防虫ネットや寒冷紗の使用、草木灰の散布などが有効です。
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4. ダイコンハムシ

ダイコンハムシ

症状 主に葉を食害。葉に2~5mmの穴が多数開き、特に幼苗で発生が多いと、植物が枯れてしまうこともあります。
時期 9~12月に活動を開始。特に秋に被害が集中します。
発生作物 ダイコン、ハクサイ、コマツナ、ミズナなど
対策 農薬を使用することが効果的ですが、使用しない方法では、土壌表面の焼却、掃除機で吸い取る、ブロワーで吹き飛ばすなどが有効です。
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5. アオムシ

症状 植物の葉を食害します。その際、葉脈を残して食べるのが特徴。食欲旺盛で短期間で大量の葉を食べることもあります。
時期 4月~6月と、9月~11月にかけて。特に5月~6月にかけては、気温や湿度がアオムシの成長に適しているため、成虫が活発に活動し、産卵が盛んに行われます。
作物 キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーなどのアブラナ科の植物
対策 少ない数であれば手で駆除することも可能ですが、被害が大きい場合は農薬を使用することが有効です。駆除に効果的な農薬はGFオルトラン粒剤、オルトラン水和剤、ベニカ水溶剤、アディオン乳剤、スミチオン乳剤など。また、防虫ネットやコンパニオンプランツを使用してしっかり予防することも大切です。
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まとめ

今回は11月に発生しやすい病害虫について紹介しました。早めの予防と対策を心がけ、ご自身の大切な作物を守ってくださいね。

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