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「サカタのタネ」に聞く!2017年秋注目の種ランキングベスト7【園芸愛好家向け】

「サカタのタネ」に聞く!2017年秋注目の種ランキングベスト7【園芸愛好家向け】

2017年08月01日

株式会社サカタのタネに、2017年秋注目の野菜の種、ハーブの種、花の種を聞きました。野菜の種は、育てやすさ、美味しさ、使いやすさが選ばれる理由に。ハーブの種は、大人気のあの香草野菜がランクイン。花の種は、様々な色が一度に楽しめるミックスタイプが人気のようです。園芸愛好家の方におすすめの種ベスト7を紹介します。

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植物の種まきには、気温と地温が最も重要です。品目や品種によって種をまくタイミングが異なるので、播種適期(はしゅてきき ※1)を、タネ袋やラベルでよく確認しましょう。種まきの時期が遅くなると、冬に向けて気温が下がっていくため、成長が悪くなる可能性が高まります。

種苗(しゅびょう)会社大手の株式会社サカタのタネに、2017年秋、注目の種を聞いてみました。園芸愛好家の方におすすめの種ベスト7を紹介します。

(※1)播種適期:種まきに向いている時期

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野菜の種ベスト7:料理にも最適、ミニサイズの野菜が多数ラインクイン

おすすめの種には、育てやすさだけでなく、美味しくて、料理に使いやすいものが選ばれました。スーパーで見かけることの少ない品種がランクインしています。珍しい野菜を作って味わうことも、自家栽培ならではの楽しみです。

7位:ソラマメ「打越一寸(うちこしいっすん)」

さやがたくさん育つうえに、一さやに3粒できる率が高い多収型品種です。草勢(そうせい ※2)が強く耐寒性も高めなので、秋まきに適しています。さやの色は緑色で光沢があり、豆は3㎝前後と粒ぞろいなので、食味が良いことも特長です。

※2 草勢:株の勢いのこと

6位:ホウレンソウ「まほろば」

昔ながらの、味の良いホウレンソウです。寒さにさらされると甘みが乗りやすく、旨味が凝縮されるため、おひたしなど、ホウレンソウそのものを味わう料理に向いています。寒さに強いことはもちろん、9月から10月にかけて発生しやすい葉裏にカビが生える病気「べと病」にも強く、この時期に育てやすい品種です。

5位:ミニチンゲンサイ「シャオパオ」

手のひらサイズで、丸ごと料理に使うことができる、新しいタイプのチンゲンサイです。耐暑性や耐病性に優れているため、盛夏期以外はほぼ周年栽培が可能ですが、暑い時期は生育期間が短いため農薬が残りやすい傾向があります。暑い盛りが過ぎた9月頃、種まきをすると良いでしょう。

4位:コマツナ「はまつづき」

厳寒期でも栽培できる、寒さに強いコマツナです。寒い時期に種まきをしても、きちんと生育するので、冬に向けて気温が下がっていく時期でも育てられます。また、種をまいてから40日で収穫できる早生品種なので、家庭での園芸に向いています。

3位:ダイコン「あやめっ娘」

首部が赤紫色になる、見た目も可愛らしい品種。ダイコンは成長しすぎると内部に亀裂が入る現象「す入り」が起こりますが、この品種はす入りが起こりにくく、肉質はしっかり歯切れよく育つのが特徴です。赤い部分をサラダに使うと、お皿が一気に華やかになります。

2位:ニンジン「ベーターリッチ」


写真提供:サカタのタネ

その名の通りカロテンが豊富な品種。ニンジン独特の臭いが少なく甘みが強いため、生のままでも、ジュースにしてもおいしいです。ニンジンは一般的に発芽が難しいと言われていますが、種まきのタイミングを意識し、発芽さえすれば育てやすいので、家庭菜園にぴったりです。

1位:ミニハクサイ「タイニーシュシュ」


写真提供:サカタのタネ

結球(※3)し始めの200gほどの大きさの状態から、1.2kgほどのミニハクサイサイズになるまで、好きな時期に収穫して食べることができます。チクチクしたうぶ毛「毛茸(もうじょう)」もあまり生えておらず、柔らかくて甘みがあるので、生でもおいしく食べられます。

※3 結球:キャベツ、ハクサイ、レタスなどのように葉が生長して球になること

ハーブの種ベスト7:使いやすさでセレクト

ハーブは生で食べるものなので、農薬等は使わずに育てる方が良いでしょう。ルッコラ、ディル、イタリアンパセリなど、虫がつきやすいものは、こまめに観察し見つけ次第、駆除することが大切です。

7位:カモミール

寒さには強い品種ですが、秋まきで育てる際には霜よけをした方が良いでしょう。葉を傷めずに冬を越すことができます。収穫期は、春から初夏にかけて花が咲く頃。開花後3から4日目の花芯が少しふくらんだ状態が採取適期(さいしゅてきき)です。午前中のうちに花芯を摘み、風通しのよい日陰で乾燥させてから冷暗所に保存します。

花芯からは、リンゴに似た甘い香りがします。フレッシュな花は、カモミールティーとして香りを楽しむと良いでしょう。乾燥させた花は、お茶として楽しめるほか、ドライフラワー、ポプリ、浴用剤などに利用できます。乾燥した花は密閉容器に入れて保存すれば1年くらい長持ちします。

