マイナビ農業TOP > 農業ニュース > JA職員の園芸指導付き!?「農園付き戸建て住宅」(3/3)

JA職員の園芸指導付き!?「農園付き戸建て住宅」(3/3)

JA職員の園芸指導付き!?「農園付き戸建て住宅」

JAぎふでは、都市部の農地の振興方策の一つとして「農園付き戸建て住宅」を企画。居住者はJA職員による園芸指導を受けながら、自宅の農園で作物が栽培できます。これにより、JAと住民の間につながりが生まれて農薬の共同購入など、住民がJAを利用する機会が増えました。今回は、JAぎふ地域開発部の部長・野々村隆史(ののむらたかし)さんに、話をうかがいました。

twitter twitter twitter

住民同士で情報交換 農園を軸に広がるコミュニケーション

農園付き戸建て住宅の入居者は、岐阜県に赴任してきた子育て世代のファミリーが中心だといいます。入居を決めた理由について、野々村さんは「『農業に関して素人の自分たちでも、作物を育てられる』という、興味本位によるもの多かったように感じる」と語ります。

JA職員が栽培の指導に行けない間は、住民同士で研鑽しながら育てているそうです。

「近年は、隣の住民の顔を知らない方も増えています。農園付きの住宅は農園を通じて、近所の人と顔の見える関係が構築されます。お互い良い雰囲気で、栽培を楽しんでいます」。

農園付き戸建て住宅のある地域は、緑の少ない住宅地であるために近隣の住民は緑が生い茂る農園に目が行くそうです。JAぎふは今後、「緑があるから、この住宅地の周辺に住みたい」思ってもらえるよう、バックアップをしていきたいといいます。

農業を身近に感じながら、JAとのつながりも大切にできる「農園付き戸建て住宅」の取り組み。自分の庭で作物を育てることで、栽培方法や作物への関心が高まり、農業に興味を抱く人も増えていきそうです。
 
JAぎふ

画像提供:JAぎふ

1 2 3

あわせて読みたい記事5選

関連キーワード

シェアする

  • twitter
  • facebook
  • LINE

関連記事

タイアップ企画

公式SNS

「個人情報の取り扱いについて」の同意

2023年4月3日に「個人情報の取り扱いについて」が改訂されました。
マイナビ農業をご利用いただくには「個人情報の取り扱いについて」の内容をご確認いただき、同意いただく必要がございます。

■変更内容
個人情報の利用目的の以下の項目を追加
(7)行動履歴を会員情報と紐づけて分析した上で以下に活用。

内容に同意してサービスを利用する