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ラーメン向け小麦を開発!「麺美人」で月間3,000食を目ざす

ラーメン向け小麦を開発!「麺美人」で月間3,000食を目ざす

博多ラーメン、長浜ラーメン、久留米ラーメンなど、とんこつラーメンのメッカである福岡県では、2009年からラーメン向けに品種開発した小麦「ちくしW2号(愛称:ラー麦)」を販売開始。2017年9月には、ラー麦で作った半生ストレート細麺の袋入りラーメン「麺美人」をリリースしました。開発には、小麦を栽培した生産者たちも開発に携わったこだわりの商品です。今回は、JA全農ふくれん農産部農産課の西原芳弘(にしはらよしひろ)さんに話をうかがいました。

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「ラー麦」こと「ちくしW2号」ができるまで

ラー麦

福岡県は小麦の一大産地でもあり、生産量は北海道に次ぐ全国2位を誇ります(※1)。しかし、福岡県産の小麦はほとんどがうどん用で、ラーメン用は外国産小麦に依存していました。

そこで福岡県では、新たな小麦需要を発掘するため、ラーメン向けの品種「ちくしW2号」を開発。一般公募により選ばれた、ラーメン用小麦を略して、「ラー麦」という愛称で販売を開始しました。

「現在、ラー麦は福岡県内を中心に、製粉会社を通して、製麺業者やラーメン店などに販売しています。ラー麦を使用しているラーメン店は200店舗にもなります。

ラー麦で作った麺は、コシが強く、茹でのびしにくくて、色も明るめ。博多ラーメンなど、福岡で食べられるラーメンにぴったりで細麺に良く合う品種です」と西原さんは語ります。

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