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縁起物のレンコン 保存法や下ごしらえ・調理のコツまとめ【野菜ガイド】

縁起物のレンコン 保存法や下ごしらえ・調理のコツまとめ【野菜ガイド】

2017年11月02日

「先を見通す」と、縁起物の食材としておせちなどに欠かせないのがレンコンです。酢につけるとシャキシャキ、加熱するとホクホク、様々な食感が楽しめる野菜です。レンコンの歴史や下ごしらえ、おいしく食べるコツ、保存方法、栄養素などについてご紹介します。

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レンコンの紹介

レンコンは、蓮(はす)の地下茎です。私たちがよく目にする、ずんぐりとして丸みがあり、節目が細くなっているものは中国種。日本古来のレンコンはほっそりして、粘質で柔らかいため食用として評価されていますが、低温に弱く、栽培に手間がかかるため市場にはあまり出まわっていません。

原産地については諸説ありますが、東アジアの温帯・熱帯地域と言われています。日本に伝わったのは2000年以上も前と言われていますが、食用として広く栽培され始めたのは明治時代です。

レンコンの栄養

レンコンにはビタミンCが多く含まれています。ビタミンCは免疫力を高め、コラーゲンの生成を促すビタミンです。ビタミンCは熱に弱いですが、レンコンにはビタミンCを熱から守る成分も含まれています。

ムチンという糖たんぱく質も豊富で、タンパク質や脂肪の消化を促進して胃腸の働きを助けてくれます。レンコンを切った時に粘り気があり糸を引くのは、ムチンが含まれているからです。

また、食物繊維も豊富に含まれており、腸の働きを整え、血中コレステロールの低下にも効果があると言われています。

鮮度のいいおいしいレンコンの見分け方

鮮度が良いレンコンは、触ってみると硬くまっすぐで、密度が高くひきしまっています。自然の白色から淡い黄色で色むらがないものを選びましょう。穴は均一で切り口が白いものも鮮度がいい証拠です。

【関連記事はこちら!】野菜ガイド

レンコンの保存方法

レンコンは土付きのままで保存するのがおすすめです。軽く湿らせた新聞紙に包み、表面が乾燥しないようにビニール袋に入れて、冷蔵庫の野菜室に保管しましょう。

カットした場合は空気に触れないよう、切り口をラップで包んで冷蔵庫に保管し、早めに食べ切るようにします。れんこんをカットした後、そのまま放置すると切り口が赤くなるのは、レンコンに含まれるタンニンが空気に触れて酸化するからです。

レンコンの旬の時期

一般的なレンコンの旬は9月から3月頃ですが、熊本県や茨城県、徳島県産などは春や夏でも出荷しています。レンコンの日本の生産量で半分近くを占めている茨城県では、ほとんど一年中生産、出荷されています。

レンコンの下ごしらえ

レンコン特有のシャキシャキ感を出すためには、切った後にすぐに酢水につけることが大切です。2分~3分置くことで、色をきれいなまま保つことができます。ただし、酢水につける時間を長くしすぎると、レンコンに含まれるビタミンCが水に溶け出してしまうので注意しましょう。

煮物でホクホクとした食感を出したい時は、酢水につけず調理をするようにしましょう。

レンコンをおいしくするワンポイント

レンコンを切った時に糸を引くのは、ムチンという栄養成分が含まれているためです。このネバネバした成分は、タンパク質と糖が結合したもの。胃腸の粘膜を保護し、消化を助ける働きをします。

レンコンを様々な食感で楽しみたい時は、酢をうまく使います。カットした後に酢水につけると、ムチンと酢が反応することで独特のシャキシャキ感が生まれます。ホクホクにしたい時は、長めに加熱をしましょう。

レンコンをスライスしてカリッと揚げたレンコンチップスは、おいしい手作りおやつとして楽しめるほか、クルトン代わりにスープに浮かべたり、サラダにトッピングしたりすることで幅広く活用することができます。

レンコンは土を落としてすぐに切らない場合は、水につけておくと鮮度を保つことができます。

レンコンは先を見通す縁起物?

レンコンにあいた穴が、「先を見通す」と言われて縁起物の食材のひとつとされています。おせち料理にはもちろん、桃の節句や端午の節句など、行事の料理に添えられます。酢水につけてシャキッとした食感にさせたり、少し酢を入れたお湯で茹でると、きれいな白色に茹で上がります。ちらし寿司などにレンコンを添えることで見た目も華やかで、食感も楽しくなります。

レンコンの種類

茨城れんこん

関東周辺に出荷されるレンコン。シャキシャキと歯ごたえが良いのが特長です。

岩国れんこん

日本の在来種は花が赤く、穴が一つ多いと言われています。現在は中国種の栽培が盛んです。

煮物に炒め物、揚げ物や汁物と、様々な料理と相性が良いレンコン。栄養面でも優れている野菜の一つですから、普段の食卓に利用してみてはいかがでしょうか。

 

参考:「野菜と果物の品目ガイド〜野菜ソムリエEDITION」(農経新聞社) 

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