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農家と料理人を繋ぐサービス「シェフズクリップ」 珍しい野菜を適正価格で販売

農家と料理人を繋ぐサービス「シェフズクリップ」 珍しい野菜を適正価格で販売

最終更新日:2017年12月28日

野菜のプロである農家と、食材のプロといえる料理人を繋ぐサービス「シェフズクリップ」。会員登録をした料理人に、市場では出合えない珍しい野菜や農家の情報を配信し、農産物の販売も行うというユニークな取り組みだ。運営する株式会社タベル・プラス株式会社(愛知県名古屋市)の佐藤久美子(さとう・くみこ)代表にお話を聞いた。

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「野菜のブティック」を目指して

タベル・プラス図鑑

有料会員の元へ定期的に届く「図鑑」

大トロなす、フルーツカブ、国産グレープフルーツ。スーパーマーケットでは見かけることのない名前の野菜や果物が、色鮮やかな写真とともに「図鑑」をにぎわせる。市場には出回りにくい、珍しい農産物の生産現場を訪ね、栽培の過程や農家の人柄を丁寧に取材し、料理人へ情報発信するサービス「シェフズクリップ」。

農家と野菜自体を写真やイラスト入りで紹介する「図鑑」を、有料会員の元へ定期的に郵送する。おすすめの調理法や、農家からのメッセージなども添える。関心のあるものをファイリングすれば、自分だけの一冊を作れる。料理人からは、客に見せながら食材を詳しく説明でき、より深いコミュニケーションのきっかけになると好評だ。

図鑑のダイジェスト版は、アプリを通してスマートフォンからも閲覧できる。気に入った野菜は会員価格で購入できるほか、農家の紹介や野菜探しの相談にも応じる。

目指す姿は、料理人一人ひとりの理想に合った野菜をマッチングさせる「野菜のブティック」だと、サービスを運営する佐藤さんは話す。

現場で知った、料理人と農家双方の課題

タベル・プラス株式会社の佐藤代表

佐藤さんは大学卒業後、会員制リゾートホテルの会社に13年間勤務。食への探求心が高い人たちを満足させるため、趣向を凝らしたメニューの考案と食材探しに悩むシェフたちの姿を見てきた。退職後、直売所の新規施設開業や、愛知県の中山間部・奥三河のブランド化事業に関わる。そこで、農家側には、販路の拡大が難しいという課題や、適正価格での取り引きが出来ないことで経営難に陥るという現実を知った。

両者のニーズを汲み取り、引き合わせることが、豊かな食文化や持続可能な農業の発展の手助けに繋がるのではないかと、「シェフズクリップ」の構想を思いついた。ビジネススクールに通ってプランをブラッシュアップし、40歳でタベル・プラス株式会社を設立した。

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