ついに掴んだ「酪農家」の夢 牧場を通じて、子どもたちに命の大切さを教えたい【 那須塩原の農業者の声】

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ついに掴んだ「酪農家」の夢 牧場を通じて、子どもたちに命の大切さを教えたい【 那須塩原の農業者の声】

ついに掴んだ「酪農家」の夢
牧場を通じて、子どもたちに命の大切さを教えたい

新規就農
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種別:酪農(牛総飼育数31頭)
前田 匡彦 さん
新規就農 前田さん

農業に興味を持ったのは、保育園時代の芋ほり体験がきっかけでした。「このとき出会った農産物と生産者に影響を受け、『いつか自分も農家のおじさんになりたい』と、漠然とした夢を持つようになりました」。その漠然とした夢が「酪農家」に具体化したのは中学生のころだと、前田さんは言葉を続けます。「進路相談の際、先生から酪農の魅力について教わったことがきっかけで本格的に興味を抱き、周囲の後押しもあって、北海道の酪農家へのファームステイを決めました」。

ファームステイ先では牧場主の酪農に懸ける誇りや人生を楽しんでいる姿にあこがれを抱き、酪農の道で生きていくことを決めた前田さん。「いつかは自分の牧場を持ちたい」と、農業関係の専門学校へ進み、卒業後は独立就農を目指して那須塩原市の牧場に就職しました。

あの日憧れた「農家のおじさん」へ

「酪農家ごとにやり方がそれぞれ違うことが、仕事を始めてから気づいた面白さの一つ。自分の考えに従って一つのものを作り、評価される仕事は芸術家と通ずるものがあると思います」と前田さん。就農5年目頃には仕事にも慣れ、徐々に自信をつけていったといいます。こうした経験を買われ、2014年には牧場長に着任。東日本大震災の影響で傾いた牧場経営を立て直す等の実績を積み重ね、2020年に満を持して独立就農を果たしました。

新規就農 前田さん

次なる前田さんの目標は、自身の牧場を『教育ファーム』にし、子どもたちに命の大切さを伝えていくこと。「牛は生き物です。命を扱っている牧場だからこそ、子どもたちに伝えられることがあると思います。食や命の教育を通して、『農家のおじさん』の姿にあこがれた、かつての自分のような子どもがいてくれたらいいなと考えています。そんな人の流れができる牧場にしていきたいですね」。

新規就農 前田さん