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スナゴケってどんな植物? 発生原因から駆除方法、予防策まで徹底解説

スナゴケってどんな植物? 発生原因から駆除方法、予防策まで徹底解説

お庭の敷石や芝生の隙間に、いつの間にか広がっている小さな黄緑色の塊。それは「スナゴケ」かもしれません。一般的なコケと違い、スナゴケは日当たりがよく風通しの良い場所を好みます。そのため、景観を損ねるとして悩む人も。本記事では、スナゴケの生態や発生原因を踏まえ、効果的な駆除方法と予防策、またスナゴケの活用策について詳しく解説します。

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スナゴケってどんな植物?

はりつき

スナゴケは、日本の在来種であるコケ植物です。全国に広く分布しており、テラリウムや屋上緑化にも利用されることがあります。そのかわいらしい見た目から、比較的人気のあるコケです。

スナゴケとは?特徴と発生原因

スナゴケは茎が直立し、高さが2〜5センチ程度に成長します。全体的に明るい黄緑色をしており、乾燥しているときは筆のような形に縮み、水分を含むと葉が広がって小さな星のような美しい形になります。
コケ植物なので一般的な植物とは異なり、根(仮根)は地面や岩に自らの体を固定するために使い、水分や栄養は空気中や葉の表面から直接吸収します。また、乾燥すると葉を閉じて休眠状態に入り、水分を得ると再び葉を広げて活動を再開します。

乾燥

乾燥状態のスナゴケ

他のコケとの違い

日向を好むスギゴケと似ていますが、スギゴケはより背が高く針葉樹のような見た目をしています。また、半日陰を好むハイゴケやシッポゴケ、タマゴケ、日陰を好むシノブゴケやホソバオキナゴケなども似た見た目をしています。大きな違いとしてスナゴケは直射日光を好むため、日当たりの良い乾いた場所で見かけるコケであればスナゴケである可能性が高いです。

スナゴケが発生する原因

スナゴケは胞子や茎葉の断片が、条件の合う土壌に付着することで定着します。庭などで発生する際は、風で運ばれた胞子や断片、靴裏やペット、野鳥などについてきた断片が定着するケースが多いと考えられます。スナゴケが好む、有機物が少なく肥料分もない痩せた砂質の土壌は、通常の植物が育ちにくいため、競合相手のいないスナゴケにとっては絶好の繁殖場所となります。適度な日光と時折の水分供給があれば、特別な手入れがなくとも広がっていきます。

スナゴケが発生しやすい場所

一面

日当たりがよく、風通しのいい場所

「コケといえば日陰」というイメージがあります。しかしスナゴケは逆で、1日に2〜3時間以上しっかり日光が当たる場所を好みます。さらに、風通しが良い場所では水分が適度に蒸発するため、過湿に弱いスナゴケにとっては理想的な環境です。逆に、一日中日の当たらない湿った暗い場所では生育が悪くなり、腐って枯れることもあります。

地面がむき出しになっている場所

芝生がはげて土が見えている部分や、庭石の隙間など、土が露出しているスペースに入り込みやすいです。背の高い植物や雑草に日光を遮られることがないため、十分に太陽光を浴びながら広がっていきます。肥料分が少ない痩せた土壌でも育つため、他の植物が育ちにくい場所ほど発生しやすいです。
踏みつけにも強いので、アプローチのレンガや敷石の隙間などにも生えることがあります。

水はけがいい場所

スナゴケは過度な湿気が苦手で、砂質の土壌や砂利、レンガの隙間など、水はけが良く適度に乾燥する場所を好んで広がります。乾燥には非常に強く、水がなくなると一時的に休眠するだけで枯れないため、他の植物が乾燥で枯れる厳しい環境でも、スナゴケは生き残って広がっていきます。

スナゴケを駆除する方法

かわいらしい見た目が人気のスナゴケですが、テイストに合わないなどで駆除したい人に向けて、具体的な方法を紹介します。

手で取り除く

生えている範囲が狭ければ、手で取り除いてしまいましょう。スナゴケの根(仮根)は土の表面を軽くつかんでいるだけなので、手袋をはめてコケの塊の端を持ち上げると、比較的簡単に剥がし取ることができます。薬剤に抵抗がある人にもおすすめです。
ただし、細かな破片が残るとそこから再発するため、取りこぼしのないよう気をつけましょう。

表土ごと除去する

薬剤は使いたくないが、より確実にスナゴケを取り除きたい場合は、スナゴケが発生している表土を削り取る方法が有効です。シャベルや移植ゴテを使い、スナゴケが生えている土を数センチの深さまで削り落とすことで、再発リスクを下げることができます。作業後は新しい清潔な土や川砂を補充しましょう。

コケ駆除剤を使う

広範囲にスナゴケが広がってしまい、手作業では追いつかない場合は、市販のコケ専用駆除剤を使用するのが効率的です。製品のラベルをよく読み、必ず「コケ専用」と記載のあるものを選んでください。
散布後、スナゴケは茶色く変色するので、早めに取り除きましょう。乾燥した場合と違い、除草剤で枯れたスナゴケは元の緑色には戻らないため、注意してください。

スナゴケを予防する方法

加工前

せっかく駆除しても、環境が変わらなければスナゴケがまた生えてしまうことも。再発を防ぐには、予防策が重要です。

他の植物や防草シートなどで土壌を覆う

スナゴケの発生を防ぐ効果的な方法は、「日光を遮る」ことと「土壌を露出させない」ことです。むき出しの地面にクラピアや芝などのグランドカバー植物を植えることで、日光を遮り、スナゴケの定着を防ぎます。
また、防草シートを敷くことで、土にスナゴケが付着し、広がるのを防げます。見た目が気になる場合は、上に人工芝を敷いたり、砂利、バークチップを厚めに敷き詰めたりするのもよいでしょう。
レンガや敷石の隙間に生えてしまう場合は、隙間を専用の目地材やセメントなどで埋めて、土や砂がたまらないようにしましょう。

また、一部のエリアをあえてスナゴケのグランドカバー(苔庭)として生かすのも選択肢の一つです。スナゴケは最大でも2〜5センチ程度にしか成長しないため、芝生のように面倒な芝刈りは不要です。スナゴケは適した環境でないと増やしたくても増やせないこともあるため、せっかくなら生かしてみるのも楽しいですよ。

まとめ

日当たりが良く痩せた土壌を好むスナゴケ。駆除したい場合は、まず手作業や駆除剤を組み合わせて取り除き、その後に防草シートやグランドカバー植物で土壌を覆うといった予防策をとるのが重要です。また、そのかわいさと手入れの楽さを生かし、苔庭として楽しむというのもおすすめですよ。

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