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生産者の試み

自分の名を冠するブランド野菜を作る【ファーマーズファイル:苅部博之】

自分の名を冠するブランド野菜を作る【ファーマーズファイル:苅部博之】

2017年08月13日

新種野菜の開発は、手間も時間も必要で根気がいるものです。しかし、9年もの時間をかけて、オリジナルの大根を作った農家が横浜にいます。苅部さんは、どのようにして独自の野菜を開発していったのでしょうか?彼が野菜開発にかけた情熱と誕生秘話に迫ります。

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オリジナル野菜「苅部大根」の誕生秘話

(©川名マッキー)

自分の名を冠した世界に一つだけの野菜を作る。農家の方なら一度は憧れるのではないでしょうか。しかし、新種野菜の開発には、途方もない手間と時間がかかるため、一生産者が挑むのは難しいとされてきました。

それを実現し、注目されている若手農業家がいます。苅部博之(かりべひろゆき)さんです。苅部さんが開発したその名も「苅部大根(かりべだいこん)」は、見た目の美しさと辛みを抑えたみずみずしさが人気のオリジナル野菜です。9年の歳月をかけて生み出された苅部さんのオリジナル野菜「苅部大根」の、誕生秘話をうかがいました。

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「苅部大根」を生んだ横浜の13代目農家

江戸時代から続く農家の13代目として神奈川県横浜市・保土ヶ谷区で生まれた苅部さん。手間ひま惜しまずおいしい野菜を作り続ける父の背中を見て育ち、自然と農業の道に進みました。「苅部農園」は現在、約2.5ヘクタールの畑でキャベツやジャガイモ、ネギなど年間70品目ほどの露地野菜を栽培しています。土にこだわり、堆肥を自ら作るなど、父から引き継いだ昔ながらの野菜作りを実践しています。

「苅部大根」を生んだ横浜の13代目農家

(©川名マッキー 赤紫のグラデーションが美しい苅部大根)

そんな苅部さんが生み出したオリジナル野菜が「苅部大根」です。株の根元から葉先にかけて広がる美しい赤紫のグラデーションが特長で、甘さとみずみずしさが、サラダやピクルスに最適。日持ちに優れ、葉っぱまでおいしいので、横浜市内のレストランから指名でオーダーが入ることも多いそうです。

苅部大根は、東北地方に伝わる在来種「赤家地大根(あっかじだいこん)」をベースに他の品種をかけ合わせ、改良を重ねた末に生み出されました。理想の味・色・形の大根を継続して収穫できるようになるまでは、実に9年もの歳月を要したと言います。

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