田植機の役割とは?メーカーの種類と一押しモデル

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田植機の役割とは?メーカーの種類と一押しモデル

田植機の役割とは?メーカーの種類と一押しモデル

最終更新日:2018年09月14日

田植機は、トラクターやコンバインと並んで、稲作には欠かせない農業機械(農機)です。トラクターで田植前の土壌を作り、田植機で苗を植え付け、コンバインで収穫と、それぞれ用途があります。
ここでは、田植機を選ぶ際にチェックしておきたい田植機の種類やメーカー、主要メーカーの一押しモデルなどについて、まとめて紹介します。

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田植え作業を担う「田植機」

田植機

田植機とは、その名のとおり田植え作業に特化した農機のこと。水田で苗を一本ずつ植えていく時間と労力を省いてくれるので、稲作には欠かせません。

歩行型と乗用型

田植機には、「歩行型」と「乗用型」の二つのタイプがあります。

歩行型
歩行型の田植機は、押しながら歩いて田植えをします。2~5条(例)植えタイプが主流のため、小さな田んぼに最適です。

乗用型
乗用型は、田植機に乗って使用します。4~6条植えが主流ですが、8~10条植えという大型の物もあります。アタッチメントを付け替えることで、肥料や除草剤の散布ができたり、植付けと同時に肥料散布ができたりする物も有ります。

マット式とポット式

田んぼに植える苗は、苗箱に種をまいて育てた苗を使用します。その苗の生育方法によって、田植機は「マット式」と「ポット式」に分けられます。また、マット式とポット式それぞれの田植機に歩行型と乗用型があります。

マット式
マット式は、苗箱全体に種をまいて育てた2.1~2.5葉の稚苗から3.5~4.0葉の中苗を使用します。育苗が簡単なのがメリットですが、田植えの際に根っこを傷付けてしまうので、根がしっかり張り直されるまでの数日間は発育が遅くなります。その間に、周りに雑草が生えてしまうことも有ります。

ポット式
ポット式は、あらかじめたくさんのくぼみがある苗箱を使って育てた4~5葉の中苗や成苗を使用します。種まき・育苗には手間が掛かりますが、苗の根を傷付けずに植えられるため、田植え後の発育が良く、雑草が生えにくいのが特徴です。また、密植ではない分、しっかりとした苗が育つため、収穫高が上がるというメリットも有ります。

田植機を生産している主要メーカー

田植機

田植機を生産している主要なメーカーには、「井関農機(イセキ)」「クボタ」「三菱マヒンドラ農機」「みのる産業」「ヤンマー」(五十音順)などがあります。それぞれのメーカーの特徴を簡単に紹介します。

井関農機(イセキ)

1926年創業の老舗の農業機械の総合専業メーカー。田植機の代名詞となったさなえシリーズや時代を変えたロータリ植込杆の開発に加え、省力・低コスト化に寄与する「37株疎植栽培」対応の田植機を投入してきました。軽トラックに積載可能なコンパクトタイプから、先端技術を活用した田植機まで幅広いニーズにあわせてラインアップしています。可変施肥田植機は「第7回ロボット大賞」を受賞しています。

クボタ

国内最大手で世界でも有数の農機メーカー・クボタ。1968年に業界初の歩行型全自動田植機を発売して以来、半世紀にわたり作業効率化をサポートする商品を世に送り続けています。2016年に業界に先駆けて投入した「直進キープ機能付田植え機」は、登録した基準直線に対して自動的に平行走行して田植えを行えるので、未熟練者の方でも簡単に真っすぐ田植えができます。この機能を備えた田植え機は、「2017年度日本機械学会賞(技術)」をはじめ、多くの賞を受賞しています。

三菱マヒンドラ農機

1914年創業の三菱農機にマヒンドラ&マヒンドラ社が資本参加した国内唯一の外資系メーカー。グローバルな視点での技術開発に取り組んでいます。充実した整備拠点がある東日本に加え、西日本でも2016年に宮崎県、兵庫県に大型整備拠点の建設を始めるなどアフターサービスの体制を拡充しています。2018年6月にはトラクターで好評を博しているイーグルデザインを採用した田植機の新型を発表するなど新商品開発にも強化しています。

みのる産業

昭和20年創業の岡山の農業機械メーカー。「地方の特産品を支える」をテーマに大手メーカーとは違い独自性のある商品を少量多品種生産しています。なかでもポット成苗システムは、昭和47年より寒冷地の水稲を中心に普及し、現在も多様化や高速化による規模拡大や有機無農薬米作りなどに対応すべく、改良が続けられています。

ヤンマー

国内大手の農機具メーカー。産業エンジンや船用エンジンも手掛けており、エンジン性能が高くスムーズなペダル操作で速度調節が簡単です。運転席から手が届く植付け調節レバーや、株間を細かく調節出来て手植えのように丁寧に植付けができるジャストアーム機能など、初めて田植え機を使う方でも使いやすい工夫がされています。

田植機の一押しモデルを聞いてみた!

田植機

田植機の価格は、歩行型と乗用型、一度に植えられる列数、アタッチメント機能の有無などによって変わります。そこで、各メーカーの一押しモデルを紹介します。

井関農機(イセキ)
「土壌センサ搭載型可変施肥田植機 直進アシストシステムオペレスタNP80D」
田植えと同時に植え付け箇所ごとへの最適施肥により、倒伏軽減や施肥量削減で省力・低コスト化を実現する、業界初の可変施肥田植機。不慣れな方でも簡単に真っ直ぐ植えられる直進アシスト機能を追加し、作業者の疲労軽減や未熟練者の作業をサポートします。

田植機

クボタ
「ナビウェルシリーズ」
GPSを活用した「株間キープ」「施肥量キープ」「直進キープ」のICT機能を搭載。高精度且つ低コスト作業をサポートする2018年9月発売の新製品。クボタ営農支援システム(KSAS)にも対応しています。
田植機

三菱マヒンドラ農機
「LEシリーズ LE80D」
強靭なボディと苗にやさしい手植え感覚の植え付け技術が特徴の三菱「LEシリーズ」。枕地を自動で計測する機能やハンドルを切るだけで簡単に旋回・植え付けできる機能など、多彩な省力機能を備えています。

田植機

みのる産業
「ポット成苗田植機 RXE-4」
植え付け部が機体の中央にあるミッドマウント型の乗用田植機で、走行部は後輪2輪、前輪1輪の3輪タイプ。操作(田植え)をするうえで直進性に優れ、苗を真直ぐ植えられると同時に、旋回性も抜群で軽快に作業ができます。

田植機

ヤンマー
「YRDシリーズ」
感度アシスト機能で植え付け深さを一定に保ち、浮き苗なども防止します。育苗にかかる労力や資材費を大幅に削減することができる密苗に対応したモデルでは、より高精度な植え付けを実現します。

田植機

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