マイナビ農業TOP > 農業ニュース > “輸入頼み”の肥料をどう変える?国内資源肥料フォーラムin近畿【イベントレポート】

タイアップ

“輸入頼み”の肥料をどう変える?国内資源肥料フォーラムin近畿【イベントレポート】

“輸入頼み”の肥料をどう変える?国内資源肥料フォーラムin近畿【イベントレポート】

輸入原料に頼りがちな肥料を、国内の資源で補える時代が近づいています。下水汚泥からのリン回収、食品工場の廃棄物の再利用、牛ふんの堆肥化など、各地で進む取り組みを一度に学び、出展者と直接話せる場が「国内資源肥料フォーラムin近畿」です。本稿では、2025年9月18日にマイドームおおさかで開催されたイベントの様子を参加者の感想を交えながらレポートします。

twitter twitter twitter twitter
URLをコピー

国内資源肥料フォーラムとは

我が国の農林水産業は、今まさにターニングポイントを迎えています。気候変動等による世界的な食料生産の不安定化やロシアのウクライナ侵略など、食料の安定供給リスクが高まっており、食料の安全保障の強化が国家の緊急かつ最重要課題となっています。

農業生産に必要不可欠な肥料の多くは、海外からの輸入に依存しているため、国際市況や原料産出国の輸出動向の影響を受けやすい状況にあります。
こうした状況を踏まえ、持続可能な農業生産を実現するためには、堆肥や下水などの国内資源を活用した肥料の利用拡大と輸入原料からの転換が求められています。

このため、下水汚泥資源や畜産堆肥などの肥料原料を供給する事業者や肥料メーカー、肥料販売事業者、それら肥料を活用する耕種農家等の幅広い関係者が一堂に会し、関係事業者同士の情報交換や連携づくりの場となる「国内肥料資源の利用拡大に向けたマッチングフォーラム」を開催しました。

開催概要

名称:国内肥料資源の利用拡大に向けたマッチングフォーラム in 近畿
日時:2025年9月18日(木)13:00~16:30
会場:マイドームおおさか C・Dホール
目的:肥料を活用する関係事業者同士の情報交換や連携づくりの場の創出

国内資源肥料フォーラムについて

なぜ今、「国内資源肥料」なのか

国内資源肥料の利用拡大は、単なる代替策ではなく、次のような複数の課題に同時にアプローチします。

アプローチする課題

・輸入依存リスクの低減(価格・供給・国際情勢の影響を受けにくい構造へ)

・地域資源の循環(下水汚泥、畜産堆肥等を“使える資源”へ)

・持続可能な農業生産(安定的な肥料確保と環境負荷低減の両立)

当日は、講演・事例発表で国内資源肥料の方向性と実践例を共有した後、ブース交流へつなげるプログラムを実施しました。

12:45~ 受付開始
13:00~ 開会・挨拶
13:05~ 基調講演 / 後藤 逸男 氏(東京農業大学 名誉教授・全国土の会 会長)
13:57~ 事例発表① / 神戸市経済観光局(下水汚泥からリンを抽出)
14:19~ 事例発表② / 日世株式会社(食品廃棄物の再利用)
14:41~ 事例発表③ / (有)J1・タケダファーム(牛ふんの堆肥化)
15:00~16:30 交流コアタイム
16:30 閉会


参加者の声

後半の交流コアタイムでは、出展ブースを中心に情報収集や質疑、商談が進みました。
参加者からは「さまざまな肥料関連会社と話ができた」「関西を中心とした肥料業者と商談ができて良かった」など、具体的な相談ができたことを評価する声が寄せられています。

▼満足につながった主な感想(抜粋)
・最近の業界動向を知ることが出来ました
・トレンドや有益な情報が手に入った
・基調講演、事例発表が勉強になった
・色んな展示を見学できた
・事業の安定化につながりそうな話ができた
・商談が多数できた

まとめ

国内資源肥料は、原料の確保から製造、品質、流通、施用、設備まで関係者が多く、“点”の取組を“線”でつなぐことが欠かせません。本フォーラムはその架け橋として非常に盛況となりました。
国内資源を活かした肥料利用の輪を広げるために、こうしたマッチングの場が今後も各地で重ねられていくことが期待されます。

タイアップ

シェアする

  • twitter
  • facebook
  • LINE
  • Hatena
  • URLをコピー

関連記事

新着記事

タイアップ企画