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アブなすぎる害獣図鑑!農家の敵とその撃退方法 ~イノシシ編~

アブなすぎる害獣図鑑!農家の敵とその撃退方法 ~イノシシ編~

2018年01月25日

京都府の中高一貫校に2頭のイノシシが現れ、校舎の中を走り回ったというニュースがありました。近年、このようにイノシシ、シカ、サル、クマなどの野生動物が市街地に出現する異常事態が増え、農家への害獣の被害も深刻化しています。2017年度の農林水産省の調べでは、野生鳥獣による農作物への被害状況はおよそ200億円で、その6割が獣類、4割が鳥類(※1)となっています。

「アブなすぎる害獣図鑑」第三回は、農作物を荒らす害獣の代表格・イノシシの生態と農作物への被害、その撃退方法に迫ります。

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驚異の身体能力で、泳ぎ上手 農家の天敵イノシシの生態

野生鳥獣

十二支の「亥(い)」として、また「猪突猛進」の語源として、日本人になじみの深いイノシシですが、その生態を把握している人は少ないでしょう。イノシシは、家畜用に改良されたブタの原種で、国内にはニホンイノシシとリュウキュウイノシシが生息します。

子どもの頃は「ウリボウ」と呼ばれるかわい容姿ですが、成獣になると全身茶色あるいは黒色の硬い体毛におおわれ、体長は100cm~170cm、体重は80kg~180kgほどの大きさになります。神経質な動物で、見慣れないものを見かけると避ける習性がありますが、不用意に近づいたりするとこちらへ向かってきます。

特筆すべきは、その身体能力の高さで、普段はゆっくり歩いていますが、いざ敵と向き合うと、時速40キロの速さで走り、1メートル以上にも及ぶジャンプ力を見せます。また、硬い鼻先が強靭(じん)な武器となり、猛烈な加速をつけて突進してくるのでかなり危険。実際に人が被害に遭った例も数多くあります。低山帯から平地の森林や雑木林で暮らしていますが、意外にも泳ぎが得意で、河川が近い湿地帯を好みます。

雑食ゆえに田畑を荒らす 多種多様なイノシシの被害

野生鳥獣

イノシシは雑食のため、さまざまなものを食べます。イモ類、タケノコ、稲、カボチャ、豆類、トウモロコシなどを好み、田畑に入って食い荒らします。ミミズや昆虫などの動物性のものも食べるため、葉物野菜の畑を掘り起こされるケースもあります。近年は人が出した生ゴミや畑の野菜クズを狙って人里に現れることも増えており、接触事故に発展してしまう危険もあります。

また、体についた寄生虫を落とすために頻繁に泥浴びをする習性があり、水田の中に入ることもあります。泥浴びをしたあとは体を木にこすりつけて泥を落とすので、近隣の樹木にまで被害がおよび、田んぼのあぜを崩されることもあるようです。(※2)農家にとってはまさに天敵。被害が拡大しないうちに撃退しなければなりません。

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