あると便利!基本の農機具4選
力仕事の負担を軽くして、農作業の効率をアップしてくれる農機具。なかでも、次に紹介する4つを持っているととても便利です。
1.トラクター・耕うん機
田畑を掘り返す機械。土を柔らかくして、作物の生育環境を整えます。自動車のように人が運転して作業します。中には、土を耕す深さを調整できるものもあります。
家庭菜園など面積が小さい場合、手で押す軽めの「耕うん機」が適しています。自宅そばの一角などに使用するなら音が静かな電源コード式、馬力がほしいのであればガソリン式がおすすめです。
※トラクターの運転には免許が必要な場合があります。
2.コンバイン
穀類の「刈り取り」、実を茎から外す「脱穀」、くっついた葉などを取り除く「選別」の三つの作業をこれ1台で一気にこなせます。稲や大豆など作物別に分かれています。
3.田植機
稲の苗を水田に植え付けるための農機具。Uターンする際、土を大きく掘ってしまうことで植え付けできないエリア「枕地」が発生するのが難点ですが、最近ではそれを防ぐ機能が付いたものもあります。
4.草刈り機
雑草を取り除く機械。柔らかい草、堅い枝など雑草の質によって刃が異なります。電動式なら軽くて作業を楽に行えるほか、騒音をあまり気にせずに済みます。馬力の大きいガソリン式は、広い敷地での作業に向いています。
買うなら新品、それとも中古品?
一口に農機具といっても、性能や値段は実にさまざまです。例えば、一般的なトラクターなら10数馬力で100万円台、より馬力を求めるなら1,000万円超まで価格帯も広いです。いずれにしても高い買い物には違いありません。
そこで、おすすめしたいのが中古品の購入です。「新品の方が長持ちで結局コストパフォーマンスが良いのでは?」と考える方もいるかもしれませんが、農業を始めたばかりのころは資金繰りがなかなか厳しいものです。中古品であれば、運営初期の出費を抑えることができます。
また、初めは中古品を使用し、経済的に安定してきたころ新品に買い替える方法もあります。その場合、自分の農業スタイルが確立したタイミングで切り替えるとよいでしょう。というのも、稲作と決め込んで高いお金で新品のコンバインを購入しても、数年後に果物農家に転向すると無駄になってしまうからです。計画的に必要な農機具をそろえるため、まずはお試しで中古品を探してみてはいかがでしょうか。
長持ちの秘訣はメンテナンス
農機具を長く使う秘訣は、定期的に正しいメンテナンスを行うことです。使用する機会が少ない農機具は2~3年に1回の点検で構いませんが、トラクターなどのよく使うものについては年に1回、次のようなお手入れを行いましょう。
農作業が始まる前の春先には、エンジンオイルを交換します。オイルは古くなると酸化して、エンジンを傷ませる原因となります。
農機具を片付ける際には、タイヤの空気圧、錆(さび)の防止、エンジンの冷却水を入れるタンク「ラジエーター」の清掃などを忘れてはいけません。タイヤは空気圧が低下すると、ひび割れを起こしやすくなります。空気圧計で適切な値を測り、必要であれば空気を入れで補充します。
また、金属部分は放っておくと錆が発生し、もろくなります。専用のオイルスプレーなどで防ぎましょう。ラジエーターは冷却水が十分にあるかをチェックし、エンジンの熱で壊れないようにします。足りなければ水道水で内部を洗った後、補充します。
以上、よく使う農機具や手入れについて紹介しました。気になった農機具はありましたか? コストが気になる方は、中古品を活用するのも一つの手です。中古品であっても、メンテナンス次第で長持ちさせることができるからです。興味のある方は、インターネット上で中古品を専門に販売するサイトを検索してみましょう。
次回は、最近よく耳にする「農業法人」にスポットを当て、人気の背景や設立方法などをご紹介します。
※上記の情報は2017年12月20日現在のものです。