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川崎の農業がアツい!「武蔵小杉駅マルシェ」で広がる川崎野菜の輪

川崎の農業がアツい!「武蔵小杉駅マルシェ」で広がる川崎野菜の輪

2017年11月19日

JR武蔵小杉駅構内で、毎月最終水曜日に開かれる「武蔵小杉駅マルシェ」をご存じでしょうか。大都市のイメージが強い神奈川県川崎市ですが、農家数は1,172戸にのぼり(2015年神奈川県農業センサス)、減農薬や環境保全に取り組みながら、伝統野菜や果物を生産している若手農業者も多くいます。このマルシェは住民に川崎の農の魅力を知ってもらうと共に地域への愛着を持ち、川崎の良さを底上げしていこうという思いが込められています。

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川崎エリアの大きな魅力は「農」

「武蔵小杉駅マルシェ」で販売される野菜は、川崎市内の30代〜40代の若手生産者によって作られたものです。それぞれの生産者がこだわりを持ち、出荷する野菜の味には自信を持っています。スーパーや量販店には、ほとんど地元産の野菜が出回らないため、このマルシェによって「川崎にこんなおいしい野菜を作る農家があったんだ」とはじめて知る人も多いのだとか。

「農の豊かさは川崎の魅力なんです。もっと広く知ってもらうことで、住民が川崎の良さに気がつき、地域への愛着を持つのではないか」と田村さん。

マルシェの運営を行う一般社団法人カワサキノサキ代表理事、田村寛之(たむらひろゆき)さんのそんな思いが始まりでした。田村さんは、2013年に神奈川県横須賀市から川崎市に引っ越してきたことをきっかけに、「地元」となった川崎に密着した活動を始め、地域を盛り上げようとしていました。

ちょうど同じ時期、都内でWEB制作会社を経営していた、溝の口在住の山本美賢(やまもとよしかた)さんも「仕事や活動の軸足を少しずつ地元に移していきたい」と考え、自身は会長となって社長の座を若手に任せたところでした。地域での活動を模索する2人が出会い同じ価値観であることを知り、活動を共にするようになるのに時間はかからなかったといいます。

マルシェの運営を行う山本美賢さん

「川崎の野菜を市内に流通させたい。もっと都市農業の可能性を広め、農業に就く若い世代を増やして耕作放棄地を減らし、都市と農が両立する地域にしたいと思いました」(山本さん)。

農園フェスは来場者2,000人

一方、川崎市の生産者も、農業について市民にPRする方法を模索していました。川崎市で「小泉農園」を経営する若手農家、小泉博司(こいずみひろし)さんもそんな一人で、取引先のレストランのシェフと「農園フェス」を開催するなど、活動を行っていました。しかしフェスは参加者が300人ほどの規模だったため、もっと大きくできないかと考えており、田村さんにフェスへの協力を依頼したのです。

当時はまだ法人化されていなかったカワサキノサキですが、田村さんと山本さんをはじめ、現在のカワサキノサキの中核メンバーが集まり、農園フェスの実行委員となりました。実行委員のメンバーは、音楽やデザイン、制作、PRなどそれぞれ特化したスキルを持っているので、SNSでの告知やホームページの作成、マスコミへの取材依頼、ラジオやプレスリリースでの告知、動画サイトでの動画配信など、「おもしろそう、行ってみたい」と思うような情報発信を続けました。人脈を駆使してミュージシャンのライブや飲食店の出店などを充実させた結果、来場者が2,000人を超える大イベントとして成功したのです。

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