自然派専門!外苑前の角打ちワインストア「no.501」
東京メトロ銀座線 外苑前駅から徒歩4分。扉からは芸術家のギャラリーのようにも見えますが、実は自然派ワインを専門に扱う角打ちワインストアです。ジャングルジムのようなセラーに600種類ものビオワインがずらりと並ぶ光景はまさに圧巻の一言。店の奥には、バーカウンターもあります。
代表の尾藤信吾(おとう しんご)さんは、人工的な調整を加えず、自然の個性を生かしたオーガニック生産者のビオワインに魅了され、2016年に「no.501」をオープンさせました。
ビオワインと一般ワインの違いは? 3つの特徴を比較
ビオワインは「自然派ワイン」や「オーガニックワイン」とも呼ばれ、可能な限り自然のままの製法で作られたワインを意味します。ブドウはなるべく(もしくは全く)農薬を使わずに育てられたもののみを使用し、酸化防止剤もごく少量に抑えられています。
特徴1. 味わいや香りが繊細
ビオワインは一般的なワインと比べてどう違うのでしょうか。尾藤さんに聞いてみました。
「やはり味わいが一番違いますね。ビオワインは口に含んだ瞬間、ブドウをそのままかじったようなフレッシュさがあります」。
無農薬で丁寧に作られるワインはとても優しく繊細な味わいや香りを引き立てます。主張の強い味わいのものは少なく、様々な料理に合わせやすい特徴があります。
特徴2. 無ろ過のものには薄い濁りがある
ビオの白ワインには時々濁ったものもあります。これには理由があります。
「ビオワインは無ろ過で作られることがほとんど。一般的なワインは綺麗に見せるために何度もろ過をするので、旨味が流れてしまいます」と尾藤さん。
ビオワインの濁りは無ろ過の証。自然のままの味わいを残すために、ろ過せずに瓶詰めされたワインには一般のワインには無い雑味があります。これがビオワイン独特の旨味や繊細さとして現れるのです。
特徴3. 酸化防止剤が少なく二日酔いしにくいと言われている
さらに、科学的な立証はありませんが、ビオワインは二日酔いになりにくいという見解がワイン好きの間での通説です。諸説ありますが、ワインで頭痛になる原因は「亜硫酸塩」と呼ばれる酸化防止剤によるもの。
ビオワインにはこの亜硫酸塩の量が抑えられているため二日酔いになりにくいという考えが主流のようです。