6位:ルッコラ

サラダや料理の彩りによく使われる、女性に人気のハーブ。初心者でもベランダで気軽に栽培できますが、乾燥に弱いので水やりだけはしっかりと行いましょう。乾燥すると生育が止まり、葉が固くなります。

5位:ローズマリー

ヨーロッパでは、古くからガーデニングプランツとして親しまれています。庭園に植えられたローズマリーは、刈り込まれて整った姿に仕立てられています。すっきりとした強い芳香の葉は、シチューやマリネ、肉・魚料理など様々な料理に使うことができます。ポプリや浴用剤といった香りを楽しむアイテムにも使われています。

ラベンターブルーの愛らしい花は、つややかな小葉とよく調和しており、サラダの彩りにも向いています。収穫を兼ねて枝先を摘み取ると、枝が増えて、こんもりとした姿になります。

4位:バジル

使いやすいうえに育成も簡単なハーブで、安定した人気があります。バジルは、トマトやキュウリのコンパニオンプランツ(共栄作物)としてもよく知られています。バジルが水分調整や害虫除けの役割を果たすため、トマトやキュウリの生育を助けるのです。

3位:イタリアンパセリ


写真提供:サカタのタネ

必要な時に気軽にちぎって使える、ハーブ愛好家に人気のイタリアンパセリ。育てやすいことで知られていますが、花芽すると株が枯れる原因となるので、花が出てきたら素早く切ることが大切です。

2位:ディル

暑さや寒さに強い丈夫なハーブです。日当たりと水はけが良ければ特に問題なく育ちます。種まきは春と秋、どちらでも大丈夫ですが、秋まきの方が株が大きくなるのでおすすめです。

1位:パクチー


写真提供:サカタのタネ

昨今のブームの影響もあって、急速に人気を伸ばしているパクチー。土の環境さえしっかり整えておけば、病気や虫の心配がほぼない、育てやすいハーブです。

植える前に種を割り、数時間水につけると発芽がそろいます。種を割る時は、平らなところに並べて、棒などで軽くつつくと良いでしょう。

花の種ベスト7:様々な色が一度に楽しめるミックスタイプが人気!

庭が明るくなるよう、一袋でいろいろ楽しめるミックスタイプがおすすめです。寒くなってしまうと、地温が下がり生長しづらくなります。品目や品種によって適温が異なるので、種まき時期はよく確認しましょう。

7位:「美女なでしこ」切り花用混合

ヒゲナデシコとも呼ばれる草丈約60cmの花で、切り花に向いています。寒地では初夏、暖地では秋に種をまくと翌年の春に開花します。暖かい地域でも、冬は霜よけをしてあげると安心です。

6位:菜の花 寒咲系混合

菜の花は耐寒性が高く、育てやすさが抜群です。自生しているものは3月頃に花を咲かせますが、この寒咲(かんざき)系混合は早く咲くことが特徴。暖地なら9月に種をまき、日だまりで育てれば、12月頃から開花します。

5位:ビオラ「ピエナ ミックス」

ピエナシリーズは、植物がストレスを感じやすい高温期でも、株張りのバランスが良く育てやすいのが特徴です。ピエナとはイタリア語で「いっぱい」という意味。秋から春まで溢れるばかりに咲きほこる様子をイメージして名付けられました。ミックスの種をまくことで、様々なカラーを一度に楽しめます。

4位:スイートピー「ロイヤルミックス」

切り花にして飾ることができる品種です。スイートピーは背が高くなり、風に揺られて折れてしまうことがあるので、栽培時は風よけをしてあげましょう。

3位:「花絵の具」ミックスフラワーガーデン

様々な花を色調ごとにミックスして作った混合種のシリーズで、色彩豊かな花を混合させています。草丈や株張り、開花時期などが種ごとに異なるので、密植にならないよう、種をまくときは間隔に余裕を持たせてください。

他にも、黄色い草木を集めた「イエローフラワーガーデン」、白い草木を集めた「ホワイトフラワーガーデン」など、単色の花を集めたシリーズもあります。

2位:「虹色スミレ」ミックス


写真提供:サカタのタネ

花びらが、まるで虹のようなグラデーションになっている「虹色スミレ」。花径約5cmの中輪で、コンパクトな草姿が愛らしい。 1袋に、複数のカラーがバランスよく配合されています。

1位:「よく咲くスミレ」ミックス


写真提供:サカタのタネ

その名の通り、花付きや株張りに優れた品種です。おすすめは、一袋に様々なカラーが混ざっている「ミックス」です。花の大きさはパンジーとビオラの中間くらいで、バランスの良いサイズ感です。

ミニサイズの野菜や、厳しい環境にも負けない丈夫なハーブなど、限られた条件下でも育てやすい品種が揃いました。秋まきでしっかり育てるには、まき時期を確認することが一番大切。また、露地に種まきする場合は、大雨になると種子が流されてしまう恐れがあるので、天気予報をよくチェックしましょう。季節外れの台風にも備えて、幼苗時期は風対策を行ってください。

秋は、夏に比べて雑草や虫が少なく、園芸を楽しむのに良い時期です。ぜひ秋におすすめの品種を育ててみてください。

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サカタのタネ
住所:神奈川県横浜市都筑区仲町台2-7-1
電話:045-949-8137(お客様園芸相談窓口/平日 9:00 ~ 17:00)
http://www.sakataseed.co.jp

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