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ブームは終わらない?「パクチーハウス東京」に聞くパクチーのこれから

ブームは終わらない?「パクチーハウス東京」に聞くパクチーのこれから

2018年01月17日

パクチー料理専門店「パクチーハウス東京」を2007年にオープンさせた株式会社旅と平和の代表取締役社長・佐谷恭(さたにきょう)さんは、パクチーのおいしさを広めた立役者です。「絶対に失敗する」と言われてのスタートでしたが、2017年11月に開催された創業10周年イベントには、大勢のファンや関係者が集まりました。この10年間を振り返り、改めて広く知られる野菜となったパクチーの魅力とブームについてうかがいました。

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旅先で出合ったパクチーを日本でも食べたかった

パクチー

学生時代から旅が好きで、世界50ヶ国以上を旅して回った佐谷さん。旅先で仲良くなった人たちと帰国後に再会して、訪問した国の料理を出す店に集まっては旅の思い出を語り合っていました。その中で、何か物足りないと感じていました。
その足りないものこそが、パクチー。

「どの店に行っても、パクチーが使われていないか飾り程度に葉っぱが1枚のっているだけ。当時はパクチーが使われていただけで満足していたと思います。でも、パクチーを満足するまで食べられなかったから、逆に発想を飛躍させることができたのです」。

2005年にパクチー好きのコミュニティー「日本パクチー狂会(きょうかい)」を設立。さらに、交流サイト「paxi(パクチー)」を通じでネットワークを広げていきます。

「暑さに強そうなイメージがありますが、調べると実はそれほど強くないことがわかったり、パクチーを通じて自分の認識や価値観が変わることがおもしろいと思いました。旅に出ると新しい出会いや発見によって価値観が変わる体験をしますが、その感じによく似ています。旅を通じて体験できるようなことを、パクチーという食材で体験できるのではないかと考えたのです」。

パクチーをもっと楽しみたい、パクチーを通して様々な人と交流したいという思いから、飲食店「パクチーハウス東京」(東京都世田谷区)は誕生しました。

奇特な人から「先見の明がある人」へ

パクチー

パクチーハウス東京では、パクチーの追加を「追パク(ついぱく)」と呼び、無料で行っています。しかし、佐谷さんが日本パクチー狂会を立ち上げた当時は、アジア料理店に行ってもパクチーが使われていませんでした。

お店の方に、どうして出さないのかと聞くと「パクチーは嫌いでしょ」と答えが返ってきました。「いや、僕は日本パクチー狂会の会長だから」とパクチー好きをアピールすることもあったとか。

その当時と比較すると、パクチー料理店まで登場した現在の状況は、パクチーにとって大きな前進といえます。

「でも一番の変化は、僕への対応が変わったことです。以前は奇特な人という扱いでしたが、ここ2年くらいから、『先見の明がある人』とか『先駆者』とか呼ばれるようになりました。最初は、パクチー専門店を開いても絶対に失敗すると否定的な意見を言ってくる人ばかりでした」。

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