セロリの紹介
セロリは、爽やかな香りとシャキシャキした歯ごたえが特徴の香味野菜です。セロリの歴史は非常に古く、原産地はヨーロッパ、西南アジア、インドなど諸説ありますが、古代エジプトでも食べられていたと言われています。
日本に渡ってきたのは、16世紀末の朝鮮出兵の際に加藤清正が朝鮮から持ちかえったものが最初とされています。渡来当初は「清正人参」と呼ばれ珍しがられていました。その後、オランダ人によって長崎に「オランダ三つ葉」と呼ばれる西洋種が持ち込まれ、現在の日本での主流はこの西洋種に近いものです。
以前は香りの少ない黄色種が人気でしたが、現在は程よい香りで肉厚の中間種が主流となっています。ちなみに欧米での主流は香りが強い緑種で、サラダ以外にも煮込み料理などにも使われています。最近では日本でも、セロリが煮込み料理などに使われるようになってきています。
鮮度の良いおいしいセロリの見分け方
鮮度の良いおいしいセロリは、茎が太くて長く、丸みがあり、葉がみずみずしいものが特徴です。茎の筋と筋の間の肉が盛り上がっているものを選びましょう。切り口が見える場合は、スが入っていないものが新鮮です。収穫が遅れて成長しすぎると、空洞になってスが入ることが多くなります。食べても問題はありませんが、筋っぽい食感となります。